菱洋エレクトロ、省電力で道路設置が可能な電子ペーパーディスプレイ製品の販売を開始

　エレクトロニクス商社の菱洋エレクトロ株式会社（本社：東京都中央区、代表取締役社長：中村守孝、以下「菱洋エレクトロ」）は、付加価値の高い産業用ディスプレイ製品を製造・販売する、ディサイン株式会社（本社：神奈川県横浜市、代表取締役：高谷泰之、以下「ディサイン」）と販売店契約を締結し、電子ペーパーディスプレイ製品の国内販売を開始いたします。

　近頃、広告宣伝や交通インフラの用途で、電子メディア機器の需要が増えてきています。菱洋エレクトロはこの度のディサインとの連携により、実用可能な電子ペーパーディスプレイ製品の提供を開始し、顧客企業のニーズの多様化に応えてまいります。

　電子ペーパーディスプレイは、省電力かつ薄型・軽量で、紙のような視野角を得られるといった他のディスプレイにはない特長を備えており、例えば、反射光を利用するので光があるほとんどの環境下で高い視認性を確保できることから、ドライバーの安全を確保する必要がある公共道路、交通機関などへ設置する可能性を広げられます。また従来型のディスプレイ同様、表示データの容易な変更・編集が可能なので、紙のポスターを多用する公共の場での活躍が期待されます。そのためバス停の案内板や、外国人旅行客向けに多言語表示できる案内板といった用途に適しており、2020年の東京オリンピックに向けて、今後ますます需要が高まることが予想されます。

　また、この度取り扱いを開始するディサインの電子ペーパーディスプレイ製品は、低消費電力かつソーラーパネル充電が可能なため、地域の掲示板や看板に用いることで、自然災害発生時などの電気の供給がされない場面でも表示を継続することができ、避難誘導や緊急連絡をする際に役立ちます。菱洋エレクトロが注力している、省電力・広域・長距離通信が可能な通信技術LPWAと併用することで、今後様々な場面での活用が見込めます。
 

利用シーン例・製品写真

菱洋エレクトロ株式会社について
半導体/デバイス事業とICT/ソリューション事業を手掛けるエレクトロニクス商社として、両事業を展開する強みを生かした IoT をキーワードにしたビジネスに注力しています。半導体・デバイス、ネットワーク、クラウドまたはオンプレミスサーバー、運用・保守までトータルにサポートできるサービスを構築し、幅広い産業分野のお客様に対してビジネス変革をサポートしています。