製造業×AIのアダコテック、CTO・CPO就任のお知らせ
~検品のグローバルスタンダードとなるプロダクトの提供へ~
株式会社アダコテック(本社:東京都千代田区、代表取締役:河邑 亮太、以下、アダコテック)は、2022年6月1日付でCTO(Chief Technology Officer)に伊藤桂一が、またCPO(Chief Product Officer)に武政成彦が就任したことをお知らせいたします。
◆CTO・CPO就任の背景
アダコテックは、「モノづくりの進化と革新を支える」というミッションを掲げ、国立研究開発法人産業技術総合研究所(以下、産総研)が開発した「高次局所自己相関(HLAC)特徴抽出法※1」を用いた画像解析技術を活用し、製造業の検査・検品工程の自動化に取り組んでいます。従来よりも効率的な異常検知を可能とする世界的に唯一無二のソフトウェアを提供しており、2022年4月には既存事業のグローバル展開および新規事業に向けた組織拡大を推進するため、シリーズBで11億円の資金調達を実施しました。
昨年7月に当社がリリースしたプロダクト「AdaInspector Cloud」は、検品の自動化システムの構築および実装を一気通貫で提供するシステムです。AIや画像解析領域のエンジニアリングを専門としていない方でも、検品の自動化システムを自社内で構築し、現場での動作を可能としています。今後は、AIの運用方法の更なる汎用化や検査精度等の性能向上を目指すべく、CTO・CPOの就任により弊社プロダクトを支える経営体制を強化します。そして国内および海外の製造現場にフィットしたプロダクトの開発を行うことで、製造業の検品分野における技術的デファクトを確立してまいります。
◆CTO 伊藤桂一氏
【略歴】
伊藤桂一(いとう・けいいち)
アダコテック創業エンジニア。大学院で遺伝的アルゴリズムの研究を行うにあたり産業技術総合研究所(AIST)との繋がりを持ち、AISTベンチャーに新卒入社。半導体設計ツールの研究開発に従事した。その後、AISTの非常勤職員などを得て、2012年4月にアダコテック創業メンバーとなる。2015年より取締役に就任。技術組織のマネジメントに加え、HLACの研究開発や、データ分析・コンサルティング業務に従事。「CTO of the year 2020」ノミネート。
【就任コメント】
AI技術の発展は目覚ましく、多くの素晴らしい技術が開発されています。一方で、外観検査自動化のような困難な課題を実運用していくには、AIの運用方法や性能保証など解決すべき技術課題が未だ多く残っている状況です。これら技術課題をアダコテックの長年のノウハウと新技術開発により解決しAI技術を社会実装していく事で、社会に貢献してまいります。
◆CPO 武政成彦氏
【略歴】
武政成彦(たけまさ・のりひこ)
武蔵野美術大学卒業。メーカーで商品企画、デザイン設計を担当後にフリーランスを経て、2014年より株式会社カブクでデジタルものづくりを軸にした事業やプロダクトの開発、SCM、アライアンスなどを担当。2017年よりラクスル株式会社で印刷事業のデザイン領域で事業責任者兼プロダクトマネージャーとしてPlatformやSaaSのプロダクト開発、組織のマネジメントに従事。2021年9月に株式会社アダコテックに参画。
【就任コメント】
この度、CPO職を拝命しました。私はこれまで、BotB領域で特別な技能をもった方々の素晴らしい仕事を、プロダクトを通して誰でもその成果を再現できる状態をつくる。というミッションに多く取り組んでまいりました。アダコテックが15年という歳月をかけ育んできたHLAC技術と共に、製造業の内側から革新や生産性改善を担う方々が、プロダクトを通してAIやデータの活用でインパクトを生み出せる世界を創出してまいります。
◆代表取締役CEO 河邑亮太より 就任に寄せて
アダコテックは、15年以上の研究開発を通じて技術を培って参りましたが、2021年7月にはAdaInspector Cloudをリリースし、今後は世界に向けてプロダクトを展開していきます。これまで創業から技術経営全般を担ってきた伊藤をCTOに、プロダクトマネージャーとしてプロダクトの発展を牽引してきた武政をCPOに任命することで、経営体制をより一層強化して参ります。日本発のディープテックカンパニーとして、製造業の検品分野における技術的なグローバルスタンダードを確立し、業界全体のDXを推進して参ります。
※1 HLAC特徴抽出法:画像の解析や認識等に用いられる認識精度に優れた汎用かつ高速な特徴抽出法。検品対象の形状や大きさを計算する際、複雑な処理を行うDeep Learning技術とは対照的に、画素値(各画素の色の濃淡や明るさを表す値)を積和演算するのみで算出可能なので、汎用PCで瞬時に計算できる。また、位置不変性(認識対象の位置が変わっていても同じものだと認識できること)及び、加法性(対象が2つある場合にそれぞれの特徴の和が全体の特徴となること)という特性から、画像のなかで同じものを表す領域の境界線を見つける必要がないことや(セグメンテーションフリー)、画像に複数の異常が発生した場合も個別に特徴を認識することができるといった、画像認識にとって好ましい性質を備えた特徴抽出法である。
◆株式会社アダコテック
本社所在地:東京都千代田区神田小川町3-28-5 axle御茶ノ水302
代表者 :代表取締役CEO 河邑 亮太
設立 :2012年3月
資本金 :6.5億円(資本準備金含まず)
事業内容 :検品の自動化ソフトウェアの提供
会社HP :https://adacotech.co.jp/
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
- 種類
- 経営情報
- ビジネスカテゴリ
- システム・Webサイト・アプリ開発アプリケーション・セキュリティ
- ダウンロード