DG Labニュースレター2017年2月号
研究進捗直近の取り組みのご紹介
TOPIC1. Blockchain
•ブロックチェーンのコアデベロッパー育成を目的としたワークショップ「Blockchain Core Camp」( BC² )を開催
2017年2⽉3⽇~5⽇に、東京でブロックチェーンのコアデベロッパー育成を目的とした「Blockchain Core Camp [BC²]」を開催した。3日間にわたり一般のエンジニアを対象にBlockchain(ビットコイン)技術のコア実装をハンズオン形式で体験するトレーニングを実施した。
本ワークショップは今後も不定期に複数回開催することを予定しており、初回となる今回はビットコインのコア実装を中心に、その応用や将来的に期待されている技術なども網羅し、Blockchain技術の基礎から拡張技術まで幅広く体験することを狙った。
トレーナーとして、ビットコインコアへのコントリビューション実績を持つメンバーを含むDG Labのエンジニアチームを始め、海外からも、ビットコインのコアデベロッパーであるThaddeus Dryja氏(Blockchain Layer2技術として注目を集めるLightning Networkの開発者)、Jeremy Rubin氏(マサチューセッツ工科大学 Digital Currency Initiativeのファウンダー)、Nicolas Dorier氏(C#版のビットコインであるNBitcoinの開発者であり、注目技術であるTumbleBitのC#版NTumbleBitの開発者)を迎えた。
DAY1:基礎
ビットコインの基礎から始まり、徐々にビットコインコア(難しい内容)を解説。
注目のSegwitやTumbleBit、Forkの解説にThaddeus Dryja氏が飛び入り参加し盛り上がる。
目玉だったネットワークを2つに分断してのForkも成功し、参加者もより積極的になり始めた。
Dryja氏のPoWゲーム、Rubin氏のスマートコントラクトなど、急遽のセッションが大いに盛り上がる。
Lightning Networkは世界初のデモが行われ、参加者の満足度も3日間中最も高かった。
※参加者の声
・ビットコインコアがワークショップでハンズオンするのは、世界でもないと思う。
・BC2に影響を受け、今後ビットコインコミュニティに貢献していきたいと考えている。
・これまでに日本で開催されたイベントの中で、ダントツに意味のあるイベントだった。
また次の回が開催されることを期待している。
・長年SI企業にいますが、BC2はこれまでで一番刺激的な経験だった。
もし日本のSI企業の人達全員がBC2に参加したら、色んなことが変わるのではという気もする。
・BC2は力づけられるイベントだった。
自己学習では「ついつい億劫になりがち」なことに、中身まで踏み込んで手を動かしてみる。
そんな表現で記憶された体験になった。
おかげで、これまでとは違った理解を得られた(txのデータの中身等) 。
・ハードだったが、非常に実りの多い3日間になった。
TOPIC2.AI
•人工生命研究で著名な池上高志教授インタビュー
人工生命研究で著名な池上高志(東大)教授に「生命とはなにか」「人工的に生命現象を作る」というテーマで最新の研究成果を交えながら解説して頂いた。生物学、医学的アプローチではない、情報学、化学的または機械学的アプローチで生命現象を捉えていく視点は幅広く興味深い。
人工知能研究が計算機の技術革新で進んだように、人工生命研究も技術の進化と共に発展して、近い将来に身近に人工生命が人間の生活をサポートするような時代が来るのではないかと池上教授は語る。
【 DG Lab Haus 】
【インタビュー:東京大学大学院情報学環 教授/池上高志氏・前編】人工生命の定義と可能性
( http://media.dglab.com/2017/02/23-interview-ikegami-01/ )
•人工知能研究会(AIR)と共同イベント開催
「人工知能研究の過去と未来について」
人工知能研究を行っている大阪大学、京都大学の学生を中心とした学生団体「人工知能研究会(AIR)」との共同イベントを1/19(木)に開催した。
公立はこだて未来大学名誉学長の中島秀之先生をお招きし、人工知能研究の過去と未来についてご講演を頂き、70名以上が聴講した。DG Labは、次世代を担う学生との取り組みも積極的に行なっていく予定。
•Consciousness Club 第4回目
谷潤教授「意識をロボットに実装する取り組みについて」
人工意識をテーマにした勉強会シリーズ「Consciousness Club」の第4回目を1/12(木)に開催した。 KAIST(韓国)の谷潤教授を招き、一般応募者30名以上と意識をロボットに実装する取り組みについて最新の研究成果を交えた議論が行われた。AIという幅広い領域において、最先端情報を収集すべく、 「Consciousness Club」では国内外の有識者を招き、議論を中心としたイベントを定期的に開催していく予定。
•Consciousness Club 第5回目
三宅 陽一郎氏「ゲーム世界におけるゲームキャラクターの意識について」
「Consciousness Club」の第5回目を2/16(木)に開催した。スクウェア・エニックスの三宅氏を招き、同社の代表ゲームである「ファイナルファンタジー」の中で使われている人工知能技術について解説して頂いた。当日は30名以上が参加し、ゲーム内のキャラクターや物体の動きなどにどう人工知能技術を導入していくか議論が行われた。人工知能研究の応用先としてゲームは幅広く興味深い分野であることを実感すると共に、DG Labの重点分野の一つである「VR/AR」でもゲームが応用先として可能性があるため、DG Lab「AI」領域としても引き続き注視していく。
TOPIC3.VR/AR
•電通サイエンスジャムと「脳波と連動する新感覚VR」を共同開発
2016年9月15日〜17日に開催された 「東京ゲームショウ2016」に、電通サイエンスジャム(以下DSJ)と共同開発した、脳波と連動するVRコンテンツ「カレイドセラピー」と「脳波LOVEチェッカー」を出展した。
今後は、脳派を活用した動画効果測定ツールの開発等、広告領域でのビジネス展開を視野に入れたDSJと共同研究・開発を行っていく。
【 DG Lab Haus 】
脳波による感性分析&リアルタイム動画生成の VRコンテンツ「カレイドセラピー」をDG Lab×DSJで共同開発TGSで初公開
( http://media.dglab.com/2016/09/20-event-tgs-01/ )
•MITメディアラボ主催ハッカソンにDG Labメンバーが参加。2つの賞を受賞
2016年10月7日〜10日にMITメディアラボで行われたVR/AR分野のハッカソンにDG Labのエンジニアが参加した。このエンジニアが参加したチームは”VR Story Tellers”という、テキストからVR空間を自動生成するコンテンツを制作し、「モバイル賞」と「新進気鋭賞」の2つを受賞した。MITメディアラボからの情報収集含め、今後もイベントに積極的に参加していく予定。
【 DG Lab Haus 】
MITメディアラボで開催された史上最大規模のVR/ARハッカソンに潜入
前編:( http://media.dglab.com/2016/10/26-event-hackathon-01/ )
後編:( http://media.dglab.com/2016/11/02-event-hackathon-02/ )
TOPIC4.BIOTECH
•合言葉は「コンタミネーション!?」 初の東京イベントを開催
2016年12月に「Bio Hack the Future Vol.0 」をデジタルガレージ東京で開催した。
スタートアップ、研究者、ベンチャーキャピタリスト、医療系コンサルタントなど多種多様な参加者が集まり、日米バイオスタートアップのトレンドを追った。
日本で注目されているバイオスタートアップ創業者(ジーンクエストの高橋氏とMOLCUREの原氏)からは「基礎研究とビジネスの両方の側面をチームでカバーする必要がある」や「まずは始めて見ること。仮に失敗してもアカデミアに戻る選択肢もある。」などアドバイスがあった。
DG Lab 「Biotech」は日本におけるバイオスタートアップを育成するために引き続きコミュニティ作りを行っていく。
【 DG Lab Haus 】
合言葉はコンタミネーション!?Bio Hack the Future Vol.0開催
(http://media.dglab.com/2016/12/19-event-bhf/)
•ブロックチェーンのコアデベロッパー育成を目的としたワークショップ「Blockchain Core Camp」( BC² )を開催
2017年2⽉3⽇~5⽇に、東京でブロックチェーンのコアデベロッパー育成を目的とした「Blockchain Core Camp [BC²]」を開催した。3日間にわたり一般のエンジニアを対象にBlockchain(ビットコイン)技術のコア実装をハンズオン形式で体験するトレーニングを実施した。
本ワークショップは今後も不定期に複数回開催することを予定しており、初回となる今回はビットコインのコア実装を中心に、その応用や将来的に期待されている技術なども網羅し、Blockchain技術の基礎から拡張技術まで幅広く体験することを狙った。
トレーナーとして、ビットコインコアへのコントリビューション実績を持つメンバーを含むDG Labのエンジニアチームを始め、海外からも、ビットコインのコアデベロッパーであるThaddeus Dryja氏(Blockchain Layer2技術として注目を集めるLightning Networkの開発者)、Jeremy Rubin氏(マサチューセッツ工科大学 Digital Currency Initiativeのファウンダー)、Nicolas Dorier氏(C#版のビットコインであるNBitcoinの開発者であり、注目技術であるTumbleBitのC#版NTumbleBitの開発者)を迎えた。
DAY1:基礎
ビットコインの基礎から始まり、徐々にビットコインコア(難しい内容)を解説。
DAY2:拡張
注目のSegwitやTumbleBit、Forkの解説にThaddeus Dryja氏が飛び入り参加し盛り上がる。
目玉だったネットワークを2つに分断してのForkも成功し、参加者もより積極的になり始めた。
DAY3:将来
Dryja氏のPoWゲーム、Rubin氏のスマートコントラクトなど、急遽のセッションが大いに盛り上がる。
Lightning Networkは世界初のデモが行われ、参加者の満足度も3日間中最も高かった。
※参加者の声
・ビットコインコアがワークショップでハンズオンするのは、世界でもないと思う。
・BC2に影響を受け、今後ビットコインコミュニティに貢献していきたいと考えている。
・これまでに日本で開催されたイベントの中で、ダントツに意味のあるイベントだった。
また次の回が開催されることを期待している。
・長年SI企業にいますが、BC2はこれまでで一番刺激的な経験だった。
もし日本のSI企業の人達全員がBC2に参加したら、色んなことが変わるのではという気もする。
・BC2は力づけられるイベントだった。
自己学習では「ついつい億劫になりがち」なことに、中身まで踏み込んで手を動かしてみる。
そんな表現で記憶された体験になった。
おかげで、これまでとは違った理解を得られた(txのデータの中身等) 。
・ハードだったが、非常に実りの多い3日間になった。
TOPIC2.AI
•人工生命研究で著名な池上高志教授インタビュー
人工生命研究で著名な池上高志(東大)教授に「生命とはなにか」「人工的に生命現象を作る」というテーマで最新の研究成果を交えながら解説して頂いた。生物学、医学的アプローチではない、情報学、化学的または機械学的アプローチで生命現象を捉えていく視点は幅広く興味深い。
人工知能研究が計算機の技術革新で進んだように、人工生命研究も技術の進化と共に発展して、近い将来に身近に人工生命が人間の生活をサポートするような時代が来るのではないかと池上教授は語る。
【 DG Lab Haus 】
【インタビュー:東京大学大学院情報学環 教授/池上高志氏・前編】人工生命の定義と可能性
( http://media.dglab.com/2017/02/23-interview-ikegami-01/ )
•人工知能研究会(AIR)と共同イベント開催
「人工知能研究の過去と未来について」
人工知能研究を行っている大阪大学、京都大学の学生を中心とした学生団体「人工知能研究会(AIR)」との共同イベントを1/19(木)に開催した。
公立はこだて未来大学名誉学長の中島秀之先生をお招きし、人工知能研究の過去と未来についてご講演を頂き、70名以上が聴講した。DG Labは、次世代を担う学生との取り組みも積極的に行なっていく予定。
•Consciousness Club 第4回目
谷潤教授「意識をロボットに実装する取り組みについて」
人工意識をテーマにした勉強会シリーズ「Consciousness Club」の第4回目を1/12(木)に開催した。 KAIST(韓国)の谷潤教授を招き、一般応募者30名以上と意識をロボットに実装する取り組みについて最新の研究成果を交えた議論が行われた。AIという幅広い領域において、最先端情報を収集すべく、 「Consciousness Club」では国内外の有識者を招き、議論を中心としたイベントを定期的に開催していく予定。
•Consciousness Club 第5回目
三宅 陽一郎氏「ゲーム世界におけるゲームキャラクターの意識について」
「Consciousness Club」の第5回目を2/16(木)に開催した。スクウェア・エニックスの三宅氏を招き、同社の代表ゲームである「ファイナルファンタジー」の中で使われている人工知能技術について解説して頂いた。当日は30名以上が参加し、ゲーム内のキャラクターや物体の動きなどにどう人工知能技術を導入していくか議論が行われた。人工知能研究の応用先としてゲームは幅広く興味深い分野であることを実感すると共に、DG Labの重点分野の一つである「VR/AR」でもゲームが応用先として可能性があるため、DG Lab「AI」領域としても引き続き注視していく。
TOPIC3.VR/AR
•電通サイエンスジャムと「脳波と連動する新感覚VR」を共同開発
2016年9月15日〜17日に開催された 「東京ゲームショウ2016」に、電通サイエンスジャム(以下DSJ)と共同開発した、脳波と連動するVRコンテンツ「カレイドセラピー」と「脳波LOVEチェッカー」を出展した。
今後は、脳派を活用した動画効果測定ツールの開発等、広告領域でのビジネス展開を視野に入れたDSJと共同研究・開発を行っていく。
【 DG Lab Haus 】
脳波による感性分析&リアルタイム動画生成の VRコンテンツ「カレイドセラピー」をDG Lab×DSJで共同開発TGSで初公開
( http://media.dglab.com/2016/09/20-event-tgs-01/ )
•MITメディアラボ主催ハッカソンにDG Labメンバーが参加。2つの賞を受賞
2016年10月7日〜10日にMITメディアラボで行われたVR/AR分野のハッカソンにDG Labのエンジニアが参加した。このエンジニアが参加したチームは”VR Story Tellers”という、テキストからVR空間を自動生成するコンテンツを制作し、「モバイル賞」と「新進気鋭賞」の2つを受賞した。MITメディアラボからの情報収集含め、今後もイベントに積極的に参加していく予定。
【 DG Lab Haus 】
MITメディアラボで開催された史上最大規模のVR/ARハッカソンに潜入
前編:( http://media.dglab.com/2016/10/26-event-hackathon-01/ )
後編:( http://media.dglab.com/2016/11/02-event-hackathon-02/ )
TOPIC4.BIOTECH
•合言葉は「コンタミネーション!?」 初の東京イベントを開催
2016年12月に「Bio Hack the Future Vol.0 」をデジタルガレージ東京で開催した。
スタートアップ、研究者、ベンチャーキャピタリスト、医療系コンサルタントなど多種多様な参加者が集まり、日米バイオスタートアップのトレンドを追った。
日本で注目されているバイオスタートアップ創業者(ジーンクエストの高橋氏とMOLCUREの原氏)からは「基礎研究とビジネスの両方の側面をチームでカバーする必要がある」や「まずは始めて見ること。仮に失敗してもアカデミアに戻る選択肢もある。」などアドバイスがあった。
DG Lab 「Biotech」は日本におけるバイオスタートアップを育成するために引き続きコミュニティ作りを行っていく。
【 DG Lab Haus 】
合言葉はコンタミネーション!?Bio Hack the Future Vol.0開催
(http://media.dglab.com/2016/12/19-event-bhf/)
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