April Dream Project
日本全国のスーパー・コンビニが一致団結!「本当に愛のあるチョコレートしか売らないぞ」宣言!
〜「児童労働のないチョコレート」があたりまえになるために〜
このプレスリリースは、April Dreamプロジェクトに共感し、4月1日を夢があふれる日にしようとする事業者が、やがて叶えるために発信した夢です。
当団体は、「April Dream 4 月 1 日は、夢の日。」に参加しています。このプレスリリースはACEの April Dream です。
「子どもを誰一人取り残さない」ために、子ども・若者が自らの意志で人生や社会を築ける社会の実現を目指し活動する認定NPO法人ACEは、日本の企業や消費者と協力して、「児童労働のないチョコレートがあたりまえに手に入る社会の実現」を目指し活動しています。
このたび、ACEの「児童労働なくそう」キャンペーンが世界中を巻き込む一大ムーブメントとなり、日本全国のスーパー・コンビニが一致団結!「児童労働のないチョコレート」=「本当に愛のあるチョコレート」しか、今後は販売しないという宣言を発表しました。
そのきっかけとなったのは、ACEの活動にボランティアで参加してくれた中学生が声をあげ、「もう児童労働のないチョコレートしか買いたくない!」とSNS で発信、アクションを呼びかけたことでした。
これに反応した世界中の消費者の声を受け、大手チョコレートメーカー、百貨店やスーパー・コンビニなどの大手販売会社、原料のカカオ豆を取り扱う商社など関係者が一堂に会し、「児童労働のないチョコレート」を作るための国際会議が開催されました。その結果、業界の垣根を超えて全体でこの問題に取り組み、カカオのサプライチェーンから児童労働をゼロにするステートメントを発表しました。また、このムーブメントを代表する立場としてスーパー・コンビニ業界が、このたびの「本当に愛のあるチョコレートしか売らないぞ」宣言を発することになりました。
このように多くの企業や団体が、業界の垣根を超えて連携し、産業全体が一丸となり課題解決に乗り出す取り組みは世界的にも珍しく、カカオ産業での児童労働撤廃に向けて、大きく前進しました。ACEは、この取り組みに対して全面的に賛同するとともに、心より敬意を表します 。
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児童労働とは
児童労働とは18歳未満の子どもにとって有害な労働を指します。児童労働は国際社会で禁止されており、持続可能な開発目標(SDGs)ターゲット8.7においても、2025年までにあらゆる形態の児童労働を撤廃することがうたわれています。
しかしながら、日本に輸入されるカカオ豆の約7割を担うガーナだけでも77万人の子どもたちが児童労働に従事しています(シカゴ大学の世論調査センター報告書、2020年10月)。カカオ栽培は重労働です。刃物を使った作業でケガをしたり、重いカカオを運ぶことで成長途中の体を壊すなど、危険が伴います。
いつも私たちがスーパーやコンビニで何気なく手にしているチョコレートは、もしかしたら子どもたちの労働の産物かもしれません。遠い国で起きている、わたしたちに無関係な問題ではないのです。
なかなか解決できないカカオ産業での児童労働
カカオ産業の児童労働問題は世界でも問題視され、さまざまなチョコレートメーカーが自社のサプライチェーンに児童労働がないようプロジェクトやモニタリングを行い、認証スキームを取り入れるなど、問題解決に向けて手を打ってきました。
世界的な流れとして課題解決への投資も進んでおり、日本のチョコレート業界も「持続可能なカカオ調達」についてのコミットメントを発表するなど、少しずつ動きはじめていますが、児童労働の根本的な解決には至っていません。
どうしたら根本的解決ができるのか?
ACEは23年間、児童労働問題と向き合い、解決に向けて様々な活動してきました。
児童労働問題解決の難しさは、誰よりもよくわかっています。
それでも、わたしたちは諦めずにこの問題を解決したいと思っています。
そして、解決できると信じています。
児童労働は世界的な問題です。一つの国だけ、あるいは一つの企業だけ、が単独で取り組んでも解決できません。国や自治体、企業など多様な関係者が連携・団結し、産業全体あるいは世界全体で児童労働に依存しないシステムを作ること。そして、国や企業が積極的にこの問題に取り組み、それを推進することで、はじめて大きな社会的なインパクトを生み出すことができ、それが児童労働の解決につながると私たちは考えています。
そして、社会的なインパクトを生み出すために、最初に必要なのは消費者の声です。
消費者の声がなければ、企業も国も動きません。
・消費者が声をあげ、「もう私たちは児童労働のあるチョコレートは買いたくないんだ!!」とムーブメントを起こしたら、
・その消費者の声に応え、日本全国のスーパー・コンビニが一致団結し、「児童労働のないチョコレート」=「本当に愛のあるチョコレート」しか売らないと宣言したら、、、
・そして、チョコレートメーカーがそれに賛同し、「児童労働のないチョコレート」しか作らなくなったら、、、
結果的に、カカオ産業での児童労働はなくなるのではないでしょうか。
国・自治体、企業や消費者、みんながつながることで大きなインパクトを生み出し、子どもたちが輝ける未来をつくるのがACEの夢です。そしてその夢の実現に向けて、ACEはこれからも前進していきます!
あなたにできるアクションをはじめてください!
2021年は、国連が定めた「児童労働撤廃国際年」です。 SDGs(持続可能な開発目標)8.7に含まれる「2025年までの児童労働撤廃」達成のために、多くのステークホルダーが結集して行動を起こすことをめざしています。
この国際年を主導しているILO(国際労働機関)からのキーメッセージは、
“Act now to end child labour”(今、児童労働撤廃のためにアクションを起こそう!)
小さなアクションでも、たくさんの人の想いが集まれば、大きな力となります。
まずは、たくさんの人がこの問題を「知る」ことがとても重要です。
私たちと一緒に、この問題をあなたの周りの人をはじめ、世界中の人々に広めてください!
ぜひ、あなたにできるアクションを始めてみてください。
詳しくはACEのウェブサイトをご覧ください↓
http://acejapan.org/
※「April Dream」は、4 月 1 日に単に笑えるネタではなく、実際に企業・団体が叶えようとする夢 を発信いただく PR TIMES によるプロジェクトです。
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