ecoinvent搭載版 クラウドサービスMiLCAのリリース開始のお知らせ
株式会社LCAエキスパートセンター(所在地:東京都千代田区 、代表取締役社長:神崎昌之、以下「LEC(れっく)」)は、産業界のLCA活動のエッセンスを集約して生まれたMiLCAをクラウドサービス化しリリース、販売しています。AIST-IDEAおよび産業連関データを搭載していました。この度、世界最大級のLCAデータベース 「ecoinvent」搭載版が加わり販売を開始しました。

ecoinventは、スイスに拠点を置く非営利団体ecoinvent Associationが開発・提供しているライフサイクルインベントリデータベースです。2003年の初回リリースから更新を続けており、現在20,000製品以上のデータを搭載しています。欧州や北米を中心に、LCA(※1)、Scope3、CFP算定における環境負荷原単位データベースとして広く利用されています。また、日本国内においてもサプライチェーンの国際化やグローバル市場への対応要求の高まりを受け、海外市場向け製品の輸出・販売を行っている企業にとって、ecoinventを使用したLCA算定は今後さらに重要な要素となっていきます。
しかし、ecoinventは欧州から提供されているため、日本国内より提供されるデータベースに比べその購入や使用にはハードルがあります。また利用できるソフトウェアも限られ、その習熟にも時間がかかります。MiLCAはこうした課題を解決します。
MiLCAは2024年10月にクラウドサービスとしてリニューアルされ、従来のスタンドアロン版に比べて、拡張性やユーザー利便性が大幅に向上されています。新たに導入された直感的で使いやすいGUI(※2)によりecoinventをより簡便に活用でき、算定を効率的に進めることが可能です。例えば、下図のようなCFP算定結果のグラフィカルな分析をワンクリックで実施することが出来ます。

図:リチウムイオンバッテリー(NMC111)の製造までのCFPの寄与度分析結果
さらに、ecoinvent搭載版MiLCAを購入すると欧州とライセンス契約や直接のやり取りが不要、データベース導入にかかる手続きも簡便化できます。
搭載データベースは、汎用的な「ecoinvent version 3.11(cut-off)モデル」 および欧州向け建築資材のEPD取得等のために必須な「EN15804+A2(2019)モデル 」の2種類です。
MiLCAでは今後も国内・海外で使用頻度の高いデータベースの搭載を順次進め、グローバルに支持されるクラウドサービスを目指して参ります。
■ 価格について
標準価格は下記の通りです。
ecoinvent version 3.11(cut-off)モデル 920,000円(消費税別)
ecoinvent version 3.11 EN15804+A2((2019))モデル 970,000円(消費税別)
価格詳細はウェブサイトをご確認ください。
https://www.milca-milca.net/milca
■購入方法
「お見積もり依頼」からお申込ください。
https://www.milca-milca.net/contact
※LEC販売代理店からの購入を検討されている方は各販売代理店へご相談ください。
(※1)LCA:ライフサイクルアセスメント
(※2)GUI:グラフィカルユーザインターフェース
■ 本件に関するお問い合わせ
株式会社LCAエキスパートセンター(LEC)
MiLCA / IDEAチーム
Email:milca@lca-expert.co.jp
【免責事項】
本リリースに記載されている内容は、発表日現在のものです。今後予告なしに変更されることがあります。
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