香川県三豊市粟島「スマートアイランド推進プロジェクト」に参画します
ICTとドローンを活用した、離島オンライン診療及びオンライン服薬指導の先進例を実証
遠隔医療を推進するメロディ・インターナショナル株式会社(⾹川県⾼松市:代表取締役尾形優⼦)は、香川県三豊市(市長:山下昭史)による、国土交通省「令和2年度スマートアイランド推進実証調査業務(三豊市)」に10月2日より参画し、粟島において実証調査を実施します。
【本事業におけるメロディ社の取り組み】
▶ICTによる新しい医療体制の確保
島民の健康と、安全安心を確保に向け、診療所での医師不在時に、本土側の病院にいる医師とオンラインで会話や診療を行い、服薬を含めたオンライン医療など遠隔医療システムを実証します。
具体的には、オンライン診療システムを活用して、粟島診療所と病院を繋ぎ、遠隔での診療を実施します。問診だけではなく、モバイル心電計や家庭用血圧計を使い、患者のバイタルデータに基づいたリアルタイムでの診断を行います。オンラインでの診断結果に基づき、オンライン服薬指導も実施します。これらのIoT医療機器や処方薬は、ドローンを使って、最短10分で離島の患者の元に届けるなど、国内でも前例のない実証を実施します。
【三豊市による事業全体の内容】
▶事業の目的、目標、着眼点
香川県三豊市の粟島は、島内における公共交通手段がなく、自家用車を所有しない島民にとっては、徒歩や航路で島の中心地や診療所へと移動する不便な環境となっている。一方で、粟島は近年、瀬戸内国際芸術祭の開催や一般社団法人TARAJAPANとの連携協定など、「アート」・「環境」をキーワードに地域の活性化が進んでいる島でもある。今回の実証事業によって、「移動」・「医療」・「物流」という観点から、今後、持続可能な島内インフラを確立し、島民が豊かに暮らし続けられる環境づくりとともに、離島地域の活性化を目指す。また、粟島は、少子高齢化や人口減少が進む三豊市の将来の縮図であるともいえる。本実証では、本市が目指す、多極分散型ネットワークのまちづくりや、Withコロナに表現される新しい生活様式に適したまちづくりに必要な生活インフラの実証を行うことも目的とする。
▶具体的な取組内容
1.グリーン・スロー・モビリティ(GSM)を活用した島内移動の確立
粟島港や、診療所、各集落などに停留所を設定し、島内移動の確保に向けGSMによる実証運行を行います。併せて車両予約・運行管理システムを搭載し、事前予約の実証とともに、走行データや利用者の移動データを分析します。
また、GSMは電気で走行することから、香川県内で創出された再生可能エネルギーとの価値取引による疑似燃料化を行い、環境にやさしい粟島にあった交通インフラをバーチャルに実現します。
2.新しい通信インフラによる輸送サービスの確立
将来の陸・海・空における無人航行の創造に向けて、無人移動のドローンによる医薬品や食品等の輸送実証を行います。また、自然災害時の情報提供も視野に入れ、離島に適した通信インフラの検証を行います。
3.ICTによる新しい医療体制の確保
島民の健康と、安全安心を確保に向け、診療所での医師不在時に、本土側の病院にいる医師とオンラインで会話や診療を行い、服薬を含めたオンライン診療など遠隔医療システムを実証します。
▶参加団体
穴吹エンタープライズ株式会社
三井物産オートモーティブ株式会社
株式会社電脳交通
ユビ電株式会社
株式会社かもめや
メロディ・インターナショナル株式会社
国立大学法人香川大学 瀬戸内圏研究センター
一般社団法人香川県医師会
香川県済生会 離島医療福祉研究会
国立大学法人香川大学 法学部 肥塚研究室
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社
(順不同)
▶三豊市プレスリリース
https://www.city.mitoyo.lg.jp/kakuka/seisaku/koutsuu/1_2/6249.html
▶国土交通省プレスリリース
https://www.mlit.go.jp/report/press/kokudoseisaku11_hh_000074.html
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