利確は「感覚」が6割。暗号資産投資家733人の出口調査
専門情報を求める暗号資産ユーザー8割。高いサポート需要

株式会社Clabo(本社:東京都港区、代表取締役:上野 育真)は、暗号資産投資経験者733名を対象に「利益確定(利確)のタイミングと投資スタイル」に関する実態調査を実施しました。
調査の結果、利確の判断基準として「特に決めず感覚で判断する」投資家が約6割に達し、定量的な出口戦略を持たないまま運用している実態が判明しました。
また、全体の76.5%が利確タイミングに後悔した経験を持っており、明確なルールを設定している層であっても87.5%が後悔を感じているという、投資判断の難しさを象徴するデータが浮き彫りになっています。
本レポートでは、投資スタイルごとのルールの有無や、SNSを中心とした情報収集の実態、さらには後悔を抱える層が求めている専門情報のニーズを詳しく分析し、投資家がより納得感のある意思決定を行うための課題を提示しています。
■ 調査概要
調査実施日:2026年2月24日
調査方法:インターネット調査
調査対象:国内在住の男女(暗号資産投資経験者)
有効回答数:733名
実施機関:株式会社Clabo
■ 調査内容
投資スタイルは「長期保有」が最多|約半数が長期派
投資スタイルの全体分布
現在の投資スタイルについて尋ねたところ、「長期保有が中心」が349人(47.6%)で最多でした。「短期売買が中心」は225人(30.7%)、「両方を使い分けている」は124人(16.9%)、「現在は様子見が多い」は35人(4.8%)となっています。
経験年数との関係
経験年数別に見ると、1年未満の層では長期保有が多い一方、1〜3年未満の層では短期売買の割合が上昇する傾向が見られます。5年以上の層では、再び長期保有が主流となり、「両方を使い分けている」の割合も高まります。
投資を始めた直後は長期保有からスタートし、慣れてくると短期売買に挑戦する人が増え、さらに経験を積むと長期保有に回帰するという投資行動の変遷がうかがえます。
利確タイミング1位は「感覚で判断」|明確な基準を持たない投資家が最多
利確タイミングの全体分布
利確(売却)を判断する主なタイミングとして最も多かったのは、「特に決めておらず感覚で判断」の182人(24.8%)でした。「ニュースや相場の流れを見て判断」が141人(19.2%)、「価格が下がり始めたと感じたとき」が117人(16.0%)と続きます。
「感覚で判断」「ニュースや相場の流れを見て判断」「価格が下がり始めたと感じたとき」の上位3項目は、いずれも事前に定量的な基準を設定していない判断方法です。これら3項目を合計すると60.0%に達し、暗号資産投資家の6割が明確な数値基準なしに利確を判断している実態が浮かび上がります。
投資スタイル別の利確タイミング
投資スタイル別にクロス集計すると、利確判断のアプローチに違いが見られます。
短期売買が中心の投資家は「ニュースや相場の流れを見て判断」の割合が高く、市場の動きに機動的に対応する姿勢がうかがえます。一方、長期保有が中心の投資家は「目標金額に到達したとき」が14.0%と、短期売買(10.7%)よりも高い割合です。
長期保有派は出口戦略としてあらかじめ目標を設定する傾向がある一方、短期売買派は相場環境に応じた柔軟な判断を重視しているといえます。
「利確したことがない」も14.9%存在
注目すべきは、「利確したことがない」と回答した人が109人(14.9%)存在する点です。この層は、購入後に一度も売却せず保有し続けている、いわゆる「ガチホ(長期保有)」層と推測されます。
暗号資産投資において、利確しないまま含み益が消失するケースも少なくありません。保有を続けること自体が戦略であるとしても、出口の基準を持たないまま保有し続けることにはリスクが伴います。
利確ルールは約7割が「なんとなく」または「決めていない」|明確なルールは18.6%のみ
利確ルールの有無
利確ルールを事前に決めているかを尋ねたところ、「なんとなく決めている」が373人(50.9%)で最多でした。「決めていない」が193人(26.3%)、「明確に決めている」は136人(18.6%)にとどまっています。
「なんとなく決めている」と「決めていない」を合わせると77.2%に達します。暗号資産投資家の約8割が、具体的な利確ルールを持たないまま投資を行っている状況です。
投資スタイル別の利確ルール
投資スタイル別に見ると、長期保有派は「明確に決めている」が28.7%と比較的高い一方、短期売買派では10.2%にとどまります。短期売買派は「なんとなく決めている」が67.6%と突出して高く、感覚的・経験的な判断に依存している傾向が確認されました。
短期売買は素早い判断が求められるため、厳密なルール設定が難しいという側面もあります。しかし、感覚的な判断の積み重ねが後悔につながるケースも多く、後述する「後悔経験」の調査結果と合わせて注意が必要です。
経験年数との関係
経験年数5年以上の層では「明確に決めている」が28.9%と最も高く、投資経験が長い人ほどルールの重要性を認識していることが分かります。一方、1年未満の層でも23.3%が「明確に決めている」と回答しており、投資初期の段階でルールを設定する意識の高い層が一定数存在します。
利確の後悔は76.5%が経験|「ルールあり」でも後悔率87.5%
後悔経験の全体傾向
利確判断に後悔した経験について、「たまにある」が400人(54.6%)、「よくある」が161人(21.9%)でした。合計すると76.5%の投資家が利確判断に後悔した経験を持っています。
暗号資産投資家の4人に3人以上が利確のタイミングに後悔を感じた経験があるという結果は、利確判断の難しさを端的に示しています。
利確ルールと後悔の関係|ルールがあっても後悔は避けられない
利確ルールの有無と後悔経験のクロス集計からは、注目すべき傾向が浮かび上がります。
「明確に決めている」層の後悔率が87.5%と最も高い結果となりました。一見すると逆説的ですが、利確ルールを設定している投資家は「ルール通りに売った後、さらに価格が上昇した」「ルールに従わず売り遅れた」など、ルールと実際の結果を比較して後悔を認識しやすい構造にあると考えられます。
一方、「決めていない」層は59.1%と相対的に低い後悔率ですが、これはルールがないために「比較対象がない」ことで後悔を自覚しにくい可能性があります。後悔率の低さが、必ずしも良い投資判断を意味するとは限りません。
年代別の後悔率
年代別に見ると、20代は82.6%、70歳以上は90.9%と高い後悔率を示しています。30代・50代は71〜72%台とやや低いものの、全年代で7割を超えており、年代を問わず利確の判断に苦戦している実態が分かります。
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利確判断の情報源はSNSがトップ|専門家・分析記事は3位
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最大の不安は「価格変動の大きさ」|「利確・損切りの判断」も36.6%
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専門情報への利用意向は82.5%|後悔経験が多い層ほどニーズが高い
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まとめ:調査から見えた暗号資産投資家の利確事情
上記内容を含め、アンケートの詳細なレポートは記事本文をご確認ください。
■ 暗号資産投資に関する免責事項
本レポートは情報提供を目的としており、いかなる投資勧誘や助言を構成するものではありません。暗号資産投資には高いリスクが存在し、投資判断は自己責任で行ってください。本レポートの内容の正確性、完全性、有用性について、いかなる保証も提供いたしません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の判断で行い、必要に応じて専門家の助言を求めてください。
また、株式会社Claboではウォレットの復旧を始めとする、セキュリティ対策、保全手順、暗号資産に対する相談を承っております。
暗号資産に関わるお悩みがお有りの方はぜひ当社の初回無料相談窓口をご活用ください。
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調査主体:株式会社Clabo
公式レポート:https://www.clabo-inc.co.jp/media/articles/crypto-profit-taking-timing-investment-style-survey
プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000178703.html
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■ 会社概要
株式会社Clabo
所在地:〒106-0032 東京都港区六本木一丁目4番5号 アークヒルズサウスタワー16階
代表取締役:上野 育真
設立:2025年7月
X(旧Twitter):https://x.com/clabo_inc
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