3Dプリンターをインターネットに繋げて運用効率を大幅に向上させた実績を持つ『3DプリンターIoTキット』発売開始!
女性向けのフルオーダーシューズ「シューズカフェ」の木型製作で延べ4,000時間の稼働実績あり
モノづくりの新たなスタンダードになることが期待される3Dプリンターですが、USBケーブルでパソコンに接続したり、SDカードなどの記憶媒体を使ってデータをやりとりするなど、インターネットに直接つなげることができないスタンドアロンの製品が多く、専門的なスキルを持った人にしか操作できない製品となっていました。
今回発売する『3Dプリンタ IoTキット』は、そのようなスタンドアロンの3Dプリンターをネットワークデバイスに進化させて誰でも利用できるようにするハードウェアです。ケーブルをつなぐだけで簡単にネットワークに接続することができ、外出先や別フロアなどの遠隔地から3Dプリンターの稼働状況を映像やログでリアルタイムに把握できるようになります。造形が上手くいかず頻繁にキャンセルされているといった運用課題を管理者が早期発見して改善したり、複数台の3Dプリンターをブラウザーで一元的に管理することによって日常の操作に関わるコストを軽減することができます。
今年1月から開始した自社の女性向けフルオーダーシューズサービスの木型製作において、5台の3Dプリンターに『3Dプリンタ IoTキット』を導入して運用をしていますが、専門的なITスキルを持たない靴職人も3Dプリンターを操作できるようになり、IoT化による製造コストの大幅な削減を実現しています。
商品の概要
今回発売した『3Dプリンタ IoTキット』は、3Dプリンターで最大のシェアをもつオープンソースのRepRap製品を対象としています。また、このキットの筐体自体も3Dプリンターで製作していて、14色から好きな色を選ぶことができます。Baseセットは、標準カメラ付きで 1セット 税別55,000円となっています。
この商品は自社のECサイト(ラストワンズ)で購入することができます。
http://www.last-ones.com/categories/549641
機能拡張の予定
大型の追加機能として、フィラメントセンサーによる印刷の一時中断機能の提供を今夏に予定しています。
3Dプリンターで立体物を製作する際の原材料となるフィラメントは1kg毎に交換することが必要ですが、材料切れを検知するセンサーを搭載しない3Dプリンターが大半で、材料の無駄とフィラメント交換の待ち時間が避けられない仕組みとなっていました。現在開発中の「フィラメントセンサーオプション」を追加することによってフィラメントを無駄なく使い切れる仕組みを提供し、3Dプリンターの運用を更に効率化していきます。
この製品が提供する機能
- ネットワークからの3Dファイル(gcode)のアップロード、印刷
- USBカメラによるリアルタイム中継
- コミュニケーションツールslackへのメッセージ連携 ※
- タイムラプス映像作成(時間間隔指定、Z層移動時の2パターン指定可能)
- 印刷記録の一覧表示 ※
- ホットエンド、ヒートベッド温度設定
- 独自のgcodeスクリプトによるフィラメント交換指示だし ※
- スマホ、タブレット端末用WEB-UI切替 ※
- 印刷コスト計算 ※
- 液晶搭載の3Dプリンタに印刷の状況をパーセント表示 ※
- 出力中gcodeのヘッド軌跡リアルタイム描画
- 現在出力中高さ表示 ※
※印はミリメーターが独自に組み込む機能になります
サポート体制
ブラウザーの操作画面は分かりやすいUIになっており、印刷までの操作は最短4クリックで行う事ができます。『3Dプリンタ IoTキット』の購入者にはイメージ画像を豊富に盛り込んだ50ページを越える製品マニュアルを提供しますが、初期導入が不安なお客様向けには、オンサイトでの設置サポートなどの有償オプションもご用意しております。
【会社概要】
会社名:株式会社ミリメーター
所在:〒162-0846東京都新宿市谷左内町5Lowp305
代表取締役社長:粕谷孝史
HP:http://www.millimeter.jp/
TEL:03-6265-3881
設立:2015年10月
事業内容: 3D計測や3Dプリンターといった最新のテクノロジーと靴職人のハンドメイドを組み合わせた世界初の完全フルオーダーシューズの制作・販売
株式会社ミリメーターは、職人の精巧な技と最新のIT技術を組み合わせることで未来の当たり前を実現していくことを目指し、設立いたしました。これまで、3Dプリンターで立体看板を製作する世界初のサービスやおもちゃの線路「ワンレール」など、様々な商品、サービスを開発してまいりました。今後も最新技術の可能性を最大限に活かし、Made in Japanのものづくりの活性化に寄与していきたいと考えています。
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