【海外移住の日】及び【国際日系デー】を記念し、インタビュー「日本からブラジルへ 18,700km の移動の勇気」を公開
戦争や迫害、気候変動、そして労働や留学など、人々が多様な背景で移動する今日、移住を決断する一人ひとりの人生の旅路は実に様々です。国際移住機関(IOM)は、移住を専門とする唯一の国連機関として、移民それぞれの背景と物語を世界各地から発信することで、正しい情報の不足や断片的な理解によって引き起こされかねない、移民に対する偏見や差別、社会的な分断といった課題に取り組んでいます。
このほど、日本と移住先国との友好関係を促進するための記念日である「海外移住の日」(6月18日)、及び、世界に広がる日系間の連携を促進することで社会への一層の貢献を果たす「国際日系デー」(6月20日)に合わせ、IOMは、日本で暮らす移民にスポットライトを当てたインタビュー記事を公開します。
インタビューに登場する相川ヌビアさんは、静岡県浜松市で生まれ育った日系ブラジル人の大学院生で、日本とブラジルに関する知識や語学力を活かし、自分と同じ国際的なバックグラウンドを持つ子どもの学習支援にも携わるなど、地域社会を明るくする存在です。
日本には、2023年末時点で、約342万人と過去最高を記録する数の在留外国人の方が暮らしており、高齢化による労働力不足の中、移住労働者(外国人労働者)は今後も増加する見込みです。そんな中、製造業が盛んな静岡県浜松市では、人口の3%以上を外国人が占め、多くの方が国際的な「移住」の決断を経て地域経済に貢献しています。
IOMは様々な取り組みを通じ、これからも、世界中の移民の勇気と社会への貢献を讃えると共に、その権利を守り、多様性を包摂する共生社会の実現を推進していきます。
インタビュー記事はこちら
【I AM A MIGRANT - 各地で貢献する移民の物語 - 】
日本からブラジルへ 18,700km の移動の勇気 「日本とブラジルをつなぐ “移民第二世代”の国際浜松人」
https://japan.iom.int/stories/iaam-nubia
IOMについて
国際移住機関(IOM) は、1951年に設立された、紛争や自然災害による避難民への対応などを始めとした、世界的な人の移動(移住)の課題を専門に扱う国連機関です。「正規のルートを通して、人としての権利と尊厳を保障する形で行われる人の移動は、移民と社会の双方に利益をもたらす」 という基本理念に基づき、移民個人への直接支援から関係国への技術支援、移住に関する地域協力の促進や調査研究などを通じて、移住にまつわる課題の解決に努めています。
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