コミュニティを起点に共創推進事業を展開するファイアープレイスと、人を起点に地域事業を創出するさとゆめが業務提携、「地域共創推進事業」を開始!
地域の社会課題を解決し経済合理性を担保する、両社の強みを活かした「地域共創拠点」をプロデュース。
地域共創推進事業について
日々変化する市場と、将来の先行きを予測しづらいVUCAの時代、業界や職域の垣根を越えた共創の必要性は益々高まっています。ファイアープレイスはこれまで、民間企業の商業施設やシェアオフィスなどで、入居者や入居企業同士の共創推進を事業として推進してきました。弊社がこれまで実案件で積み重ねてきた、共創が起きやすくなるためのノウハウとメソッドを活かし、株式会社さとゆめの地方創生事業におけるプロデュース力と連携することで、地域に経済合理性を担保する「地域共創拠点」を整備し、社会課題の解決や地方創生に寄与していきたいと考えています。
地域に共創が必要とされる背景について
<単なるCSRから地域と企業の課題解決へ>
地域においては、CSR(Corporate Social Responsibility、企業の社会的責任)の文脈で、2000年代から、企業が農山村で森林ボランティア活動を行う、地域の食材を社員食堂で活用する等、企業による地域活性化支援の活動が積極的に行われるようになっていました。一方で、企業としての目的や投資対効果などがあいまいなため、それらの活動が、継続しないことも少なからずありました。そうした中で、さとゆめの創業メンバーは、さとゆめ創業前の2002年から、長野県信濃町の「癒しの森事業」で、企業従業員のメンタルヘルスケアやチームビルディングに繋がる研修等のプログラムを開発し、約40社と提携し、20年近く活動を継続するなど、企業と地域の新しいWin-Winの関係を構築してきました。
<さらには、課題解決から共創へ>
長野県信濃町「癒しの森事業」の地域と企業の連携モデルは、「信濃町モデル」と呼ばれるようになり、今では、全国20以上の自治体で同様の事業が立ち上がるまでになっています。そうした中で、地域と企業それぞれの課題解決を超えた、新しい関係、まさに「共創」と言われるような事例が生まれてきています。例えば、「信濃町モデル」を取り入れた長野県小海町の「憩うまち・こうみ事業」では、三井住友海上保険株式会社と小海町役場がゼロカーボンシティに向けた新しい保険モデルの開発に取り組んでいます。⽇本酒発祥の地で「発酵のふるさと」と呼ばれる兵庫県宍粟市では、サントリーグループが共同で腸活をテーマにした健康事業の立上げを進めています。このように、地域と企業は単なる課題解決ではなく、新しい価値を生み出すフェーズに来ています。
地域共創推進事業の全体像について
■共創拠点完成前フェーズ
①プロデュース
志を同じくする仲間が見つかる場所、偶発的なつながりが生まれる場所のコンセプトを設計します。その過程において、地域の文化的背景や資源など、特徴を可視化する市場調査を行い、共創の目的を言語化していきます。必要に応じてロゴやWebなど各種クリエイティブも準備します。ファイアープレイスもさとゆめも、人が集まる場を、宿泊(ホテル)や飲食(レストラン、BBQ場、BAR)といった事業形態で自社事業として運営してきた実績があります。プロデュースの段階から、開業後のオペレーションと収支計画をイメージできることは大きな強みとなっています。
②資金調達
必要に応じて、資金調達のお手伝いをいたします。さとゆめは、地方創生に関する補助金や各種制度の活用に関して、数多くの実績とノウハウを有しています。
③対話の場づくり
共創拠点の完成前の段階から、自治体、地域の事業者、学生、住民などステークホルダーを巻き込み、意見交換の場、共感接点が生まれる場のファシリテーションを行います。その過程で、ステークホルダーを可視化していきます。
■開業準備フェーズ
④採用・KPI策定
共創が生まれやすくするために、共創拠点には人と人のご縁を育むプロフェッショナルであるコミュニティマネージャーを配属します。コミュニティマネージャーの採用・育成と、配属後の伴走に関して、ファイアープレイスがその責を担います。また、共創の進捗を管理するためのKPI設計を行い、開業後の日々のアクションに関して、明確な目標設定を行います。
■共創拠点開業後フェーズ
⑤施設運営
開業後の施設運営、並びに必要に応じて運営会社のサポートも行います。コワーキングスペースや飲食店、ホテル、複合施設、事業形態に合わせてオペレーション設計を行い、日々の収支管理を行います。スタッフの教育はもちろん、商品やサービスの開発も実施します。
⑥共創推進
ファイアープレイスがノウハウを有する、共創が生まれやすくなるためのサステイナブルサイクルを日々の運営で回し続けます。④で設計したKPIを、施設に配置したコミュニティマネージャーがモニタリングすることで、共創の進捗を図ります。
両社代表コメント
【株式会社ファイアープレイス 代表取締役 渡邉知のコメント】
さとゆめの代表、嶋田さんとは、嶋田さんが起業する前からのお付き合いです。10年以上の個人的なつながりが、今こうして、会社対会社の事業連携に帰着したことに感慨深い気持ちで一杯です。さとゆめという会社は、LOCAL BUSINESS INCUBATOR(人を起点に、地域に事業をプロデュースする)というCIを掲げ、数多くの地域で事業を創造しています。社員一人ひとり、コンサルタントでありながら、ホテルやレストラン、道の駅といった実業にも挑戦するその姿に、いつも強い刺激をいただいています。人口減少、少子高齢化が進む地域には社会課題が山積していますが、単に課題を解決するだけではなく、地域が継続持続できるよう、志を同じくするステークホルダーが従来の境界線を越えて力を合わせ、共創の力で事業を創出していくことがこれからの時代は必要不可欠です。さとゆめが持つ、地域で事業を生み出す力と、弊社が持つ、共創を推進するノウハウを組み合わせ、地域共創の事例を数多く創出していきたいと考えています。
【株式会社さとゆめ 代表取締役 嶋田俊平のコメント】
ファイアープレイスの代表、渡邉さんには、さとゆめ創業前から、会社のコンセプトを考える際に相談に乗って頂いたり、創業後は、さとゆめの共創パートナーとなる企業や自治体を紹介頂いたり、会社の会議・合宿で役員・社員が心理的安全性を持って対話できる共創の場をつくって頂いたりと、その後、渡邉さんが創業されたファイアープレイスが掲げられている「共創」のバリュー(価値)を享受してきました。一方で、我々も、地方自治体や地域住民との関係構築や、地域での事業づくりの面から、ファイアープレイスの事業に価値提供してきました。今回の業務提携は、これまで両社で培ってきた信頼関係、価値の相補関係・相乗効果を最大限に発揮し、より多くの地域で「共創」の拠点をつくり、継続的・発展的な「共創」を推進していくための枠組みです。既に、具体的なプロジェクトが多数動き始めていますので、続報にご期待ください。
会社概要
株式会社ファイアープレイス
「つながりをデザインし 共創を加速させる」のミッションの下、志を同じくするステークホルダーの共感接点を創出することで、地域共創、コミュニティ運営、エンゲージメント事業を展開。地方自治体や大手不動産デベロッパーをメインクライアントに、共創推進を事業化している。つながりのデザインを実証するために、飲食店も3店舗、自社事業として運営中。
会社名:株式会社ファイアープレイス
所在地:神奈川県川崎市幸区中幸町3ー8ー1
代表者:代表取締役 渡邉知
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株式会社さとゆめ
「 LOCAL BUSINESS INCUBATOR〜人を起点として、地域に事業を生み出す会社〜」を、コーポレートアイデンティティとする、地方創生に特化した伴走型の事業プロデュース会社。“700 人の村がひとつのホテルに。” をコンセプトとする「NIPPONIA小菅 源流の村」(山梨県小菅村)、地域と企業の共創による保養地づくり「癒しの森事業」(長野県信濃町)、町単独のアンテナショップ「かほくらし」(山形県河北町)等、全国 50 エリアで、計画策定から事業の立上げ・運営まで、地域に伴走している。
会社名:株式会社さとゆめ
所在地:東京都千代田区九段南3-4-5 ビラ・アペックス市ヶ谷801
代表者:代表取締役 嶋田俊平
本プレスに関するお問い合わせ
下記株式会社ファイアープレイス 広報窓口までお問い合わせください。
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