伝統芸能フェスティバル「神楽坂まち舞台・大江戸めぐり2023」プログラム詳細決定
三味線、箏、尺八などの伝統楽器の演奏、各種浄瑠璃や、講談、浪曲などの語り芸、手妻、江戸太神楽といった演芸、そして能。さらに伝統楽器と西洋楽器で奏でる現代曲や、コンテンポラリーダンスとのコラボレーションなど、第一線で活躍するアーティストたちが、様々なアプローチで伝統芸能の世界へいざないます。
4年ぶりに路上で実施する「新内流し」や「街角ライブ」、芸者衆によるお座敷遊び、エリア内にある能楽堂を舞台にした企画など、神楽坂ならではのプログラムのほか、まちの歴史文化スポットをめぐるスタンプラリーや子ども向けのプログラムなど、世代を超えて楽しむことができます。
昨年に引き続き、日本の伝統文化に造詣の深いロバート キャンベル氏がアンバサダーに就任。今回は矢来能楽堂から、神楽坂にも馴染みの深い箏曲、講談、長唄の魅力を、能楽師の観世喜正氏や演者とのトークとともにお伝えします。5月20日(土)より公式YouTubeチャンネルで配信します。
現地で鑑賞するリアルライブと、オンラインで知識を深める映像の、両方で楽しめる「神楽坂まち舞台・大江戸めぐり2023」。伝統芸能と神楽坂のまちの魅力を発信する本事業に、ぜひご注目ください。
実施プログラム
4月21日(土)
〇神楽坂楽座〜講釈場
〇ことほぎライブ
〇芸能道しるべ
〇お座敷ライブ
〇神楽坂路上界隈 新内流し
〇神楽坂路上界隈 城端曳山祭〈庵唄〉
〇毘沙門天・夜会
〇弾いてみよう! 日本の楽器
〇子ども広場
4月22日(日)
〇神楽坂楽座〜講釈場
〇神楽坂芸能めぐり 街角ライブ
〇神遊びライブ
〇神楽坂路上界隈 新内流し
〇神楽坂路上界隈 城端曳山祭〈庵唄〉
〇赤城神社 夕暮れライブ
〇子ども広場
〇神楽坂タイムスリップ スタンプラリー/歴史ガイド
※観覧は無料、一部プログラムで要事前申し込み。
※タイムテーブルなどの詳細は公式ウェブサイトをご確認ください。
※諸事情により内容を変更する場合がございます。
プログラム概要
神楽坂楽座~講釈場
会場 毘沙門天善國寺 境内特設ステージ
その昔、人々が集う神社仏閣の境内などに設けられた講釈場は、情報や娯楽の発信源でもありました。その講釈場を毘沙門天善國寺の境内に再現します。講談のほか、琵琶語り、浄瑠璃(義太夫節)、浪曲など伝統語り芸を披露。
初めて触れる皆様にも、わかりやすい言葉、演目でお楽しみいただけます。
ことほぎライブ
会場 赤城神社 神楽殿
“江戸の三社”と称された赤城神社。神楽舞を奉納する神楽殿で、歌舞伎と共に伝承されてきた三味線音楽「長唄」と「清元節」、そして音楽を賑々しく彩る「囃子」を披露。境内に集う人々と共に、幸せと世の中の安寧を願いつつ日本の音楽を奏でます。
5月20日(土)
13:00〜 芳村伊十冶郎連中(長唄)×若獅子会(邦楽囃子)
15:00〜 清元成美太夫連中(清元節)×若獅子会(邦楽囃子)
鳥羽屋里夕(司会)
芸能道しるべ
会場 矢来能楽堂
その昔、琵琶法師たちによって伝えられた『平家物語』。伝承が危ぶまれる平家琵琶を今につなぐ若い演奏家たちが、演奏と分かりやすいトークで、琵琶法師が後に江戸時代のプロ演奏家になるまでの系譜をお伝えします。そして『平家物語』を出典とする能『経正』を観世九皐会が披露します。
5月20日(土)
14:00〜 琵琶法師から江戸時代の音楽家へ
平家語り研究会(平家琵琶×三味線×箏×胡弓)
16:00〜 能が伝える『平家物語』
観世九皐会(能)
シリル コピーニ(司会)
※各開演90分前より会場にて座席整理券を配付します。
お座敷ライブ
会場 志満金
老舗割烹の大広間で、神楽坂ならではの、芸者衆による唄や三味線、踊り、そしてお客様も一緒に楽しむ「お座敷ゲーム」を紹介します。また庶民の芸能として親しまれてきた落語や、即興でお客様からのお題をもとに紙を切る「紙切り」もお楽しみいただけます。
5月20日(土)14:00〜
神楽坂芸者衆/柳亭小燕枝(落語)/林家花(紙切り)
事前申し込み制[4月28日(金)10:00より受付]
申込フォーム:https://torioki.confetti-web.com/form/2007
神楽坂路上界隈 新内流し
寺内公園からスタート
石畳の路地に迷い込むと聞こえてくる三味線の音色。偶然のように出逢う「流しの芸能」。地元神楽坂在住で新内節の人間国宝・鶴賀若狭掾一門による、粋な姿の「新内流し」が神楽坂の路地や横丁を流します。はかなくも物悲しい調子に、静かに耳を傾けてみてください。
5月20日(土)16:00~/19:00~
5月21日(日)13:00~/15:00~
鶴賀若狭掾一門(新内節)
神楽坂路上界隈 城端曳山祭〈庵唄〉
毘沙門天善國寺からスタート
富山県南砺市の城端に伝わった江戸端唄は、その地の城端曳山祭で「庵唄」として300年もの長い間唄い継がれ、独特の文化として生き残りました。その「庵唄」が江戸へ里帰り。城端の若連中が曳山祭の雰囲気そのままに、神楽坂の裏路地を三味線と笛、唄声と共に練り歩きます。
5月20日(土)17:30~
5月21日(日)12:00~/14:00~
宝槌会(城端庵唄)
毘沙門天・夜会
会場 毘沙門天善國寺 境内
夜灯に浮かぶ毘沙門天善國寺の本堂を舞台に、“日本の奇術”手妻の妙技、江戸の端唄と富山・城端に伝わり唄い継がれる庵唄の再会、そして邦楽囃子とコンテンポラリーダンスの異文化コラボレーション。多くの味わい深い文化を生み出した「神楽坂の夜」をお楽しみいただけるプログラムです。
5月20日(土)19:00~
藤山大樹(手妻)
本條満留ひで+本條秀英二(江戸端唄)×宝槌会(城端庵唄)
若獅子会(邦楽囃子)×マドモアゼル・シネマ(コンテンポラリーダンス)
シリル コピーニ(司会)
※開演90分前より会場にて座席整理券を配付します。
弾いてみよう!日本の楽器
会場 赤城神社 ギャラリー(当日受付)
日本の伝統楽器を代表する箏と三味線、そして胡弓の「構え方」と「音の
出し方」を優しく分かりやすく指南します。子どもから大人まで、奮ってご
参加ください。
5月20日(土)13:00~
子ども広場
コマやけん玉などの伝承遊びや積み木を空の下でのびのびと、家族で楽し
むことができます。21日(日)は昔ながらの紙芝居や、江戸糸あやつり人形
など大道芸を実演いたします。
5月20日(土)13:00~ 毘沙門天善國寺 境内
5月21日(日)13:00~ 白銀公園
13:30~ 渋谷画劇団(紙芝居)
15:00~ 上條充(江戸糸あやつり人形)
神楽坂芸能めぐり 街角ライブ
会場 神楽坂通り
神楽坂のメインストリートに2か所のライブスポットが出現。江戸の昔を偲ばせる神楽坂通りで出逢える多彩なパフォーマンス。息をのむ技巧あり、聴きほれる名演奏あり、伝統芸能の楽しさを伝える様々なジャンルが登場し、幅広い世代の方々にお楽しみいただけるコーナーです。
5月21日(日)
志満金前
13:30~ お囃子プロジェクト(邦楽囃子×サクソフォン×アコーディオン×スーザフォン)
15:00~ Naoyuki MANABE GAGAKU Ensemble(雅楽)
16:30~ セ三味ストリート(津軽三味線パフォーマンス)
神楽坂上交差点前
13:30~ 上條充(江戸糸あやつり人形)
15:00~ 般若帝國(尺八)
16:30~ 輝&輝(津軽三味線)×金刺敬大(和太鼓)
赤城神社 夕暮れライブ
会場 赤城神社 神楽殿
夕暮れ空を背景にして繰り広げられる伝統音楽の粋。江戸太神楽ではじまり、雅楽で用いられる管楽器・笙が超絶技巧で奏でる現代曲、そして常磐津節と邦楽囃子の一線で活躍する奏者たちが、歌舞伎や日本舞踊で演奏される名曲を熱く演奏します。2日間の祭を締めくくるプログラムです。
5月21日(日)17:30~
丸一仙翁社中(江戸太神楽)/真鍋尚之(笙)/
常磐津和英太夫連中(常磐津節)×藤舎千穂連中(邦楽囃子)
シリル コピーニ(司会)
神楽坂タイムスリップ スタンプラリー/歴史ガイド
スタンプラリーマップをもらったら神楽坂の路地散策のスタートです。
歴史文化にまつわるスポット6か所をめぐってスタンプを集めた方に、毘沙
門天善國寺で記念品をプレゼント。
歴史スポットでは神楽坂をよく知る「歴史ガイド」によるワンポイント
案内があります。
5月21日(日)12:00~16:00
スタンプラリー(記念品交換は16:30まで ※数量限定)
スタンプスポット 毘沙門天善國寺、光照寺、圓福寺、白銀公園、寺内公園、軽子坂上
歴史ガイド 毘沙門天善國寺、光照寺、圓福寺、白銀公園、寺内公園、軽子坂上、芸者新道
映像プログラム
昨年に引き続き、伝統文化への造詣が深く、テレビ出演でもお馴染みの国文学者・ロバート キャンベル氏がアンバサダーとして「神楽坂まち舞台・大江戸めぐり」と伝統芸能の魅力を紹介。神楽坂の矢来能楽堂で、能楽師の観世喜正氏と箏曲、講談、長唄を鑑賞。その演者を含めた座談会で神楽坂や伝統芸能について語り合います。その模様は、神楽坂まち舞台・大江戸めぐり公式YouTubeチャンネルにて映像配信いたします。
アンバサダー ロバート キャンベル(日本文学研究者/早稲田大学特命教授)
出演 観世喜正(観世流シテ方能楽師)
第一話「箏曲編」 岡村慎太郎+岡村愛(生田流箏曲演奏家)
第二話「講談編」 神⽥織⾳(講談)
第三話「長唄編」 ⿃⽻屋⾥⼣ ほか(長唄)
神楽坂の魅力
多くの地域が再開発によって変貌した東京において、神楽坂は江戸時代の地割りがほぼそのままに、石畳の路地などが残されてきました。神楽坂花柳界の発展とともに、芸事を重んじる歌舞音曲の師匠たちは神楽坂周辺に稽古場をもち、伝統芸能を継承してきました。また戦前にはいくつもの演芸場があり、話芸なども盛んに行われていました。戦後、神楽坂周辺には「パリの佇まいを彷彿させる」としてフランス人をはじめとした外国人が多く住み、従来の日本文化と調和・融合し独特の風情を生み出しています。昨今ではNPO法人粋なまちづくり倶楽部をはじめ、若い世代のボランティア(集団)や商店会、企業、各店舗などが互いに協力しながら、伝統芸能をはじめとした大小様々な文化イベントを数多く実施しています。多くの文化資産に溢れた神楽坂は、現在では国内外からも大きく注目を集める“まち”となっています。
開催概要
タイトル:「神楽坂まち舞台・大江戸めぐり2023」
開催日時:2023(令和5)年5月20日(土)、5月21日(日) ※雨天決行・荒天中止
実施会場:神楽坂エリア(毘沙門天善國寺、赤城神社、矢来能楽堂、志満金、白銀公園
神楽坂通りエリア内路上、歴史的名所旧跡 ほか)
参加費:無料(一部事前申し込み)
主催:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京/NPO法人粋なまちづくり倶楽部
助成・協力:東京都
共催:新宿区
後援:一般社団法人新宿観光振興協会
協力:東京神楽坂組合/毘沙門天善國寺/赤城神社/観世九皐会・矢来能楽堂/漱石山房記念館/株式会社粋まち/神楽坂通り商店会/志満金/セッションハウス/THEGLEE/SEION TOKYO/江戸東京ガイドの会/光照寺/圓福寺/あずさ監査法人/第一勧業信用組合 神楽坂支店/熊谷組/EPSホールディングス/東京理科大学/ロングランプランニング/オフィスヤマグチ/サザンカンパニー/マインド
制作:有限会社古典空間
運営:認定NPO法人アークシップ
お問合せ:神楽坂まち舞台・大江戸めぐり事務局(古典空間内)
TEL:03-5478-8265(平日10時~18時)
FAX:03-5478-8267
メール:contact@kaguramachi.jp
公式ウェブサイトhttps://kaguramachi.jp/
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