Nonagon Capital、バリデーター事業を本格的に開始
〜国内企業がバリデーター運用を開始するための伴走支援も提供開始〜

暗号資産・ブロックチェーンのスタートアップへ投資を行うベンチャーファンド・Nonagon Capital(本拠地:米国サンフランシスコ・ベイエリア、代表職務執行者:岡本 和士)は、自社でのブロックチェーン・バリデーター運用に加え国内大手企業におけるバリデーター運用開始に向けた支援を開始したことをお知らせいたします。
背景
弊社はこれまで約3年間に渡り、米国・シリコンバレーを拠点に投資活動を行ってきました。その中で、弊社の投資事業とブロックチェーンのノード運営にはシナジー効果が望めると認識するに至りました。とりわけ、L1(レイヤー1)と呼ばれるブロックチェーンの開発元へ投資すると、トークンが発行されると同時にバリデーター運用を開始でき、安定した報酬を中長期的に確保できるようになります。
暗号資産やブロックチェーンを活用した一般的な新規事業としては、ブロックチェーン上で稼働するサービスの開発や、ブロックチェーン自体の開発が考えられます。しかし、これらの実現には多くの高いハードルがあります。手軽に始められる施策としてNFTを発行することも一手段として選択されますが、事業の継続性に課題があります。そのため、ハッカソンの開催や協賛、暗号資産の購入・運用(DAT戦略)といった形での参入も可能であることを、弊社では国内企業に伝えてきました。
弊社では2024年より、国内上場企業向けに提供しているコミュニティ事業「Nonagon Connect」を運営しています。本事業を通じ、暗号資産やブロックチェーンを利活用した事業を立ち上げたり、NFT配布などを行ったりする企業と対話する機会があります。その中でよく耳にするのが「何をするのが最適解なのかわからなくなってきた」との悩みでした。
前述したイベントへの協賛やDAT戦略も、ブロックチェーン領域への参入手法として一定の効果があります。しかし、これらの方法よりも限定的なリスクでよりメリットを享受することができるバリデーター運用に可能性を見出し、東大で博士号を取得したメンバーを中心にバリデーター運用を社内で完結できる体制を整え、バリデーター運用を開始しました。
加えて、ブロックチェーン領域に事業参入を検討する国内企業にとってもバリデーター運用を最適解であると結論づけ、国内大手企業のバリデーターの運用開始までを支援することとなりました。
バリデーター運用を通じて得られるメリット
ブロックチェーンの安定した稼働には、バリデーターと呼ばれる、専用のノード(サーバーなどの総称)を管理する人や法人が欠かせません。既存のサービスやシステムでは、開発元がサーバーの管理に対して責任を担っています。一方でブロックチェーンは、安定した運営や完全性を特定の企業だけに依存しないよう、多くのバリデーターを必要としています。
バリデーター運用は個人も法人も実施することができ、ブロックチェーン開発元からの許認可を基本的には必要とすることなく、開始できる点も大きな特徴です。
バリデーターを運用するメリットは複数ありますが、その中でも特に重要なメリットは主に3つです。
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ブロックチェーン開発元やコミュニティと深い関係を構築できる可能性がある
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継続的なキャッシュフローが期待できる
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ステーキングするトークンの価格変動リスクを抑える工夫をした上での運営も可能
新規事業立ち上げの観点でバリデーター運用を行う場合、ブロックチェーン開発元と関係構築ができることは大きなメリットです。
バリデーターを運用することで、ブロックチェーンの開発元とともにそのブロックチェーンを世界に広めるパートナーになることができます。彼らとのパートナー関係により、定期的なオンライン・ミーティングの実施、ブロックチェーン開発元が開催する各種イベントへの参加、事業開発やコミュニティ運営について直接相談等が可能になるなど、情報収集や事業開発に大きなメリットがあります。
さらに、新規事業を立ち上げる際に必ず問われる「いつ黒字化するのか」という点だけではなく、バリデーター運用であれば他のブロックチェーン関連事業よりも短期間でビジネス化しやすい点も、国内事業者にとってバリデーター運用が始めやすい事業であると弊社が考える理由です。また、一般的なブロックチェーンのノード運営に必要なトークンを自社で購入せずにバリデーター運営を行う方法も存在します。
バリデーターの運用支援について
弊社では、国内上場企業が国内外のブロックチェーンのバリデーター運用を開始するにあたって必要な支援を提供しております。バリデーター運用を開始するにあたり、次のような準備が必要です。国内の事業者に代わって弊社がこれらに対応し、バリデーター運用開始までを伴走支援いたします。
・バリデーター運用を軸とする戦略立案
・バリデーター運用するブロックチェーンの選定
・開発元との条件交渉
・法務や会計に関する業務フローの策定、および社内調整サポート
・バリデーター運用に必要な技術的支援
バリデーター運用に興味がある事業責任者の方へ
ブロックチェーンにとってバリデーターがなぜ必要なのか、バリデーター運用におけるメリットなどをまとめた資料を作成しております。事業としてのバリデーター運用に興味関心がある方は、以下のフォームより必要事項をご入力ください。
https://crd120azvc6.typeform.com/to/WrlMuqvl
Nonagon Capitalについて

Nonagon Capital(代表職務執行者:岡本和士)は、サンフランシスコ・ベイエリアに主な拠点を置く、ブロックチェーンのプロジェクトに投資を行うベンチャーファンドです。世界中の最前線のプレイヤーとのネットワークを持っており、北米とアジア市場、特に日本市場を繋ぐブリッジの機能を付加価値として、世界中のインフラストラクチャー、DeFi、DAO、エンターテイメント関連のプロジェクトのシード・ステージを中心に投資を行っています。「世界的にWeb3を普及させるプロジェクトを生み出す」ことをミッションに、今後も投資活動と事業活動を行って参ります。
公式サイト:https://www.nonagon.xyz/
Nonagon Capital ご紹介資料:https://drive.google.com/drive/folders/1bGibM0iJEoaMjeNLc_RwNWd9xSJgdjy_?usp=sharing
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