【東洋建設】"国内最大級" 自航式ケーブル敷設船の建造契約を締結
建造契約書にサインした大林社長(左)とTorgeir Haugan上級副社長
洋上風力発電は着床式を中心に順調に案件形成が進捗しており、更に浮体式の技術開発やEEZ拡大検討なども進めつつ、政府目標である2050年カーボンニュートラル実現に向けて着実に進展しています。
このように我が国の洋上風力発電建設市場の成長が大きく期待されるなか、当社は2022年2月28日に自航式ケーブル敷設船建造について発表し、その後基本設計、詳細設計を進め、去る12月8日の取締役会において建造することを決定いたしました。
自航式ケーブル敷設船の調印式は、12月11日18時から東洋建設本社において開催し、当社から大林東壽代表取締役社長、発注先のVard社からTorgeir Haugan上級副社長が出席し、契約書にサインしました。
当社が建造する自航式ケーブル敷設船は、国内の自然条件および施工条件に適合するために最適な船体設計を行うことで、水深の浅い海域から浮体式洋上風力発電や直流送電事業を対象とする大水深海域までの広い海域において、高い稼働率での施工が可能です。また、本船は自航式ケーブル敷設船として活躍するとともに、高性能クレーンと広いデッキ面積によって、着床式基礎工事、浮体式洋上風力係留工事等の多目的な分野に適合することができます。
※ 詳細はこちらをご覧ください。
https://www.toyo-const.co.jp/wp/wp-content/uploads/2023/12/20231208-2.pdf
12月8日には、日本とノルウェーの両国政府が脱炭素技術で協力する「グリーン戦略パートナーシップ」に署名しており、今回の自航式ケーブル敷設船の建造をノルウェーのVard社に発注したことは、このパートナーシップへの貢献につながるものと考えています。
さらに、当社は2024年4月1日付で洋上風力事業本部を新設することも発表しました。
当社は、洋上風力事業本部のもと、自航式ケーブル敷設船に加え、エンジニアリング力を更に強化し海底ケーブルの敷設事業に参画するとともに、着床式・浮体式双方の様々な分野で我が国の洋上風力発電事業の発展に貢献します。
Vard Group AS*:世界最大級の造船グループであるFincantieriグループの一員であり、ノルウェー、ルーマニア、ブラジル、ベトナムに造船所を有し、多数のケーブル敷設船をはじめとしたオフショア船の設計・建造実績を有しています。
ケーブル敷設船のイメージ
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