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ランクセス株式会社
会社概要

サルティゴ、「Chemspec Europe 2022」に出展し、持続可能かつ統合化された受託合成について紹介

ランクセス株式会社

ドイツの特殊化学品メーカー、ランクセス(LANXESS)の完全出資子会社で受託製造会社のサルティゴは、ドイツのフランクフルト・アム・マインで2022年5月31日~6月1日に開催された「Chemspec Europe 2022」に出展し(ブース番号: D20)、この分野における自社の総合的なサービスを紹介しました。複雑な構造の化学品有効成分および中間体の効率的な受託合成には、統合化された生産インフラが極めて重要です。サルティゴの新規事業開発の責任者であるギド・ギフェルズ博士は、次のように述べています。「特に、巨大分子や長い合成経路では、単一の供給者がすべての工程を担うことにより、複数の供給者が存在することによる潜在的な問題点や物流上のリスクを最小限に抑えることができます」レバークーゼンに本社を置き、受託製造を専門とするサルティゴの顧客には、農薬業界に加え、製薬会社やファインケミカル企業が含まれます。
複雑な標的分子-要求の厳しい合成順序
医薬品および農薬の有効成分は、ますます複雑になっており、しばしば1つ以上の立体中心を含んでいます。そのため、農薬の有効成分分子は、選択的に生成されるか、エナンチオマーとジアステレオマーの分離が必要とされる場合が多くあります。サルティゴのマーケティング・セールス部門の責任者であるクリストフ・シャフラス博士は、次のように説明しています。「昨今、工業的規模で生産される農薬有効成分では、10段階以上の独立した工程を含む合成が一般的です。多くの場合、合成における課題は、ある単一の重要な段階よりも連続した厳しい反応全体によってもたらされます」サルティゴの広範な技術ポートフォリオと長年の化学的および技術的な経験は、すべての要件を包括的かつ確実に満たすための最適な条件を提供します。このような「ワンストップ・ショップ」型のソリューションは、特にサプライチェーンの脆弱性やその他の予測不可能な外部の影響が懸念される場合に、最大限のセキュリティを保障します。

サルティゴの中核技術は、加圧環境下における高温での水素化、触媒を用いたカップリング反応、ならびに低温および不活性ガス雰囲気中でのその他の有機金属操作を含みます。ギフェルズ博士は、次のように述べています。「お客様は、このような難易度の高い反応、特にサルティゴの工場やプラントによって可能になる、大規模で、幅広い柔軟な組み合わせの反応に非常に興味を持っています」

高効率なリサイクル戦略
何百トン、何千トンもの製品を効率的に製造するためには、過剰に使用される溶媒、試薬、触媒などの節約、系統的な回収、再利用が重要な役割を果たします。サルティゴのプロセス開発・分析の責任者であるヨーク・モア博士は、次のように説明しています。「サルティゴの生産は、変化する要求に対して、高効率のリサイクル戦略を常に強化し適応させてきたことよって長年にわたり補完されてきました。例えば、溶媒であるテトラヒドロフランの回収はこれまでも理にかなっており価値がありましたが、現在では製品価格の大幅な上昇を抑制するために不可欠なものとなっています」サルティゴでは、溶媒のストリッピングから精密蒸留まで、様々な圧力範囲での蒸留による混合物の分離および洗浄などの作業を可能にする幅広い装置を揃えています。これらの機能はすべて、費用対効果の高い生産に不可欠であり、持続可能性と環境保護の目標も考慮されています。モア博士は、さらに次のように述べています。「エネルギー効率の面では、すべてのプロセスにおいて、最新技術を駆使した継続的な改善が行われており、サルティゴが意欲的に気候保護目標を達成する上での一助となっています」

受託合成でサルティゴが提供する総合的なサービスと、サルティゴが提供するファインケミカル製品の詳細については、以下のウェブサイトからご確認いただけます。https://saltigo.com/
また、サルティゴのファインケミカル中間体については、2022年6月10日(金)に実施される「ランクセス・バーチャルデー2022」でもご紹介いたします。バーチャルデーの詳細は、以下のウェブサイトからご確認いただけます。https://lanxess.co.jp/jp/events-japan/virtualday/

 

最大で120の理論段数を備える高効率蒸留プラントは、沸点差の極めて小さい物質混合物の分離を可能にします。動作温度は、5-200ミリバールの真空中で摂氏50°C-230°Cの範囲です。(写真:サルティゴ)最大で120の理論段数を備える高効率蒸留プラントは、沸点差の極めて小さい物質混合物の分離を可能にします。動作温度は、5-200ミリバールの真空中で摂氏50°C-230°Cの範囲です。(写真:サルティゴ)


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サルティゴについて:
サルティゴは、本社をドイツ・レバークーゼンに構え、レバークーゼンとドルマーゲンに製造拠点を置く受託製造の専門会社で、全世界に約1,200人の従業員を擁しています。特殊化学品メーカー、 ランクセスの完全出資子会社で、コンシューマープロテクション部門(2021年度売上高: 15億1,500万ユーロ)に属しています。サルティゴについての詳細は、同社URLにてご確認下さい。
https://lanxess.co.jp/jp/products-japan/business-units-japan/saltigo-japan/(日本語)
http://www.saltigo.com/(英語)

ランクセスについて:
ランクセスは、世界33カ国で事業を展開する大手特殊化学品メーカーです。2021年の総売上は76億ユーロにのぼり、全世界の従業員数は約 14,900人です。主な事業は、中間体、添加剤、特殊化学品及びプラスチックの開発、製造とマーケティングです。ランクセスは、持続可能性に優れた企業を選定する「ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス」のワールド・インデックス(DJSI World)、ヨーロッパ・インデックス(DJSI Europe)および「FTSE4Good」の構成銘柄です。
ランクセスについての詳細は同社URLにてご確認下さい。
https://lanxess.co.jp/

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ランクセス株式会社

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URL
http://lanxess.co.jp/jp/home-japan/
業種
製造業
本社所在地
東京都千代田区丸の内1-6-5 丸の内北口ビル23階
電話番号
03-5293-8000
代表者名
ジャック・ペレズ
上場
未上場
資本金
4億円
設立
2004年07月
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