エンターテック・コンサルティング会社ParadeAllが、スウェーデン発スタートアップ「Chapter Two」の音楽カタログ価値算定テクノロジーを日本市場に提供開始
~グローバルの実績を活かし、金融機関とライツオーナー双方を支援~

エンターテインメントとテクノロジーに特化したコンサルティング会社であるParadeAll株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:鈴木貴帆)は、本日、同社がアドバイザーを務めるスウェーデンのスタートアップ、Chapter Two(本社:ストックホルム)が開発した音楽著作権(ミュージックライツ)の価値算定技術を、日本市場に導入することを発表しました。
Chapter Twoは、音楽業界にこれまで存在していなかった重要なデータレイヤーを構築しており、複雑かつ混乱しがちなロイヤリティ報告を、標準化された信頼性の高いデータへと変換することで、権利者や投資家が音楽ライツをより明確に理解・分析・取引できるようにします。
本サービスは、まず音楽ライツ取引に関わる音楽会社および金融機関に向けて提供される予定です。
■背景
世界的に音楽カタログ取引は拡大を続けており、米国や欧州では数百億円規模のディールが相次いでいます。chaptertwo のテクノロジーは、すでに複数の大型案件で活用され、信頼性の高い評価モデルとして認知されています。
その事例の一部が以下です:
Rodney “Darkchild” Jerkins(グラミー賞受賞プロデューサー)による音楽ライツ取引
HarbourView との契約において、Chapter Two の分析が意思決定を支援しました。
参考記事(Music Business Worldwide)
BLACKPINKのヒットメーカー Bekuh Boom によるパブリッシングカタログ売却
韓国の Beyond Music が Bekuh Boom の 33 曲のカタログを取得した取引が、chaptertwo を経由して実現。グローバル市場におけるアーティストIPの評価を支えました。
これらの事例が示すように、音楽カタログは今や単なる権利管理の対象ではなく、**新たな投資資産(IPアセット)**として国際的に取引される時代を迎えています。
■提供するサービスの特徴
chaptertwoの算定テクノロジーは、ストリーミング収益データ、著作権料の実績、アーティストの成長性などを多角的に分析し、透明性と信頼性の高い評価を可能にします。
本サービスは、対象に応じて二つの側面から価値を提供します。
金融機関・投資家向け:「ミュージック・ライツ投資インテリジェンス」
音楽カタログを将来キャッシュフロー創出源とする「金融資産」として捉え、投資判断・価値妥当性検証に必要なデータを提示。
ライツオーナー/音楽出版社/レコード会社向け:「音楽ライツ収益分析ツール」
保有するカタログの収益ポテンシャルを可視化し、売却・ライセンス契約・戦略的活用を支援。国際基準で通用する透明性を提供。
■ParadeAllの役割
ParadeAllは、Chapter Twoの日本市場における展開を戦略的にサポートし、ライツオーナーと金融機関の双方にとって実効性のある導入支援を行います。これにより、グローバル基準の音楽カタログ評価手法を日本市場に定着させ、音楽IPの流動性と金融的価値の最大化に貢献してまいります。
■会社概要
Chapter Two
所在地:ストックホルム(スウェーデン)
事業内容:音楽ライツの価値算定・分析テクノロジーの開発・提供
ParadeAll株式会社
所在地:東京都
代表者:代表取締役 鈴木貴歩
事業内容:エンタメ/音楽 × テクノロジー領域における戦略立案・事業開発・海外展開支援
問い合わせ先:info@paradeall.com
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