仕事でストレスを感じる瞬間ランキング!男女500人アンケート調査

仕事のストレスに関する意識調査

Biz Hits

株式会社ビズヒッツ(本社:三重県鈴鹿市、代表取締役:伊藤 陽介)は、株式会社Gentle 代表取締役の中村成博氏監修の元、全国の働く男女500人を対象に「仕事のストレスに関する意識調査」を実施し、そのデータをランキング化しました。
詳細はこちら( https://media.bizhits.co.jp/archives/7141 )
「あ~イライラする…」

仕事をしていれば、そんな風に感じる瞬間は誰にでもあるのではないでしょうか。

そこで今回、株式会社ビズヒッツ( https://bizhits.co.jp/ )が運営するビジネス上の問題解決を考えるメディアBiz Hits( https://media.bizhits.co.jp/ )は、働く男女500人にアンケート調査を実施。

仕事でストレスを感じる瞬間や、ストレスの解消法について、ランキング形式でまとめました。

調査結果に対して、株式会社Gentle 代表取締役の中村成博氏からご考察いただきました。

 
  • 調査概要
調査対象:仕事をしている全国の男女
調査人数:500人(女性283人/男性213人/未回答4人)
調査日:2020年10月3日
調査方法:インターネットによる任意回答

 
  • 回答者の属性

  • 調査結果サマリー
・仕事にストレスを感じる人は95.8%
・仕事でストレスを感じるとき1位は「態度の悪い顧客やクレームへの対応」
・仕事のストレス解消方法|女性は「食べる」男性は「運動をする」が1位

 
  • 仕事にストレスを感じる人は95.8%

仕事をしている10~60代の男女500人に「仕事でストレスを感じることがあるか」質問したところ、「頻繁にある(42.2%)」「たまにある(53.6%)」が合わせて95.8%という結果に。
 

また、「頻繁にストレスを感じる」と回答した人のうち76.3%(211人中161人)は、人間関係に起因するストレスを感じていることがわかりました。

人間関係の問題は一朝一夕に解決するものではないことから、ストレスの原因が人間関係にある場合、継続的に、または頻繁にストレスを感じてしまうと考えられます。
 
  • 仕事でストレスを感じるとき1位は「態度の悪い顧客やクレームへの対応」

どんなときにストレスを感じるか聞いたところ、「態度の悪い顧客やクレームへの対応(52人)」が最も多く、次いで「意思疎通がうまくいかない(48人)」がランクインしました。

やはり、人間関係・対人関係における問題は、ストレスの大きな原因となっていることがわかります。

そして4位以降目立ったのが、上司に対するストレス。

「理不尽な言動を受ける(39人)」「上司の高圧的な態度・イヤミ(34人)」「仕事のできない上司や同僚がいる(31人)」「上司やクライアントの無茶振り(19人)」など、上司の言動にイライラを募らせている人が非常に多くなっています。

では、ストレスを感じる瞬間10位までを、口コミと共に見ていきましょう。

◆1位 態度の悪い顧客やクレームへの対応
・お客様に暴言を吐かれたとき(10代 女性 コールセンター)
・顧客先でクレーム対応をするとき(30代 男性 営業職)
・患者様から自分勝手なクレームを受けたとき(50代 女性 看護師)

営業、販売、接客、コールセンターなど、顧客と直接関わる職業の方に多かったのが、「態度の悪い顧客やクレームへの対応」でした。

威圧的な態度、暴言、しつこく何度も文句を言うなどのカスハラ(カスタマーハラスメント)や、上から目線の横柄な態度をとる顧客への対応が、大きなストレスとなっているようです。

立場上、理不尽さを感じても言い返すことができないのも、ストレスが増幅する原因と考えられます。

2位 意思疎通がうまくいかない
・常識の通じない社員とやり取りしなければならないとき(20代 女性 事務職)
・打ち合わせなどで話が全くかみ合わず、話が進まないとき(20代 男性 経理)
・上司との話し合いで、こちらの意見を全く聞かず受け入れてくれないとき(20代 女性 介護職)

相手との考えにズレがあって話が前に進まないときや、自分の主張ばかりで建設的な話し合いができない人にストレスを感じるという声が多数。そもそも人の話を聞く気がない上司にストレスを感じるという声も。

「考えを理解してもらえない」「思った通りに動いてくれない」など、自分の思いが相手にうまく伝わらないことは、仕事をする上で大きなストレスの原因になっているようです。

◆3位 仕事量が多い
・人手不足で一人にかかる負担が大きく、肉体的、精神的にかなりキツい(50代 男性 食品小売業)
・仕事が忙しくて同時進行しないといけないとき。あせってストレスを感じる(40代 女性 事務職)

人手が足りず一人あたりの仕事量が多い、複数の仕事を同時に進めなければいけないなど、仕事量の多さもストレスの原因となっています。

また、『働き方改革』の名目のもと残業NGになったものの、仕事内容は以前と変わらないため、就業時間内の仕事量が増えてかえって大変になったとの声もありました。

◆4位 理不尽な言動を受ける/ミスを自分のせいにされる
・上司の指示が間違っていたのに、自分のせいにされたとき(20代 男性 設計開発)
・指示通りに作業したのに、「違う、そんなこと言ってない」と言われるとき(30代 女性 事務職)

自分に非がないことで怒られたり、指示通りの仕事をしたのに後から違うと言われたりすることにストレスを感じるとの声も多数。いずれも上司に対しての意見が大半となっています。

また、本来部下の仕事に責任をもつべき上司が、責任をもつどころか自分のミスを部下のせいにするというケースも少なくないようです。

◆5位 上司の高圧的な態度・イヤミ
・常識のない偉そうな上司と話す時はいつもストレスを感じる。ただ長く働いているだけなのに、自分が誰よりも偉いと勘違いして毎日怒鳴り散らしている。大きな声、態度、視線、すべてがストレス(30代 女性 事務職)
・上司が理由なく怒鳴り始める、機嫌が悪いと当たられる(30代 女性 医療職)

高圧的な態度や偉そうな上司にストレスを感じるという声も多く挙がりました。

自分自身に被害がなくても、誰かが叱責されている様子を目にすることでストレスを感じる人も。

あまりにもひどい場合は、転職など環境を変えることを検討してもいいかもしれませんね。

◆6位 仕事が思うように進まない
・任された仕事が上司の確認待ちで止まってしまい、発注先への締切に間に合わないとき(40代 女性 事務職)
・取引先に必要な書類を依頼しているのに、何度言ってもなかなか揃わないときや遅くなるとき(30代 男性 販売サービス業)
・自分以外の原因で遅れていて、納期が迫っているのに、終了見込みすらみえないような場合にストレスを感じる(50代 男性 技術職)

予定通りに仕事が進まないことも、ストレスの原因となっています。

とくに多かったのが、「いちいち上司の確認が必要」「指示通りに動かないメンバーがいる」など、自分以外が原因で仕事が中断すること。また、取引先のレスポンスが遅いことが原因で仕事が進まないケースも多いようです。

自分の努力ではどうにもならないことに、イライラやもどかしさを感じる人が多くいました。

◆7位 仕事のできない上司や同僚がいる
・上司が優柔不断で責任感がない。上司の決定がないと動けないのにウダウダしていて仕事が進まない(30代 女性 事務職)
・私より高い給料を貰っている先輩が言われたことをこなすだけの仕事しかせず、複雑な仕事がすべて私に下りてくる(20代 女性 事務)

「たいしたことをしていないのに態度だけは大きい」「仕事ができないくせに指示は出してくる」「何度言っても同じミスをする」

こんな人が職場にいると、仕事が手につかなくなるほどイライラしてしまうという声も。

上司や先輩であれば指摘することはできないですし、部下や同僚であれば、仕事ができない人の尻拭いをするはめになることもあるでしょう。

他人の行動や性格を変えることはできないため、ストレスをなくすのは自分の心持ち次第となるのがツライところです。

◆8位 急な仕事の依頼/期限が迫った仕事
・急な仕事を今日中にと言われてしまうこと(20代 女性 事務職)
・お客様都合で急に仕事が入ったとき。事前に一日の予定を立てているので、予想外の仕事が追加になり予定が崩れることにストレスを感じる(20代 女性 サービス業)

期限がせまった仕事や予定外の仕事、また帰り間際に仕事を頼まれたときにストレスを感じるとの口コミも挙がりました。

多くの人にとって「間に合わせないとまずい。でも間に合うかどうか分からない」という状態での仕事は大きなストレスになります。

また急ぎの仕事や期限が迫った仕事は、「急かされる」「自分のペースで仕事ができない」「本来の仕事やプライベートの予定が崩れる」といった面からもストレスを感じるようです。

◆9位 上司やクライアントの無茶振り
・クライアントから無理に修正を依頼されたとき(30代 女性 グラフィックデザイナー)
・担当の顧客からの無理なスケジュールでの資料作成の依頼があったとき(20代 女性 会計事務所スタッフ)

こちらの都合を考えずに、無理な内容・期限の仕事を振ってくる上司やクライアントにもストレスを感じる人が多いです。

営業職であれば、クライアントに無理難題を言われた経験も一度や二度ではないでしょう。

立場上断りにくいため、批判を覚悟で上司に相談したり、現場に頭を下げたり、残業をしてなんとか間に合わせたりすることも多いかもしれません。

また、上司が顧客の希望を安請け合いしたために、現場にシワ寄せがくるといったケースも多いようです。

◆10位 残業が多い
・残業で帰りが遅れるとき。予定をたてて動くので、それが狂うと腹がたつ(30代 男性 事務職)
・繁忙期は残業が多く帰宅時間が遅くなり睡眠時間が減る。休みの日もメールの返信や電話の対応をしなければならない(30代 女性 事務職)
・サービス残業をしたり、休日に呼び出されたりしたとき(30代 女性 販売職)

最近は「残業をできるだけしない・させない」会社が増えています。

しかし、月末・月初・イベント時など、決まった時期は必ず残業になる業種も。そういった場合、定期的に残業の多い時期がくることにストレスを感じるようです。

また、定時で帰ることが当たり前の人にとっては、急に入った残業に予定を崩されることも強いストレスになっています。

▽株式会社Gentle 中村成博氏の考察
仕事でストレスを感じる瞬間は、自分の想定と相手の対応とのギャップからイライラしたり、悲しくなったりするようです。

対お客様であれば、想定外の理不尽な言われ方をした時、対上司であれば、上司の求める理想とのギャップからストレスが発生します。

また、対自分に対してもギャップが生まれ、ストレスを感じる瞬間があります。

対自分に対しては、自分に厳しい・マジメ・負けず嫌いの人がストレスを感じやすいようです。
 
  • 仕事のストレス解消方法|女性は「食べる」男性は「運動をする」が1位

 
仕事のストレス解消方法を聞いたところ、女性の1位は「おいしいものを食べる(71人)、2位は「愚痴を聞いてもらう(56人)」でした。

一方男性は、1位が「運動をする(39人)」、2位は「酒を飲む(32人)」という結果に。

ストレスの解消方法は、男女で大きく違うことがわかりました。

◆女性は女性はおいしいもので幸せな気分になり、愚痴を言ってストレスを発散する
イライラしたときは、好きなもの食べる、甘いものを食べるという女性が多数。カロリーや値段を気にせずにおいしいものを好きなだけ食べることで、幸せな気分になれる、イヤなことを忘れられるという声が多く聞かれました。

また、同僚と愚痴を言い合ったり、友人や家族に話を聞いてもらったりすることでスッキリするという声も。

甘いものとおしゃべりは、女性のストレス解消方法の鉄板ですね。「一人カラオケ」や「車の中で思いっきり歌う」も人気でした。

○女性のストレス解消方法 口コミ
・仕事帰りにスイーツを買って食べる(20代 女性 軽作業)
・同じ職種の友人に話を聞いてもらう。同じ職種だと大変さをわかってもらえる(20代 女性 看護師)
・一人カラオケでフリードリンクを付け、歌い、ソフトクリーム&ポップコーンを食べまくる!(30代 女性 接客業)

◆男性は運動とお酒が人気
男性のストレス解消方法1位は「運動をする(39人)」、2位は「酒を飲む(32人)」でした。

筋トレやランニング、長距離のウォーキングなど、運動をしてストレスを発散している人が多数。「運動したあとは気分がスッキリする」という声が多く聞かれました。

そして、男性のストレス解消方法で次に多かったのが「酒を飲む」でした。

なかでも目立ったのが「飲んで寝る」「家に帰って飲む」「飲んで紛らわす」といった意見。

ただ、話し相手のいない一人飲みは心のモヤモヤを発散できないため、考え込んでしまい、かえってストレスが溜まることもあります。

リラックスできる程度の量に抑えるか、気の合う仲間やパートナーと会話を楽しみながら飲めるといいですね。

○男性のストレス解消方法 口コミ
・ジムに行って思いっきり汗を流す(30代 男性 エンジニア)
・休日に筋トレやランニングをすることにより、嫌なことを考えなくなる(40代 男性 製造業)
・趣味のバイクに乗って爽快な気分になったり、プロ野球観戦に行って大声を出す(40代 男性 カスタマーサポート)
・飲みまくる(40代 男性 事務職)

▽株式会社Gentle 中村成博氏の考察
ストレス解消法は男性と女性で違うということを知っておくことは大切ですね!私もカラダを動かすことでスッキリします。

ここで特記すべきところは、女性のストレス解消法2位:『愚痴を聞いてもらう』です。

そう、女性は聞いてもらうことでストレス解消につながるのですが、男性は聞くだけにとどまらず、アドバイスしちゃいがちです。大切なことは、受容と共感ですよ。
 
  • まとめ
仕事をしていれば、誰もが大なり小なりストレスを感じています。とくに今回のアンケートでも多かった「人間関係」に関するストレスをゼロにすることは難しいです。

考え方や価値観、仕事の能力、仕事への向き合い方、置かれている状況は千差万別だからです。

逆に考えれば、あなたが快適に感じる仕事の環境が、他の誰かにとってはストレスとなっているかもしれません。

「仕事に多少のストレスはつきもの」

そう考えて、うまくストレスを解消していきたいですね。

ただし、仕事量や残業といった解決可能な問題や、ハラスメントのような放置できない問題に関しては、上司や専門機関へ相談する、転職をして環境を変えるといった方法も検討しましょう。

▽株式会社Gentle 中村成博氏の総括
人間関係の悩み・ストレスは尽きないものです。何故なら10人10色、関わる人が変わると生じますし、1人10色、人の心は変わりやすいからです。

なので、これからはこのストレスをうまく活かし、自分の想いに気づくキッカケであったり、相手の要求に気づくキッカケができるといいですね!

※全ての集計結果データは以下から閲覧可能です。
URL:https://media.bizhits.co.jp/archives/7141
 
  • 監修者紹介

 

中村成博まさひろ)氏
株式会社Gentle 代表取締役
株式会社フラップゼロα 執行役員
八洲学園大学 非常勤講師

<<経歴>>
■1974.3.11生まれ 東京・中野区出身
■日本マクドナルド勤務時代:人材確保の難しい新宿歌舞伎町エリアにて数店舗を担当。

人材難のエリアでの自ら考案した離職防止策は、離職防止やモチベーションアップに絶大な効果を発揮し、その成果が全国のマクドナルドに紹介された実績を持つ。
■コンサルティング会社勤務時代:マクドナルドでの実績が他の業種・業態においても、その効果を自ら検証し、経営者・管理職・店長に対して、その実効性は評価が高く、たくさんの支持と共感を得られた。
■現在:株式会社Gentle 代表取締役
講演・研修・コンサルティングを通して、どの業種・業態においても実効性のある人との関わり方の原理原則を伝授。企業・組織にとって大切な人財を全力でサポートしている。
また、自治体・企業・団体向けに防災に関する講演・イベントも行っている。

中村成博氏への講演依頼はコチラ(https://www.gntl.co.jp/

■会社概要
社名   : 株式会社ビズヒッツ
所在地  : 〒510-0208 三重県鈴鹿市鈴鹿ハイツ22-21
代表者  : 代表取締役 伊藤 陽介
設立   : 2009年1月19日
資本金  : 300万円
事業内容 : WEBメディアの運営・コンサルティング
URL   : https://bizhits.co.jp/

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会社概要

株式会社ビズヒッツ

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URL
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業種
情報通信
本社所在地
三重県鈴鹿市鈴鹿ハイツ22-21
電話番号
059-392-5012
代表者名
伊藤陽介
上場
未上場
資本金
300万円
設立
2009年01月