神奈川県小田原市における再生可能エネルギーを活用した地域マイクログリッド構築事業に関する採択について
京セラ株式会社(社長:谷本秀夫、以下「京セラ」)、株式会社A.L.I. Technologies(社長:片野大輔、以下「A.L.I.」)、株式会社REXEV(社長:渡部健、以下「REXEV」)は、このたび経済産業省が一般社団法人環境共創イニシアチブを通じて公募している令和2年度「地域の系統線を活用したエネルギー面的利用事業(地域マイクログリッド構築事業)」に採択されましたのでお知らせします(注1)。
本事業は、今回採択を受けた3社に加え、神奈川県小田原市(市長:守屋輝彦)と湘南電力株式会社(社長:原正樹、以下「湘南電力」)などとコンソーシアムを立ち上げ取り組むものです。持続可能な地域社会の構築に向け再生可能エネルギーの導入拡大を官民連携して推進する小田原市において、太陽光発電による再生可能エネル
ギーや各種調整力(蓄電池、EV、調整力ユニット)を最大限に活用した地域マイクログリッド構築を目指します。
■本事業の概要
小田原市内の一般家庭に設置された太陽光発電の余剰電力を同地域内の大型蓄電池やEVに供給します。地産地消を実現する地域エネルギーマネジメント(Region Energy Management:REM)により、発電・需要・余剰の運用を一元的に行うとともに、ブロックチェーンにより地域の再エネ共有モデルの構築を目指します。
そして、非常時には、系統電源から切り離し、一部の太陽光発電と蓄電池、EVを活用したマイクログリッドを運営し、地域のレジリエンス強化を実現します。
(注1)令和2年度 地域の系統線を活用したエネルギー面的利用事業費補助金(地域マイクログ
リッド構築支援事業のうち、地域マイクログリッド構築事業) 交付決定案件一覧【2次締切】
https://sii.or.jp/microgrid02/uploads/R2MG_koufuketteianken_02.pdf
■事業期間
2020年9月~2022年2月■各社の役割
京セラ:コンソーシアム全体の取りまとめ。太陽光パネル、蓄電池の導入と運用。REMを活用したマイクログリッド内の需給バランス、電圧・周波数安定化オペレーション。
A.L.I.:需給バランス機能の提供(調整力ユニット)およびREMの導入。ブロックチェーン技術を活用した再生可能エネルギーの共有モデル構築、スマートメーターのブロックチェーンノード化によるデータの利活用。
REXEV:EVによる調整力機能の提供とそれを支える基盤としてのEVエネルギーマネジメントシステム(EVEM)の構築。非常時における動的な電源・調整力としてのEV提供。
湘南電力:小売りとしての地域内への電力供給。平常時における電力の需給管理や調整。
小田原市:エネルギー施策との連携、取り組みの周知、発信。
■報道機関からのお問い合わせ先:
・京セラ株式会社:広報室 本社Tel 075-604-3514(直) / Tel東京 03-6364-5503(直)
・株式会社A.L.I. Technologies:広報ユニットMail info@ali.jp
・株式会社REXEV:担当 藤井 Mail info@rexev.co.jp / Tel 03-3525-8008
・湘南電力株式会社:Mail info@shonan-power.co.jp
・小田原市:環境部エネルギー政策推進課 energy@city.odawara.kanagawa.jp
【参考】
<京セラの概要>
京セラグループでは、素材から部品、デバイス、機器、さらにはサービスやネット
ワーク事業にいたるまで、多岐にわたる事業をグローバルに展開しています。
環境・エネルギー事業では、高品質で長期信頼性に優れた太陽電池パネルはじめとした幅広い製品ラインアップに加え、さまざまなエネルギーサービス事業に取り組んでいます。京セラは、安定的かつ適切なエネルギー需給構造の構築に寄与し、地域と連携したレジリエントで持続可能なマイクログリッドの構築を目指してまいります。
公式サイト:https://www.kyocera.co.jp/
<A.L.I.の概要>
A.L.I.は、AI搭載型ドローンをはじめ、各種ソリューションビジネスを展開するドローン・AI事業、世界中のコンピューティングパワーをシェアリングする演算力シェアリング事業、サステナブルな社会を創造する電力ソリューション事業、世界初の実用型ホバーバイクの販売を目指すエアーモビリティ事業を展開しております。
A.L.I.は、今後も、既存の発想に捉われず、ドローン、AI、ブロックチェーンなどのテクノロジーを活用したプロダクトを開発し、イノベーションを起こし続けてまいります。
公式サイト:https://ali.jp/
<REXEVの概要>
REXEVは、地域の再生可能エネルギーを最大限利用する電気自動車を普及することにより、持続可能な移動手段の提供を目指しています。REXEVが独自に開発しているエネルギーマネジメント技術により、利用者に不便を感じさせることなく電気自動車が併せ持つ“モビリティー”と“蓄電池”という二つの機能を最大限引き出し、地球環境に優しい再生可能エネルギーの普及と地域の防災力強化を支援してまいります。
公式サイト:https://www.rexev.co.jp/
電気自動車カーシェア事業eemo:https://www.eemo-share.jp/
<湘南電力の概要>
湘南電力は、神奈川県内を供給エリアとする新電力事業者です。電力の地産地消をコンセプトに事業展開を行っています。湘南ベルマーレをはじめとするパートナー企業と協力し合い、地域に密着した活動を通じて、地域の経済を循環させ、今よりももっと住みやすく、豊かで活気あふれる街づくりを目指しています。
公式サイト:http://shonan-power.co.jp/
<小田原市の概要>
小田原市は、再生可能エネルギーの導入促進、蓄電池の遠隔制御、さらにEVを動く蓄電池とした制御など、地域におけるエネルギーマネジメントの高度化に官民連携して段階的に取り組んでまいりました。
本事業を通じ、再生可能エネルギーのさらなる導入拡大に必要な仕組みを構築するとともに、今後もさまざまな官民連携の拡大・深化を図りながら、持続可能な地域社会の実現に向けて取り組んでまいります。
公式サイト:https://www.city.odawara.kanagawa.jp/
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