新型コロナウイルスの事業者への影響を緊急調査。85%以上のカメラマン・写真スタジオが昨年比で売上減少
オンライン専門家マッチングプラットフォームの「ミツモア」
[調査結果の要約]
- 昨年の3月と今年3月を比べて40%以上が売上半減以下と回答。63%が売上30%以上減少と回答。全体で85%以上のカメラマン・写真スタジオが昨年比で売上減少
- 観光関係は影響最大級。卒業式シーズンに式典中止などが相次ぎ、学校関係は大打撃、ブライダルも延期が相次ぐ。イベントやライブの撮影も自粛で直接の打撃
- 建築関係では資材調達が困難となり竣工が遅れ、撮影時期が未定になるケースも
- 病院関係の撮影は壊滅的。新生児の撮影は病院から禁止されるケースあり
- 今後不景気になった場合の価格相場の下落が懸念される。リーマンショック以降下落した撮影単価に耐え、努力を重ねてきたカメラマン業界とっては企業努力では許容できない可能性が大きい
[登録カメラマンからの寄せられたビジネスに予想される影響に関するコメント]
- 不況で仕事の競争相手が今後増える。また、そのため、単価が安くなる可能性がある。
- 対面が基本の仕事なので、外出自粛となると大打撃です。
- 今年、3月の学校関係の撮影が全てキャンセルで失望の日々を送っています。
- 婚礼の件数が極端に減っている。
- 3月は予定していたうちの8割がなくなりました。さらに、4月以降の案件がほとんどありません。
- かなりマズイ状況です。生きていくために何か作業を探しています。
- 外出を控えるので、室内はもちろん、屋外での撮影も減少傾向。業界によっては、経済的に打撃を受けているので、衣食住にかかるお金が最優先となってくるのではないか。
- スクールやブライダル系の売り上げに依存している部分が多く、そのほとんどが延期となっています。
- 今後の予測は難しいですが、一層の自粛ムード発生や、外出規制なども可能性として考えると影響の範囲は計り知れない。
- 建築竣工撮影の場合、建築資材の滞りにより引き渡しが遅れている状況が目立ってきました。 これにより撮影案件が少なくなると考えています。
- ブライダルが中心なので延期等が多い。
- 影響はいまのとこないが、政府のイベント自粛要請によって、イベント撮影自体は減っている。イベント自粛でやるかどうか分からないけど見積もりだけ取っておこうというパターンが非常に多くなっている。
- 観光PR関連(の撮影)がほぼ0。
- 結婚式系は全て中止になり、しかも事情が事情なのでキャンセル料がとれない。また企業のセミナーなども自粛のため仕事が激減した。
- 基本がライブ撮影カメラマンなので各種イベントの自粛で痛いです。結婚式や入学式など人が多く集まる会が減っている。カメラマンの需要が減っていくことになり厳しい状況。
- イベント撮影が主な収入となっているため、収入面では苦労している。
- 結婚式が縮小、延期にはなっているので、キャンセルだと影響が出てしまいます。
- 病院に新生児の撮影に行く仕事をしているのですが、病院から拒否が出て仕事がほぼできない状況です。
- 私の3月のスケジュールでは、延期も含めて14件のキャンセルがありました。 担当の方とのやり取りの中では、やはりどの程度まで対策したら良いかわからないので、一旦白紙に戻すと言う事が多かったです。ライブハウスでの撮影も多いのでかなり苦労している。
- CM撮影が全体の約60%をしめているので、人の流動が減れば仕事も段々減少しはじめている。 今後動向が心配である。
- 予定が延期や中止になり、売り上げが落ちる可能性が大。
- このような現状なので、キャンセルも相次ぎ、予定が大幅に変わることが多い。
- 大企業のSNS投稿用撮影が多いので特に問題なく進んでいるが、スタイリング小物が中国や韓国、東南アジアのものが多く、期日通りに届かなくなってきていることが一番の影響。
- 3月~4月のキャンセルで50万円以上、5月の大型案件もキャンセルになりそう。
- 撮影業務のオーダーは客商売の店舗がほとんどです。店舗の存続と雇用確保が優先事項となりますので、客商売の店舗が潤わなくては広告宣伝費は発生しません。 この時期、どの業界も忍耐が求められます。
- メインの撮影がエンタメ業界との取引だったため、仕事の回復の目処がたっておりません。
- イベントの自粛によりその分野の撮影依頼が一番影響が出ていと思われます。
- このままいけば廃業するしかないと思っています。
- 撮影する商品の納期が読めず取り止めや延期になったり、モデルの手配もプロダクションによって対応がバラバラで頼みにくい状況。
- イベントなどの中止が相次ぎキャンセルや延期など未定になったままの案件が多いです。
- 長期化すれば廃業します。
- こんな時に撮影なんて、という雰囲気がある。
- 病院関係の仕事がほぼ全滅。卒園式も30パーセントキャンセル。
- 学校、スポーツイベントが(延期となり)あてにならない。
- ベースとなる婚礼は壊滅的。どうしてよいか正直わからない。
- このまま仕事が減少すれば経営が成り立たなくなり、転業しなければならない。
- 今後も仕事のキャンセルは増える見込みです。
- 学校行事などの延期による撮影機会の減少、 結婚式の撮影の機会減少。
- 撮影案件数の減少と今後不景気になった場合の価格相場の下落が非常に懸念されます。 リーマンショック以降相場単価がものすごく下がりましたが、これ以上下がるとカメラマンという職業自体が成り立たなくなる可能性すらも感じます。
[調査結果からの分析と要望]
以上の調査からわかるように、カメラマンのような、フリーランス、小規模な法人として活動する専門家には、外出自粛により事業に大きな影響が出ており、長期化すると廃業せざるを得ない方も出そうです。
政府系金融機関などから「新型コロナウイルス感染症特別貸付」などが発表され、弊社もそうした有益な情報をミツモアにご登録いただいている事業者様に迅速にお伝えできるように努めてまいります。
しかし、元々財務基盤の弱いフリーランスや小規模法人は審査に時間のかかる融資では救済・支援が間に合わないケースも予想されます。すでにフリーランスへの休業補償や生活福祉資金貸付、特別貸付などの支援策が出ていますが、より一層踏み込んだ支援策が期待されます。
[調査概要]
調査対象:株式会社ミツモアが運営する専門家マッチングフォーム「ミツモア」に登録するスチールカメラマン、写真スタジオ、ムービーカメラマン
調査期間:2020年3月25日(水)~2020年3月30日(月)
有効回答数:455件
[株式会社ミツモアの概要]
会社名 :株式会社ミツモア
代表者名 :石川 彩子
住所 :東京都千代田区内幸町1-1-6 NTT日比谷ビル4F
設立 :2017年2月8日
事業内容 :専門家マッチングプラットフォーム「ミツモア」の開発と運営
URL :https://meetsmore.com/
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