ヒポクラに新機能:医療者のための「関連論文検索AI」が実用化

人工知能(AI)の研究開発に注力するエクスメディオが、適用例として開発した「医療論文検索AI」をヒポクラ内にリリース。先月リリースした医療論文翻訳機能との融合で医療の更なる効率化に貢献していく。

株式会社エクスメディオ

臨床課題解決のための医療者向けサービス「ヒポクラ(旧ヒフミル) ※」を提供する株式会社エクスメディオ(高知県高知市:代表 物部真一郎、以下エクスメディオ)が、医療者の質問内容をもとに膨大な医療論文から適切な論文を提示する「関連論文検索AI」をヒポクラの新機能としてリリースしました。先月リリースした論文翻訳機能と組み合わせることで、医療者が論文検索にかけていた時間を更に削減し、診療に従事できる時間を増やすことに貢献します。
エクスメディオでは、「テクノロジーの力により健康寿命を向上させること」をミッションに掲げ、臨床課題を解決する人工知能(AI)(以下、「AI」)の研究開発に注力しています。

今年5月には、AIの適用例として医療者の持つ課題に合わせて2000万本以上ある膨大な医療論文から適切な論文を検索する「関連論文検索AI」を開発したことを発表していましたが、その「関連論文検索AI」がついにヒポクラに新機能として搭載され、ユーザ医師への提供が開始されました。先月リリースした論文翻訳機能「和風PubMed α」との融合により、医療の更なる効率化に繋げて参ります。

医師は教授や先輩医師とのディスカッションから日々多くのことを学んでいますが、同時に自らエビデンスを探す必要に直面することもあります。例えば、自らの持つ疑問をすでに先人が解決している可能性がある場合、その解決法は論文であり、「PubMed」(医学・生物学分野の無料学術検索エンジン)に掲載されているでしょう。

エクスメディオは、そのような場面で医師が求める文献を探す時間を可能な限り削減することで、臨床に集中する時間を増やしていきたいとの思いから、「関連論文検索AI」を開発しました。

従来の論文検索エンジンでは、特徴となるいくつかの検索ワードを挙げることで論文を検索していましたが、エクスメディオの「関連論文検索AI」では、与えられた一定量の文章から、特徴となる検索ワードの自動抽出や類似文のマッチングを行い、医師の疑問に対して関連性の高い論文を提示し、疑問の解決に繋げます。

 リリースに先駆けたチーム内の医師によるテストでも、入力された症状から、希少で日本語の報告も少なく見逃されやすいポンペ病の論文を提示したことで、専門医への紹介に繋がり、迅速に治療方針を立てることができたという実例があります。

 この「関連論文検索AI」は、先月リリースされた論文翻訳機能とも融合しており、日本人の医師が世界中の論文を日本語で検索し、かつ最適な論文を日本語で提示することが可能となり、医療の効率化に更に貢献できるサービスとなりました。

 また、検索データやマッチ度を再学習させることで検索エンジンはより成長し、同時に個々の医師の医療における興味も把握していくことができる仕組みとなっています。

※2016年12月、医療全般の治療精度向上を目指すサービスとして「ヒフミル」より「ヒポクラ」へ名称変更
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【関連リリース】
・2017.5.22 エクスメディオが医療者のための「関連論文検索AI」を開発
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000015530.html
・2017.7.27 ヒポクラの新サービス「和風PubMedα」をリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000015530.html
 

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会社概要

株式会社エクスメディオ

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URL
https://exmed.io/
業種
医療・福祉
本社所在地
東京都渋谷区恵比寿1丁目19-19 恵比寿ビジネスタワー10階
電話番号
050-3567-5577
代表者名
澤田 敬嗣
上場
未上場
資本金
1億9932万円
設立
2014年12月