全国書店員が選ぶ「ノンフィクション本大賞」に続き、「学校司書が選ぶイチオシ本」第1位に!『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』
12月20日、ブレイディみかこ著『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』(新潮社刊)が、京都府私立学校図書館協議会の「学校司書が選ぶイチオシ本」の第1位に選ばれました。
この「イチオシ本」の正式名称は、京都府私立学校図書館協議会・司書部会企画「We Love Books 中高生におすすめする司書のイチオシ本2019年版」。2018年11月から2019年10月末までに刊行された書籍を対象に、京都府私立学校図書館協議会加盟校(40校)の学校図書館の司書・教員が投票を行い、ベスト10を選出しました。1月より、京都府内の書店16店舗で同時にフェアも展開されます。
すでに『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』は、全国の書店員が今いちばん売りたいノンフィクションを選ぶ「Yahoo!ニュース|本屋大賞2019 ノンフィクション本大賞」を受賞。さらに、大学図書館司書が採用品を購入する紀伊國屋書店BOOK Web Proの大学図書館ベストセラー(2019年11月)でも第1位を獲得し、大学図書館司書がいま最も学生に読んでほしい本にもなっています。書店員や大学図書館司書だけでなく、中学高校の学校図書館司書からも、今年一番のおすすめ本として評価を得たことになります。
中高年男性が読者層の多数を占めるのが一般的なノンフィクション作品のなかにあって、本作の読者は女性が7割。また、中高生にも読者が広がり続けています。ノンフィクション作品がこれだけ性別、年代を超えた熱い支持を集めるのは極めて異例です。
【『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』の世界】
アイルランド人の父・日本人の母とともにイギリス・ブライトンに暮らす優等生の「ぼく」。彼が通う元・底辺中学は、毎日が事件の連続。人種差別丸出しの美少年、ジェンダーに悩むサッカー小僧。時には貧富の差でギスギスしたり、アイデンティティに悩んだり。世界の縮図のような日常を、思春期真っ只中の息子とパンクな母ちゃんの著者は、ともに考え悩み乗り越えていく。
【著者「ブレイディみかこ」のこと】
保育士・ライター・コラムニスト。1965年福岡市生まれ。県立修猷館高校卒。音楽好きが高じてアルバイトと渡英を繰り返し、1996年から英国ブライトン在住。ロンドンの日系企業で数年間勤務したのち英国で保育士資格を取得、「最底辺保育所」で働きながらライター活動を開始。2017年に新潮ドキュメント賞を受賞し、大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞候補となった『子どもたちの階級闘争――ブロークン・ブリテンの無料託児所から』(みすず書房)をはじめ、著書多数。
【特設サイト】 https://www.shinchosha.co.jp/ywbg/
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