第三回公開カンファレンス開催

鼻・まぶた・クマ治療を中心に、26名の医師が最新の美容外科技術を共有

eクリニック

2025年12月24日 18時00分

e-clinic（東京都新宿区）は2025年12月2日、第三回公開カンファレンスを開催しました。

今回は、中顔面〜眼周囲の美容外科を総合的に扱う構成となり、全国から26名の医師が参加。当日は複数の専門テーマが連続して展開され、鼻と目元の手術がどのように関連し、どの領域で治療選択が分かれるのかを体系的に学べる回となりました。

◆開催概要

日時： 2025年12月2日（火）
場所： e-clinic新宿院
東京都新宿区新宿5丁目17番13号オリエンタルウェーブビル6階

<当日の主なテーマ・担当医>

・eクリニック統括院長「円戸医師」~鼻骨骨切り・肋軟骨による貴族手術・肋軟骨採取~

・Tokyo Tensei Clinic「田口医師」 ~二重埋没（裏留め）・目頭切開~

・eクリニック東日本Drマネージャー「張田医師」~表ハムラ法~

・eクリニック西日本Drマネージャー「脇谷医師」~裏ハムラ法~

鼻領域では、鼻骨骨切りの適応判断、骨切りラインの取り方、術後変形の予防など、鼻の形態改善の基礎となる項目が解説されました。続いて、肋軟骨を用いた貴族手術（鼻翼基部の陥凹改善）では、肋軟骨を使用した鼻翼基部の施術が紹介され、顔全体の立体感を整えるためのアプローチが示されました。

また、これらを支える基盤として肋軟骨採取の手順や安全対策も共有され、鼻・中顔面治療の理解を深める流れとなりました。眼周囲では、まず二重埋没法（裏留め）のポイントとして、腫れにくく持続しやすいデザイン作りや糸の深さ・テンション調整といった要点が整理されました。

また、併せて目頭切開（Z法）も講義が開催され、蒙古襞の強さやパーツバランスに応じた切開デザイン、後戻りを防ぐための剥離の重要性等が語られました。さらに下眼瞼領域では、前回に引き続き裏ハムラ法（経結膜的眼窩脂肪移動術）が取り上げられ、クマの原因分類や、ORL剥離によるティアトラフ改善の理論、脂肪の移動・固定法などの講義が行われ。眼窩脂肪を活かした自然な改善が可能で、ダウンタイムも比較的短い点など、多くの参加者が関心を寄せました。

また、今回は新たに表ハムラ法の講義が張田医師から行われ、悩みや適応状態に合わせた術式を選択することの重要性について語られました。

今回のカンファレンスでは、前回の講義からさらにアップデートされ、鼻・中顔面・目元を連続したテーマとして扱うことで、立体的な顔全体の理解と、各術式の境界領域にある治療選択の考え方を学んでいただける公開オペとなりました。

参加医師の感想

公開手術を見学した医師からは、次のようなコメントが寄せられました。

「Leap beauty clinic 統括院長　土門医師」

若手から開業医、第一線で活躍する先生まで幅広い層が参加していました。手術をこなしながら質疑にも即応する先生方の姿には大きな刺激を受けました。
自分より美容経験の浅い先生が堂々とデモを行う姿にも頼もしさを感じました。

＜Leap beauty clinic＞

https://leap-beauty.com/

「池袋美容クリニック　院長　高倉医師」

このたびは公開オペの見学の機会をいただき、誠にありがとうございました。以前から実際の流れを詳細に拝見したいと考えていた表ハムラ法を間近で学ぶことができ、大変充実した時間となりました。術中の丁寧なアプローチを明確に説明していただき、技術理解がさらに深まりました。開業したばかりの身として今回の見学は自院の今後の方向性を考える上でも非常に有意義な機会となりました。またこのような機会がございましたら、ぜひ参加させていただきたいです。

＜池袋美容クリニック＞

https://www.ibc-beauty.com/

◆今後の展望

第一回から第三回までの積み重ねの中で私たちが育んできたのは、単なる技術共有ではなく、「安全で誠実な美容医療を次世代へつなぐ」という揺るぎない想いです。
その想いを胸に、今後は開催規模の拡大や専門領域の体系化を一層進め、より多くの医師が確かな技術と判断力を身につけられる環境を整えていきます。
ライブサージェリーの質を高め、安全教育を深化させることで、“学ぶ場”を超えた“成長を生み出す場”へと進化させ、日本の美容外科医が互いを高め合い、美容医療の未来そのものを共に創り出す継続的なプラットフォームとして発展させていきます。