関西初「IELTS推進校」に浪速高等学校 国際コースが認定。海外経験ゼロの生徒達が、海外進学をつかむ
世界の年間受験者数が400万人を超える、グローバルな英語4技能テスト「IELTS（アイエルツ）」を運営するIDP Education（本社：オーストラリア・メルボルン、代表取締役社長：Tennealle O'Shannessy、以下 IDP）は、2025年2月28日（金）、学校法人浪速学院 浪速高等学校（所在地：大阪市住吉区、理事長：木村 智彦、校長：飯田 智文、以下、浪速高等学校）の国際コースにおけるIELTSへの取り組みを高く評価し「IELTS推進校」として認定したことを発表します。
世界12,500以上の機関に認められているグローバルな英語4技能テストのIELTSは、世界の年間受験者数が400万人を超え、日本でも受験者数が増加しています。特に高校生の受験者数の伸びが顕著で、生徒たちはIELTSを活用し、海外進学や国内の総合型選抜入試、さらには国内外の大学を併願するなど、ボーダレスな進路選択をしています。そこでIDPでは2023年より、IELTSを軸にグローバルな教育と進路指導を行う学校を「IELTS推進校」として認定し、高校生のIELTS受験を支援しています。
この度、関西初の「IELTS推進校」に認定された浪速高等学校 国際コースは、2021年に発足されました。立ち上げからわずか4年ながら、日本育ち・海外経験ゼロの生徒たちがIELTS5.5を取得し、海外大に合格する実績を出しています。
国際基準のIELTSで、オールイングリッシュの授業や異文化体験の成果を測る
浪速高等学校は、1年時に学年統一の共通科目を履修した後、2年時からコース選択による専門カリキュラムを提供しています。国際コースでは実質2年で、国内外の大学出願に使えるIELTS5.5（CFER B2レベル）の取得を目指します。在籍する生徒の大半が、コース開始時には海外経験ゼロ、海外の人と話したことのないレベルからのスタートです。
図：文部科学省（平成30年3月）各資格・検定試験とCEFRとの対照表を参照し、IDPが作成。
国際コースでは「英語は使いながら身に着ける」をモットーに、独自のEnglish Only Policyを貫き、授業はもちろん、ホームルームもできる限り英語で行われます。週5コマのネイティブ講師による授業では、教材もすべて洋書を使用。日本人教師はケンブリッジ大学英語検定機構の教授法資格（CELTA）を有することを条件としています。
また、下記の異文化理解の機会を通じ、生徒たちが自己理解や他者との対話を深め、グローバルなマインドセットを醸成することを促しています。
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留学の推進（1週間～1年間）
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留学生の受け入れ（アメリカ、ドイツ、スウェーデン、モンゴル等）
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フィリピンでの語学研修
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オンライン英会話・海外校との交流
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グローバルに活躍するゲストスピーカーの講話 など
日々の学びを国際基準で図る指標として、コース立ち上げ時からIELTSを活用しています。クラス単位で団体受験をし、一丸となってIELTS5.5の取得を目指します。
IELTS×英検、両方の受験を推進。浪速国際コースならではのグローカル戦略
浪速高等学校 国際コースの特徴は、IELTSと英検の両方を定期的に受験することです。英検では準1級の取得を目指します。慣れ親しんだ英検に取り組むことで、確実に英語力の基礎固めながら、合格という成功体験を積めるメリットがあります。
一方、同時並行でより高いアウトプットを求められるIELTSにもチャレンジします。国内の英語試験には出てこないIELTSならではの問題に向き合うことが、生徒にとってグローバルな視座を高める成長のチャンスと捉えています。
IELTS×英検の同時受験を推進することは、浪速高等学校 国際コースならではの「グローカル」な戦略です。あえて2つの試験を同時並行で受験することで、異なる角度から英語力、思考力の底上げをしています。
IELTS5.5取得で、浪速から世界へ。海外経験ゼロでも、2年間で海外大への進学を現実的な選択肢に
密度の濃いプログラムで2年間学んだ生徒たちは、進路選択時にはIELTS5.5、あるいは6.0を取得し、海外大学の出願や国内の総合型選抜入試に臨みます。
【直近の進路実績】
※2021年に設立した国際コースの卒業生は、2期のみ
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海外進学：アメリカ、スペイン、台湾、フィリピン、マレーシアなど
※ カナダやイギリスなどの海外の協定校・指定校も拡大中
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国内進学：国公立大学、同志社大学、関西学院大学、立命館大学、関西大学などの私大
国内入試の総合型選抜の合格者は、IELTSをはじめとした英語でアウトプットする経験の中で磨いたプレゼンテーション力を強みに、高い倍率の試験を突破しました。
適切なカリキュラムと先生方の熱意、そして生徒の努力が相乗効果を生み出せば、たった2年間でIELTS5.5を達成し、グローバルな進路開拓ができることを証明する浪速高等学校 国際コースのモデルは、IELTSを活用した進路指導を模索中の学校にとって、大きな希望となっています。
浪速高等学校 国際コース 田井 香織 先生 コメント
「大阪から世界へ飛び出し、グローバルに活躍する人材育成を」という木村理事長の発案で、長い準備期間を経て2021年に浪速国際コースが発足しました。
学校の応援をいただいて、ケンブリッジ大学英語検定機構の教授法資格（CELTA）を取得する際、世界中の教員と共に学んだことが、私にとって教師人生を大きく変える原体験となりました。このことが、多感な高校生こそ海外とのつながりで人生を開いて欲しいと思うきっかけになりました。
本校は全国でも他に類を見ないほどの美しい校舎、最先端の設備等、ハード面においては最高レベルです。あとは我々教員の努力でソフト面を充実させるべく、日々研鑽中です。試行錯誤の中で信じてきたのは、「学びの機会と努力する姿勢さえあれば、だれもがグローバルに活躍するチャンスを掴める」ということです。本コースの生徒は、帰国子女でもなく、子どもの頃から英語を第二言語として使ってきたわけでもありません。これまでの海外経験はゼロで、日本で一般的な英語教育を受けてきた、純粋に「英語が話せたらかっこいい」と考える生徒たちです。そんな生徒たちがSNSではなく実体験として海外を経験し、グローバルな思考にシフトし、やがて自分の人生を自分で動かしていけるよう、海外研修、海外校との交流、留学生の受け入れなど、さまざまな取り組みを行ってきました。
その一環として実施したIELTS受験では、海外の文献に触れる経験、自分の考えをグローバル基準でアウトプットする経験を積むことができました。すぐに良い結果は出ませんが、生徒たちは学びの点と点をつなぎ、自分のものにしていきます。そして日々の学びがIELTS5.5以上というスコアに昇華され、入学時には想像すらしなかった海外大学進学という選択をつかみます。
生徒たちには、浪速国際コースで体感した自走力を礎に、生涯学び続け、世界の好きな場所で自分らしい人生を歩んでいってほしいと思います。浪速高校の改革はまだ始まったばかりです。
IDP Educationの高校向けIELTS活用支援
IDP Educationは、日本国内の高校向けにグローバル教育におけるIELTSの活用を支援する以下の取り組みを積極的に行っています。
１．IELTS団体受験の実施
２．英語教員向け、IELTS指導セミナーの開催
３．生徒向けIELTSの試験概要や勉強法のセミナー開催
４．IDP公認のIELTSエキスパートによるワークショップの開催
５．高校教員のIELTS本試験の受験料助成制度
全国にIELTS推進校が増えるよう、今後も高校に向けた支援を進めてまいります。
学校法人浪速学院 浪速高等学校について
IDPについて
1969年にオーストラリア政府によって設立されて以来、50年以上にわたり、英語圏への留学を支援してきました。世界30か国・90拠点にオフィスを構えるグローバルなネットワークを構築しているほか、IELTSの共同所有者でもあります。日本では、2016年に最初の公式テストセンターを開設して以来、全国でIELTSの試験機会拡充に努めています。
公式サイト： https://www.ieltsjp.com
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