第28回コカ・コーラ環境教育賞 最優秀賞・優秀賞・大臣賞受賞団体決定 ~3/11(土)にライブ配信で表彰式を実施~
活動普及部門 小学生 最優秀賞・文部科学大臣賞 富山市立西田地方小学校
活動普及部門 中学生 最優秀賞 team長崎シー・クリーン~世界遺産軍艦島が映える海を守ろう~
企画・研究推進部門 最優秀賞・環境大臣賞 大阪教育大学付属高等学校平野校舎 ドリンクバー
活動普及部門 中学生 最優秀賞 team長崎シー・クリーン~世界遺産軍艦島が映える海を守ろう~
企画・研究推進部門 最優秀賞・環境大臣賞 大阪教育大学付属高等学校平野校舎 ドリンクバー
公益財団法人コカ・コーラ教育・環境財団(所在地:東京都渋谷区、理事長:佐々木康行、以下当財団)は、環境保全・環境教育に関する顕著な活動への顕彰および環境保全・環境啓発・環境美化に寄与する新しい企画への支援をおこなう「第28回コカ・コーラ環境教育賞」(協力:読売新聞社、後援:文部科学省、環境省)の最終選考会および表彰式を3月11日(土)におこないました。
最優秀賞および大臣賞受賞団体、受賞コメントは以下の通りとなります。
【活動普及部門(小学生) 最優秀賞・文部科学大臣賞】
富山市立西田地方小学校 (富山県富山市)
「受賞するとは思っておらず、プレゼンの再演準備も全く出来ていませんでした。選考をご一緒させていただいた各団体の活動の良いところを取り入れながら今後も頑張っていきたいです。」
【活動普及部門(中学生) 最優秀賞】
team長崎シー・クリーン~世界遺産軍艦島が映える海を守ろう~ (長崎県長崎市)
「日ごろ頑張ってきたことがこのような形で賞をいただけて嬉しいです。環境問題を多くの方に自分事化していただけるように情報発信をしていくことで、より多くの方と繋がっていきたいです。」
【企画・研究推進部門 最優秀賞・環境大臣賞】
大阪教育大学付属高等学校平野校舎 ドリンクバー (大阪府大阪市)
「今回の受賞は大きな自信になります。出来れば今後校内で実証実験をおこなって、全国の学校でも取り組んでいただけるようなシステムを作っていきたいです。」
※文部科学大臣賞、環境大臣賞受賞団体は各部門の最優秀賞受賞団体のいずれかより、その活動・企画内容等を精査の上、選考委員会にて決定しております。活動普及部門においては小学生・中学生の最優秀賞受賞団体のいずれかに大臣賞を贈賞しており、今回は選考委員会の協議の結果、小学生の団体が受賞しました。
また優秀賞として以下団体を選出しております。(順番は北から南)
【活動普及部門(小学生) 優秀賞】
富山市立呉羽小学校 (富山県富山市)
【企画・研究推進部門 優秀賞】
富山県立魚津工業高等学校 環境教育推進委員会 (富山県魚津市)
大阪府立千里高等学校 ドリンクサーバー探究班 (大阪府吹田市)
活動普及部門最優秀賞受賞団体には各30万円、優秀賞受賞団体には10万円の活動助成金が贈られます。また、企画・研究推進部門最優秀賞受賞団体には100万円、優秀賞受賞団体にはそれぞれ10万円の活動助成金が贈られます
【第28回コカ・コーラ環境教育賞 選考委員 総評(抜粋)】
京都大学大学院 地球環境学堂 准教授
公益財団法人コカ・コーラ教育・環境財団 評議員
浅利美鈴
『後輩たちが活躍している姿を見てとても心強く感じました。どの取り組みも周りの大人や地域を巻き込んで活動をし、周りの方もそれを支えている。今日の喜びは是非大勢の方で共有して、引き続き頑張っていただきたいです。また嬉しかったこととして、皆さんが問題を自分事化することで課題に気付き、さらには行動に繋がっている。それを今後も忘れずに行動していただきたいと思います。
日本はPETボトルリサイクルの取り組みはしっかりしているけれど、リユースも非常に大事になってきています。今回参加された団体の取り組みや提案は本賞に対しても大きな提言をしてくれたのではないでしょうか。実現に向けて時間はかかるかもしれないけれど大きな一歩に本日はつながったのではと感じています。
最後に「ゴミ」とカタカナで書くと、イメージとしてネガティブにみているという考え方があります。是非、「ごみ」とひらがなで書くと同時に、大事なものだと伝えてもらい、視点を変えていくという事が、大切。「ごみ」が資源に見える、そんな社会の実現に向けても本日は近づけたのではと思います。引き続き活動を続けてまた私たちに提案をしていただきたいと思いました。』
当財団では、2020年にコカ・コーラシステム全体として取り組むべき新たなサスティナビリティー戦略が策定されたことを受け、また国際社会共通の目標であるSDGs(Sustainable Development Goals/持続可能な開発目標)の推進を図るために、環境教育事業についても環境分野、特に地球環境・環境資源の領域の向上に寄与する取り組み、企画を支援することを事業方針としており、本年は以下の2部門にて助成・支援を希望する団体を募集いたしました。
■活動普及部門
対象:(1)小学生及びその指導者 (2)中学生及びその指導者
募集内容:コカ・コーラのサスティナビリティー戦略「資源」領域の重点項目である「容器/PET」「水」「温室効果ガス排出量」「再生可能エネルギー」のうち、「容器/PET」を選択し、本年のテーマをSDGs項目『12. つくる責任・つかう責任』としております。
■企画・研究推進部門
対象:高校生、高専生、大学生、大学院生およびそれら学生を活動主体とする非営利団体
募集内容:コカ・コーラのサスティナビリティー戦略「資源」領域の重点項目である「容器/PET」「水」「温室効果ガス排出量」「再生可能エネルギー」を考慮し、本年のテーマを『容器/PET』としております。
※詳細は下記当財団ホームページをご覧ください。
本年は、一次選考(書類)で選ばれた全国の小学生から高校生までの11団体(活動普及部門: 5団体、企画・研究推進部門:6団体)による最終選考(プレゼンテーション)を11日(土)におこない受賞団体を決定いたしました。その後おこなわれた表彰式では、受賞団体の表彰に先立ち、今回の募集「テーマ」が上記のSDG’s項目およびコカ・コーラシステムのサスティナビリティー戦略の「資源」領域より設定されたことを受け、当財団常務理事の田中美代子より基調講演をおこないました。
コカ・コーラ環境教育賞は1994年の賞設立以来、環境教育・環境保全活動の促進を目的に、地域に貢献するボランティア活動の助成・支援をおこなっており、2021年度までの応募団体数は全国で2,400団体以上に上ります。
本賞の概要およびライブ配信でおこなった表彰式の模様(後日アップ予定)等は以下ホームページにてご覧いただけます。
【第28回コカ・コーラ環境教育賞特設ページ】
https://www.cocacola-zaidan.jp/environment/env-prize/28th/
【活動普及部門(小学生) 最優秀賞・文部科学大臣賞】
富山市立西田地方小学校 (富山県富山市)
昨年度、総合的な学習の時間の校区探検を通して西田地方の魅力や課題を見つけ、「NSDGs委員会」「西田地方にずっともっと住み続けたいプロジェクト」を立ち上げました。その中で、6つのゴールを設定し、昨年度は「地元商店街をもっと盛り上げる」、今年度は「校区に落ちているごみを0にする」を目指して活動に取り組みました。ごみ調査やごみ拾い活動を通して自分たちの力で校区の美化活動を進めるとともに、ごみ拾い大会やごみビンゴの計画・実施、地域のクリーン作戦への参加等、全校児童や保護者、地域の方々とも連携してごみを拾い集め、減らしていこうとしました。さらに、より多くの方に「地域のごみを減らしたい」「どんなものでも無駄にせず、大切に使ってほしい」という思いをもってもらいたいと願い、ごみや環境をテーマにした発表会や催し物を開き、多くの方に参加してもらうなど、様々な形での情報発信を進めています。
【活動普及部門(小学生) 優秀賞】
富山市立呉羽小学校 (富山県富山市)
「だれ一人取り残さない SDGs未来都市くれは」を目指し、児童・教職員・保護者が連携して取り組んでいます。「スマイルトライ」「もったいない」を合い言葉に自分たちができることに進んで取り組み、地域へと活動の輪を広げる。食品ロス削減や3Rの推進、リメイク品の販売等、SDGsへの関心を高め、行動の輪を広げていく活動を子供発案の企画で、地域や自治体、民間企業とも連携しながら実践しています。
【活動普及部門(中学生) 最優秀賞】
team長崎シー・クリーン~世界遺産軍艦島が映える海を守ろう~ (長崎県長崎市)
世界遺産・軍艦島が見える海岸、砂浜、漁港、道路やその関連施設の美化活動を通して以下を目指すことを目的とする。
① 野母崎地区の海の豊さを守り続ける
② 環境問題への意識の醸成を図る
③ 軍艦島が見える海の景観を守る
④ 野母崎の魅力を伝えて交流人口を増やす
【企画・研究推進部門 最優秀賞・環境大臣賞】
大阪教育大学付属高等学校平野校舎 ドリンクバー (大阪府大阪市)
本研究は高等学校でドリンクバー(ディスペンサー)を設置することで、自動販売機でペットボトルドリンクを買う必要性を無くし、ペットボトルゴミの排出量を減らすことを目的としています。ペットボトルはリサイクル出来、環境に良いという側面だけでなく、ペットボトルゴミをはじめとしたプラスチックゴミには環境への悪影響を与えているという側面もあることから私達はペットボトルゴミ(ペットボトルの使用量)そのものを減らすことが環境問題改善に有効なのではないかと考えました。そこで、マイボトルを普及させることがペットボトル削減に役立つのではないかと考えたが、BRAITA JAPANのアンケートによるとマイボトル、水筒を持ち運んでいるが量が足りなくなって追加で飲み物を購入したことがある人の割合はあるが78.8%、ないが21.2%であった。この結果よりペットボトル削減のためにマイボトルを普及させるだけでは意味がないという課題が明らかになりました。マイボトルを持っている人が追加でペットボトル等の飲み物を購入しなくても良いシステムを整えることでペットボトル削減につながると考え、マイボトル普及とともに、ドリンクバーを設置することでペットボトルの使用量を減らすことができるという仮説を立てました。以下の仮説を高等学校を対象に実証するため関西学院BIZCAFEに行ったインタビューをもとにプランを作成しました。
【企画・研究推進部門 優秀賞】
富山県立魚津工業高等学校 環境教育推進委員会 (富山県魚津市)
日本海及び黄海は陸地に囲まれた閉鎖性の高い海域であり、近年、沿岸地域における社会・経済活動による環境負荷が増大し、海洋環境の悪化や海洋生物への影響などが心配されています。日本海及び 黄海沿岸における漂流・漂着物も国際的な環境問題の一つとして注目されており、多方面で解決に取り組む課題として取り上げられています。海洋プラスチック問題への取組みは、漂着物調査が主に行われており、漂着物の種類や量に関する調査報告が多く行われています。本研究では、回収から活用への提案を目指し、本校近くの海岸における海洋プラスチックや学校周辺の清掃活動で回収したプラスチックを 用いて汚染物を除去する水処理技術に利活用することを目的としています。また、この研究を幅広く周知し、環境保全の啓発活動につなげたいと考えています。
大阪府立千里高等学校 ドリンクサーバー探究班 (大阪府吹田市)
自動販売機からペットボトルを購入することにより発生するポイ捨てなどによるプラスチック問題を解決しようという研究。また、プラスチック問題に付随してペットボトルの観点から、今は注目されていな飲料廃棄ロスの問題に対してもこの取り組みから様々な人に知ってもらおうと考えています。今ある自動販売機を形から変え、ファミリーレストランなどにあるコールドドリンクディスペンサーから着想を得て、容器に使い捨てのペットボトルを使わず、自分の入れたい量を入れるという手法を取り入れることによってプラスチック問題をリサイクルの観点ではなくそもそも作らないリデュースの観点で対処し、飲料廃棄ロスも極限まで減らすことができるのではないかと考えています。
※コカ·コーラシステムのサスティナビリティーへの取り組みについて
日本コカ・コーラ株式会社と全国5社のボトリング会社などから構成されるコカ・コーラシステムは、「世界中をうるおし、さわやかさを提供すること。前向きな変化をもたらすこと。」の事業目的にのっとり、日本が直面する重要な課題に対し、ビジネスを通じて変化をもたらしながら、未来を共創していくことに責任を持って取り組みます。2020年には「多様性の尊重」「地域社会」「資源」の3つのプラットフォームと9つの重点課題を特定し、システム共通のサスティナビリティーフレームワークを策定しました。各領域において事業活動を通じて社会課題の解決を目指すことで、持続可能な開発目標(SDGs)の達成にも貢献してまいります。 詳しい活動内容については、最新のESGレポートをご覧ください。
(参考リンク)
日本コカ·コーラ サスティナビリティー公式サイト: https://www.cocacola.co.jp/sustainability
日本コカ·コーラ ESGレポート: https://www.cocacola.co.jp/sustainability/esg-download
コカ·コーラ サスティナビリティー公式Twitter: https://twitter.com/CocaColaJP_Sus
■公益財団法人 コカ・コーラ教育・環境財団 概要
名 称: 公益財団法人コカ・コーラ教育・環境財団
英字名称: The Coca-Cola Educational & Environmental Foundation
許可日: 2007年6月25日(※2011年9月27日 公益財団法人へ移行)
理事長: 佐々木康行
所在地: 東京都渋谷区渋谷4-6-3
ホームページ: http://www.cocacola-zaidan.jp/index.html
概要: 2007年6月に37年継続していた日本コカ・コーラボトラーズ育英会と14年継続していたコカ・コーラ環境教育財団の事業を継承し、一元的に運営、推進できる母体として設立、2011年9月より公益財団法人に移行しました。心豊かでたくましい人づくり(Healthy Active Life)を理念とし、国際社会が求める青少年の育成と、彼らを取り巻く地域社会を支える人材の育成を通じ、豊かな国際社会の形成及び国際親善に寄与することを目的とし、内閣府に公益認定を受け、事業を展開しています。
主な事業内容: 環境教育、奨学支援、復興支援を柱とした各種貢献事業の実施
■コカ・コーラシステムについて
コカ・コーラシステムは、ザ コカ・コーラ カンパニーの日本法人で、原液の供給と製品の企画開発を おこなう日本コカ・コーラと、全国5社のボトリング会社(コカ・コーラ ボトラーズジャパン、北海道コカ・コーラボトリング、みちのくコカ・コーラボトリング、北陸コカ・コーラボトリング、沖縄コカ・コーラボトリング)などで構成されています。コカ・コーラシステムが国内で取り扱う製品は50以上の炭酸飲料および非炭酸飲料ブランドにおよび、世界で最も高い評価を得ているブランドである「コカ・コーラ」をはじめ、「コカ・コーラ ゼロ」「コカ・コーラ ゼロカフェイン」「ファンタ」「スプライト」などのグローバル・ブランドの他「ジョージア」「アクエリアス」「い・ろ・は・す」「綾鷹」など、日本市場のために開発されたブランドが含まれます。 コカ・コーラシステムは、持続可能な地域社会の構築を目指してたゆまぬ努力を重ねており、事業活動による環境負荷の削減、社員のための安全で開かれた職場環境の構築、事業を展開する地域社会における経済発展の促進といった取り組みに力を注いでいます。
■雨煙別(うえんべつ)小学校 コカ・コーラ環境ハウス
当財団は、北海道夕張郡栗山町とともに、同町の廃校を自然・環境 教育を中心に文化・スポーツの体験学習をおこなうことができる宿泊施設「雨煙別小学校 コカ・コーラ環境ハウス」として再生するプロジェクトを推進してまいりました。
2010年4月にグランドオープンを迎えた同施設を拠点に、栗山町の豊かな自然環境の中で積極的な 環境教育プログラムを展開し、次世代を担う青少年の育成をおこなっております。
最優秀賞および大臣賞受賞団体、受賞コメントは以下の通りとなります。
【活動普及部門(小学生) 最優秀賞・文部科学大臣賞】
富山市立西田地方小学校 (富山県富山市)
「受賞するとは思っておらず、プレゼンの再演準備も全く出来ていませんでした。選考をご一緒させていただいた各団体の活動の良いところを取り入れながら今後も頑張っていきたいです。」
【活動普及部門(中学生) 最優秀賞】
team長崎シー・クリーン~世界遺産軍艦島が映える海を守ろう~ (長崎県長崎市)
「日ごろ頑張ってきたことがこのような形で賞をいただけて嬉しいです。環境問題を多くの方に自分事化していただけるように情報発信をしていくことで、より多くの方と繋がっていきたいです。」
【企画・研究推進部門 最優秀賞・環境大臣賞】
大阪教育大学付属高等学校平野校舎 ドリンクバー (大阪府大阪市)
「今回の受賞は大きな自信になります。出来れば今後校内で実証実験をおこなって、全国の学校でも取り組んでいただけるようなシステムを作っていきたいです。」
※文部科学大臣賞、環境大臣賞受賞団体は各部門の最優秀賞受賞団体のいずれかより、その活動・企画内容等を精査の上、選考委員会にて決定しております。活動普及部門においては小学生・中学生の最優秀賞受賞団体のいずれかに大臣賞を贈賞しており、今回は選考委員会の協議の結果、小学生の団体が受賞しました。
また優秀賞として以下団体を選出しております。(順番は北から南)
【活動普及部門(小学生) 優秀賞】
富山市立呉羽小学校 (富山県富山市)
【企画・研究推進部門 優秀賞】
富山県立魚津工業高等学校 環境教育推進委員会 (富山県魚津市)
大阪府立千里高等学校 ドリンクサーバー探究班 (大阪府吹田市)
活動普及部門最優秀賞受賞団体には各30万円、優秀賞受賞団体には10万円の活動助成金が贈られます。また、企画・研究推進部門最優秀賞受賞団体には100万円、優秀賞受賞団体にはそれぞれ10万円の活動助成金が贈られます
【第28回コカ・コーラ環境教育賞 選考委員 総評(抜粋)】
京都大学大学院 地球環境学堂 准教授
公益財団法人コカ・コーラ教育・環境財団 評議員
浅利美鈴
『後輩たちが活躍している姿を見てとても心強く感じました。どの取り組みも周りの大人や地域を巻き込んで活動をし、周りの方もそれを支えている。今日の喜びは是非大勢の方で共有して、引き続き頑張っていただきたいです。また嬉しかったこととして、皆さんが問題を自分事化することで課題に気付き、さらには行動に繋がっている。それを今後も忘れずに行動していただきたいと思います。
日本はPETボトルリサイクルの取り組みはしっかりしているけれど、リユースも非常に大事になってきています。今回参加された団体の取り組みや提案は本賞に対しても大きな提言をしてくれたのではないでしょうか。実現に向けて時間はかかるかもしれないけれど大きな一歩に本日はつながったのではと感じています。
最後に「ゴミ」とカタカナで書くと、イメージとしてネガティブにみているという考え方があります。是非、「ごみ」とひらがなで書くと同時に、大事なものだと伝えてもらい、視点を変えていくという事が、大切。「ごみ」が資源に見える、そんな社会の実現に向けても本日は近づけたのではと思います。引き続き活動を続けてまた私たちに提案をしていただきたいと思いました。』
当財団では、2020年にコカ・コーラシステム全体として取り組むべき新たなサスティナビリティー戦略が策定されたことを受け、また国際社会共通の目標であるSDGs(Sustainable Development Goals/持続可能な開発目標)の推進を図るために、環境教育事業についても環境分野、特に地球環境・環境資源の領域の向上に寄与する取り組み、企画を支援することを事業方針としており、本年は以下の2部門にて助成・支援を希望する団体を募集いたしました。
■活動普及部門
対象:(1)小学生及びその指導者 (2)中学生及びその指導者
募集内容:コカ・コーラのサスティナビリティー戦略「資源」領域の重点項目である「容器/PET」「水」「温室効果ガス排出量」「再生可能エネルギー」のうち、「容器/PET」を選択し、本年のテーマをSDGs項目『12. つくる責任・つかう責任』としております。
■企画・研究推進部門
対象:高校生、高専生、大学生、大学院生およびそれら学生を活動主体とする非営利団体
募集内容:コカ・コーラのサスティナビリティー戦略「資源」領域の重点項目である「容器/PET」「水」「温室効果ガス排出量」「再生可能エネルギー」を考慮し、本年のテーマを『容器/PET』としております。
※詳細は下記当財団ホームページをご覧ください。
本年は、一次選考(書類)で選ばれた全国の小学生から高校生までの11団体(活動普及部門: 5団体、企画・研究推進部門:6団体)による最終選考(プレゼンテーション)を11日(土)におこない受賞団体を決定いたしました。その後おこなわれた表彰式では、受賞団体の表彰に先立ち、今回の募集「テーマ」が上記のSDG’s項目およびコカ・コーラシステムのサスティナビリティー戦略の「資源」領域より設定されたことを受け、当財団常務理事の田中美代子より基調講演をおこないました。
コカ・コーラ環境教育賞は1994年の賞設立以来、環境教育・環境保全活動の促進を目的に、地域に貢献するボランティア活動の助成・支援をおこなっており、2021年度までの応募団体数は全国で2,400団体以上に上ります。
本賞の概要およびライブ配信でおこなった表彰式の模様(後日アップ予定)等は以下ホームページにてご覧いただけます。
【第28回コカ・コーラ環境教育賞特設ページ】
https://www.cocacola-zaidan.jp/environment/env-prize/28th/
≪第28回コカ・コーラ環境教育賞 受賞団体活動概要≫
【活動普及部門(小学生) 最優秀賞・文部科学大臣賞】
富山市立西田地方小学校 (富山県富山市)
昨年度、総合的な学習の時間の校区探検を通して西田地方の魅力や課題を見つけ、「NSDGs委員会」「西田地方にずっともっと住み続けたいプロジェクト」を立ち上げました。その中で、6つのゴールを設定し、昨年度は「地元商店街をもっと盛り上げる」、今年度は「校区に落ちているごみを0にする」を目指して活動に取り組みました。ごみ調査やごみ拾い活動を通して自分たちの力で校区の美化活動を進めるとともに、ごみ拾い大会やごみビンゴの計画・実施、地域のクリーン作戦への参加等、全校児童や保護者、地域の方々とも連携してごみを拾い集め、減らしていこうとしました。さらに、より多くの方に「地域のごみを減らしたい」「どんなものでも無駄にせず、大切に使ってほしい」という思いをもってもらいたいと願い、ごみや環境をテーマにした発表会や催し物を開き、多くの方に参加してもらうなど、様々な形での情報発信を進めています。
【活動普及部門(小学生) 優秀賞】
富山市立呉羽小学校 (富山県富山市)
「だれ一人取り残さない SDGs未来都市くれは」を目指し、児童・教職員・保護者が連携して取り組んでいます。「スマイルトライ」「もったいない」を合い言葉に自分たちができることに進んで取り組み、地域へと活動の輪を広げる。食品ロス削減や3Rの推進、リメイク品の販売等、SDGsへの関心を高め、行動の輪を広げていく活動を子供発案の企画で、地域や自治体、民間企業とも連携しながら実践しています。
【活動普及部門(中学生) 最優秀賞】
team長崎シー・クリーン~世界遺産軍艦島が映える海を守ろう~ (長崎県長崎市)
世界遺産・軍艦島が見える海岸、砂浜、漁港、道路やその関連施設の美化活動を通して以下を目指すことを目的とする。
① 野母崎地区の海の豊さを守り続ける
② 環境問題への意識の醸成を図る
③ 軍艦島が見える海の景観を守る
④ 野母崎の魅力を伝えて交流人口を増やす
【企画・研究推進部門 最優秀賞・環境大臣賞】
大阪教育大学付属高等学校平野校舎 ドリンクバー (大阪府大阪市)
本研究は高等学校でドリンクバー(ディスペンサー)を設置することで、自動販売機でペットボトルドリンクを買う必要性を無くし、ペットボトルゴミの排出量を減らすことを目的としています。ペットボトルはリサイクル出来、環境に良いという側面だけでなく、ペットボトルゴミをはじめとしたプラスチックゴミには環境への悪影響を与えているという側面もあることから私達はペットボトルゴミ(ペットボトルの使用量)そのものを減らすことが環境問題改善に有効なのではないかと考えました。そこで、マイボトルを普及させることがペットボトル削減に役立つのではないかと考えたが、BRAITA JAPANのアンケートによるとマイボトル、水筒を持ち運んでいるが量が足りなくなって追加で飲み物を購入したことがある人の割合はあるが78.8%、ないが21.2%であった。この結果よりペットボトル削減のためにマイボトルを普及させるだけでは意味がないという課題が明らかになりました。マイボトルを持っている人が追加でペットボトル等の飲み物を購入しなくても良いシステムを整えることでペットボトル削減につながると考え、マイボトル普及とともに、ドリンクバーを設置することでペットボトルの使用量を減らすことができるという仮説を立てました。以下の仮説を高等学校を対象に実証するため関西学院BIZCAFEに行ったインタビューをもとにプランを作成しました。
【企画・研究推進部門 優秀賞】
富山県立魚津工業高等学校 環境教育推進委員会 (富山県魚津市)
日本海及び黄海は陸地に囲まれた閉鎖性の高い海域であり、近年、沿岸地域における社会・経済活動による環境負荷が増大し、海洋環境の悪化や海洋生物への影響などが心配されています。日本海及び 黄海沿岸における漂流・漂着物も国際的な環境問題の一つとして注目されており、多方面で解決に取り組む課題として取り上げられています。海洋プラスチック問題への取組みは、漂着物調査が主に行われており、漂着物の種類や量に関する調査報告が多く行われています。本研究では、回収から活用への提案を目指し、本校近くの海岸における海洋プラスチックや学校周辺の清掃活動で回収したプラスチックを 用いて汚染物を除去する水処理技術に利活用することを目的としています。また、この研究を幅広く周知し、環境保全の啓発活動につなげたいと考えています。
大阪府立千里高等学校 ドリンクサーバー探究班 (大阪府吹田市)
自動販売機からペットボトルを購入することにより発生するポイ捨てなどによるプラスチック問題を解決しようという研究。また、プラスチック問題に付随してペットボトルの観点から、今は注目されていな飲料廃棄ロスの問題に対してもこの取り組みから様々な人に知ってもらおうと考えています。今ある自動販売機を形から変え、ファミリーレストランなどにあるコールドドリンクディスペンサーから着想を得て、容器に使い捨てのペットボトルを使わず、自分の入れたい量を入れるという手法を取り入れることによってプラスチック問題をリサイクルの観点ではなくそもそも作らないリデュースの観点で対処し、飲料廃棄ロスも極限まで減らすことができるのではないかと考えています。
※コカ·コーラシステムのサスティナビリティーへの取り組みについて
日本コカ・コーラ株式会社と全国5社のボトリング会社などから構成されるコカ・コーラシステムは、「世界中をうるおし、さわやかさを提供すること。前向きな変化をもたらすこと。」の事業目的にのっとり、日本が直面する重要な課題に対し、ビジネスを通じて変化をもたらしながら、未来を共創していくことに責任を持って取り組みます。2020年には「多様性の尊重」「地域社会」「資源」の3つのプラットフォームと9つの重点課題を特定し、システム共通のサスティナビリティーフレームワークを策定しました。各領域において事業活動を通じて社会課題の解決を目指すことで、持続可能な開発目標(SDGs)の達成にも貢献してまいります。 詳しい活動内容については、最新のESGレポートをご覧ください。
(参考リンク)
日本コカ·コーラ サスティナビリティー公式サイト: https://www.cocacola.co.jp/sustainability
日本コカ·コーラ ESGレポート: https://www.cocacola.co.jp/sustainability/esg-download
コカ·コーラ サスティナビリティー公式Twitter: https://twitter.com/CocaColaJP_Sus
■公益財団法人 コカ・コーラ教育・環境財団 概要
名 称: 公益財団法人コカ・コーラ教育・環境財団
英字名称: The Coca-Cola Educational & Environmental Foundation
許可日: 2007年6月25日(※2011年9月27日 公益財団法人へ移行)
理事長: 佐々木康行
所在地: 東京都渋谷区渋谷4-6-3
ホームページ: http://www.cocacola-zaidan.jp/index.html
概要: 2007年6月に37年継続していた日本コカ・コーラボトラーズ育英会と14年継続していたコカ・コーラ環境教育財団の事業を継承し、一元的に運営、推進できる母体として設立、2011年9月より公益財団法人に移行しました。心豊かでたくましい人づくり(Healthy Active Life)を理念とし、国際社会が求める青少年の育成と、彼らを取り巻く地域社会を支える人材の育成を通じ、豊かな国際社会の形成及び国際親善に寄与することを目的とし、内閣府に公益認定を受け、事業を展開しています。
主な事業内容: 環境教育、奨学支援、復興支援を柱とした各種貢献事業の実施
■コカ・コーラシステムについて
コカ・コーラシステムは、ザ コカ・コーラ カンパニーの日本法人で、原液の供給と製品の企画開発を おこなう日本コカ・コーラと、全国5社のボトリング会社(コカ・コーラ ボトラーズジャパン、北海道コカ・コーラボトリング、みちのくコカ・コーラボトリング、北陸コカ・コーラボトリング、沖縄コカ・コーラボトリング)などで構成されています。コカ・コーラシステムが国内で取り扱う製品は50以上の炭酸飲料および非炭酸飲料ブランドにおよび、世界で最も高い評価を得ているブランドである「コカ・コーラ」をはじめ、「コカ・コーラ ゼロ」「コカ・コーラ ゼロカフェイン」「ファンタ」「スプライト」などのグローバル・ブランドの他「ジョージア」「アクエリアス」「い・ろ・は・す」「綾鷹」など、日本市場のために開発されたブランドが含まれます。 コカ・コーラシステムは、持続可能な地域社会の構築を目指してたゆまぬ努力を重ねており、事業活動による環境負荷の削減、社員のための安全で開かれた職場環境の構築、事業を展開する地域社会における経済発展の促進といった取り組みに力を注いでいます。
■雨煙別(うえんべつ)小学校 コカ・コーラ環境ハウス
当財団は、北海道夕張郡栗山町とともに、同町の廃校を自然・環境 教育を中心に文化・スポーツの体験学習をおこなうことができる宿泊施設「雨煙別小学校 コカ・コーラ環境ハウス」として再生するプロジェクトを推進してまいりました。
2010年4月にグランドオープンを迎えた同施設を拠点に、栗山町の豊かな自然環境の中で積極的な 環境教育プログラムを展開し、次世代を担う青少年の育成をおこなっております。
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