公益財団法人がん研究会有明病院とギリアド、がん領域における新薬研究開発の基本合意書を締結
公益財団法人がん研究会有明病院(以下「がん研有明病院」、所在地:東京都江東区、病院長:佐野 武)とギリアド・サイエンシズ株式会社(以下「ギリアド」、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:ケネット・ブライスティング)は、8月30日、がん研有明病院が「ギリアドのグローバルHOPE(Hematology-Oncology Portfolio Engagement)ネットワーク」(以下「HOPE」)に参画したことを受け、がん領域における新薬共同研究開発に関する戦略的なパートナーシップに向けた基本合意書を締結しました。
HOPEは、「科学的な変革」、「研究開発の最速化」、「選ばれるパートナー」という3つの戦略のもと、がんと共に生きる患者さんにより多くの選択肢をもたらすことを目的としたプログラムです。これまでに、世界で約75の施設がHOPEのパートナーに選ばれ、グローバル規模でがん領域に特化した協力関係を構築しています。
本基本合意書の締結により、がん研有明病院とギリアドは、特定の臨床試験において互いに協力し、支援し合うことにより、がん領域における専門分野の知見を共有し、必要とされる患者さんに一刻も早く治療薬を届けることを目指します。
今回の基本合意書の締結について、がん研有明病院の佐野武病院長は、「がん研有明病院は多くのがん患者さんが来院する病院であり、長い歴史の中で築いてきた手術件数や病理診断件数の実績だけでなく、グローバル治験の実績も着実に積み上げてきました。我々は様々なパートナーと連携し、がんの新薬開発のための臨床試験(治験)や、新たな治療法・診断法の開発につながる臨床研究を積極的に実施しています。その中でギリアドと研究開発に関するグローバルな提携を発表できることを嬉しく思います。数々の革新的な製品を生み出してきたギリアドと、がん研有明病院が共に歩むことで、我々の理念である“がん克服”に一層近づくことを期待しております」とコメントしています。
また、ギリアドの代表取締役社長ケネット・ブライスティングは次のように述べています。「ギリアドは、さまざまなパートナーとの連携により、がん患者さんに新たなイノベーションと希望を届けるリーディングカンパニーとなることを目指しています。2030年までに、20以上の革新的な治療法を提供するという当社の目標を前進させるため、がん領域における90年以上の歴史と実績のあるがん研有明病院とのパートナーシップが、がんと共に生きる患者さんに有意義な変化をもたらすと考えています。」
公益財団法人がん研究会について
公益財団法人がん研究会は、日本初のがん研究専門機関として明治41年(1908年)に発足して以来、「がん克服をもって人類の福祉に貢献する」ことを基本理念として掲げ、研究所と病院が一体となり、がんの本態と個性を明らかにし、がんの診断・治療・予防に貢献すると共に、生命科学の先端を開拓することを目指しています。その実現に向けて、新薬開発のための臨床試験(治験)や、新たな治療法・診断法の開発につながる臨床研究を積極的に実施しています。また、基礎研究を診断・治療法の開発へつなげる橋渡し研究、いわゆる「トランスレーショナルリサーチ」も推進しています。
ギリアド・サイエンシズについて
ギリアド・サイエンシズは、すべての人々にとって、より健康な世界の実現を目指し、35年以上にわたり医療の革新を追求し、飛躍的な進歩を遂げてきたバイオ医薬品企業です。当社はHIV、ウイルス性肝炎、COVID-19、がんなどの生命を脅かす疾患の予防と治療のため、革新的な医薬品の開発に取り組んでいます。カリフォルニア州フォスターシティに本社を置き、世界35カ国以上で事業を行っています。
お問い合わせ先:
公益財団法人がん研究会 社会連携部 広報課
E-mail: ganken-pr@jfcr.or.jp
TEL: 03-3570-0775
ギリアド・サイエンシズ株式会社 広報部 伊藤なつき
E-mail: JPPublic.Affairs@gilead.com
TEL: 090-8167-4144
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