株式会社東京アセットソリューション　静岡県熱海市梅園町にて当社初となるホテル開発事業に着手

株式会社東京アセットソリューション

2025年2月14日 13時00分

「人から街、社会、そして未来へ」をビジョンに事業を展開する株式会社東京アセットソリューション（本社：東京都港区、代表取締役：寺敷信昭、以下「当社」）は、この度、静岡県熱海市梅園町にホテル開発用地を取得し、建替え工事に着手しました。

背景と経緯

静岡県熱海市は、1200年以上の歴史のある温泉地です。明治時代からは別荘地として、戦後復興期には団体旅行や新婚旅行の行き先として人気を博し、1960年代半ばには観光客数が500万人を超えました。しかしそれ以降観光客数は増減を繰り返しながら緩やかに減少していきます。バブル経済が崩壊した1991年以降は多くの企業の保養施設が閉鎖され、企業の慰安旅行も激減、旅行市場の形態も団体から個人に変化していく中、追い打ちをかけるように円安の影響で海外志向が強まり、2011年にはピーク時の約半分にまで落ち込みました。そして建物の老朽化や観光客数の伸び悩みなど様々な課題をかかえた中、リーマンショック、東日本大震災、コロナ禍の影響も受け、観光客数は200万人を割り込むなど低迷期が続きました。

ところが近年、行政・民間一体で街をあげて若年層をターゲットにしたコンテンツ開発・情報発信の浸透や、コロナ禍中からの生活様式や価値観の変化に伴い、熱海の観光客は若年層の割合が増加し、宿泊客数は2023年時点でリーマンショック以前の水準の約300万人にまで回復しています。

現在、若年層を中心に改めて人気の観光地となっている熱海では、より今の時代に即したホテルが求められています。この需要を満たすべく当社は2024年末にホテル開発用地を取得しました。本年2025年1月には開発用地内の既存建物の解体に着手し、新築ホテルの開発を本格的にスタートしました。

立地の特徴

熱海の街には樹齢2100年以上と言われる大楠を擁する来宮神社や、季節に関係なく年間10回以上打ち上げられる花火、昭和感溢れるレトロな街並みなどの熱海ならではの魅力に加え、近年では熱海の名を冠するスイーツをはじめとした新しい観光資源が生まれ、新旧が入り混じったこの場所だけの体験価値が生み出されています。

このような背景から、本件の開発計画は「今だからこその熱海の魅力を堪能できる、今の時代の需要を満たす宿泊施設とは？」という問いからスタートしました。

本件は「熱海の海と山に挟まれた独特の地形を最大限に活かす立地と眺望」を有し、「駅前の賑わいから少し距離を置いているからこそ感じられる自然・静寂」に包まれ、「ゲストに合わせた様々な過ごし方を提案できる温泉ライフスタイルホテル」として、開発計画を進めています。訪れる多様な旅行客がこの場所で熱海をより深く体験できる施設を目指します。

開発計画概要

計画名称　（仮称）熱海梅園ホテル

所在地　静岡県熱海市梅園町

敷地面積　3,601㎡

延床面積　5,343㎡

規模　地上6階地下1階

客室数　58室

※上記は予定であり今後変更になる場合があります。

今後の展開

本件のより詳細な施設計画やホテルブランド、提供サービスなどを順次発表してまいります。開業は2027年秋を予定しています。

当社は、社会のニーズに応えることで不動産だけではなくエリアの価値をも最大化することを目指す都市型賃貸マンション「Nifit」、都市型改修オフィス「Relink」などのブランドを展開し、住宅に限らないアセットタイプの開発を進めています。この度の熱海でのホテルプロジェクトは当社ホテル開発案件の第1号となります。

また、本件に続き東京都内でもホテル開発計画を進めております。

当社は新たな観光ニーズに応え、地域のバリューアップにつながる開発を行ってまいります。

「Nifit」に関するリリースはこちら

「Relink」に関するリリースはこちら

東京アセットソリューションについて

私たちは、“自分たちの未来は、自分たちで切り拓いていく”というポジティブな考え方を持ち、不動産に関わる事業を通して、関係者や街、社会全体が良くなっていく未来を目指しています。