直木賞作家・朱川湊人が主夫と家族と希望を描く
小説『主夫のトモロー』が2016年5月26日(木)にNHK出版より刊行されます(税込1,728円)。
結婚を控えているのに、突然、会社が倒産。
そんなトモローに、インテリアデザイナーとしてバリバリ働くパートナーの美智子は「いいじゃん、結婚すれば」「昔からよく言うじゃない? 一人じゃ食べられなくても、二人なら食べられるって」と、どこまで本気かわからない口調で言うと、ふふふ……と笑う。
というわけで、新人賞を目標に小説を書きながら家事と育児をすることになったトモローは、公園デビューを辛うじて乗り越えるものの、出会う人たちのさまざま生活に巻き込まれていきます。
子ども時代のトラウマが娘の育児に影を落とす母親。
家族思いながらも不良少年時代の繋がりを断ち切れない若い父親。
働きに出ることへの理解を夫に得られない母親。
みな、悩みを抱え、凹み、立ち上がり、乗り越えてゆく
彼らとの交流や育児を通じて、愛する妻と娘との将来や「家族のかたち」を考え成長していくトモローにもやがて、音信不通だった母親との因縁が降りかかり、トモロー自らの「親子観」を揺さぶることに……。
朱川湊人さん本人が体験した主夫の苦労や感動をもとに描く、ハートフルネスあふれる半自伝的な家族小説です。
主夫のトモロー
朱川湊人・著
発売 2016年5月26日
定価 1,728円(税込)仕様 四六判並製 352ページ
ISBN 978-4-14-005676-9
装丁 芥 陽子
装画 ウチダヒロコ
※本書はNHK出版WEBマガジンに2012年9月~2015年6月まで連載されていたものです。
■NHK出版Webページ
https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000056762016.html
https://www.nhk-book.co.jp/rensai/syukawa/
朱川湊人(しゅかわ・みなと)
1963年生まれ、大阪府出身。慶應義塾大学文学部卒業。出版社勤務を経て、2002年「フクロウ男」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。03年「白い部屋で月の歌を」で日本ホラー小説大賞短篇賞を受賞。初の著書『都市伝説セピア』が直木賞候補、05年『花まんま』で直木賞受賞。
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