【Cheiron-GIFTS2022 公募開始】NPO法人ケイロン・イニシアチブは、日本国外で挑戦している研究者に帯同する家族のために3回目となる助成金の公募を開始しました。
プレスコンタクト: 大場郁子 editor@cheiron.jp
東京|2022年4月1日
NPO法人ケイロン・イニシアチブは、研究者が安心して研究に打ち込んだり、留学の道を選択したりすることができる環境整備を支援することを目的として、研究者の家族・パートナーに向けた助成金制度「Cheiron-GIFTS(研究者家族留学支援イニシアチブ)¹」の第3回目の公募Cheiron-GIFTS 20222を開始しました。
Cheiron-GIFTS 2022は、設立当初からのテーマである「研究者の家族の海外でのキャリアパスの問題」に加えて、「研究者の留学先での多様な家族・パートナーの在り方」を問う課題と、「研究者の家族・パートナーを取り巻く海外環境を発信する」課題を追加します。
さまざまな領域でのダイバーシティの必要性が求められる中で、「家族」のあり方も多様化してきています。例えば、LGBTQ+カップル、事実婚、シングルマザー・ファザーなど、従来の概念には当てはまらない新しい家族の形態が生まれています。その一方で、日本の社会基盤は、従前の形態をベースとして構築されており、海外に比べ大きく遅れをとっていると言えます。そこで、Cheiron-GIFTS 2022では、海外における研究者の多様な家族・パートナーについて、留学後に日本国内でも展開しうるあり方を探すことを目的に課題を設定しました。
研究者家族・パートナーの海外環境の発信は、NPO法人ケイロン・イニシアチブが設立趣旨に定める体験談の情報共有に沿うものです。海外留学した研究者の家族・パートナーが直面した課題、帯同したからこそ得られた視点や経験などを記事やその他の手法で伝えるコミュニケーターとしてのキャリア構築を当法人ウェブサイトやソーシャルメディアを通して支援します。
第2回目の2021年は、「家族のキャリアパス」と「研究者の家族の科学・技術・芸術に関する教育」いうテーマに対して10か国から28件の応募があり、家族のキャリアパスに関する提案3件と家族の教育に関する提案2件が採択されました。採択者の提案内容は以下のとおりです。詳細については、ケイロン・イニチアチブのウェブサイトよりご確認ください。
課題1:シングルマザーとして小学生低学年の男児を育成しながらの研究・大学院留学にあたり、子供の教育支援と自身の研究生産性の補完を目指す(https://www.cheiron.jp/post/cheiron-gifts-2021-1)
課題2:研究者の配偶者の精神科医が、コロナ禍の在留邦人のメンタルヘルスの不調リスク因子を、留学先のベルギーを含む大規模なアンケート調査によって統計学的に解析するとともに、帰国後のキャリアアップにつなげることを目指す(https://www.cheiron.jp/post/cheiron-gifts-2021-2)
課題3:語学学校での勤務経験を有する申請者が、留学先であるイギリスでも日本語補習校の講師として勤務するにあたり、子どものケアサポートを受けることで、研究所の生産性維持と就労経験の獲得というキャリア形成につなげることを目指す(https://www.cheiron.jp/post/cheiron-gifts-2021-3)
課題4:小児科医である研究者配偶者が、ハーバード公衆衛生大学院にて疫学、統計を学び、COVID-19 に関する研究を含め、小児の健康増進のための疫学研究を推進することを目指す(https://www.cheiron.jp/post/cheiron-gifts-2021-4)
課題5:コロナ禍で全ての授業がオンラインへと切り替わる中で、実験教材に取り組んでいた娘の「科学館のサマースクールに参加したい。科学者になって病気を治せるようになりたい」という希望を叶えるため、バークレーのローレンス科学博物館が主催する夏季講習への参加を支援する(https://www.cheiron.jp/post/cheiron-gifts-2021-5)
初年度Cheiron-GIFTS2020の採択者である高田千明・望ご夫妻は、活動報告に際して次のように述べています。「この度はCheiron-GIFTS 2020の受領により、予想を上回る可能性を切り開く事ができました。目標達成への大きな一歩を踏み出す支援を下さったNPO法人ケイロン・イニシアチブの皆様に深くお礼申し上げます。今後も、この制度が研究者家族の留学チャレンジとその将来への大切な支援となる事を祈願いたします」
当法人の理事長を務める足立春那は次のように述べています。「Cheiron-GIFTSの助成制度は3年目を迎えました。本活動は、NPO法人ケイロン・イニチアチブの趣旨にご賛同くださる多くの方々に支えられています。2021年には当法人初のクラウドファンディングに挑戦し、100名を超える方々から多くのご支援をいただきました。皆さまからの温かいお言葉を胸に、ケイロン・イニシアチブは、研究者と家族・パートナーを持てる力の限り支援し、その笑顔が未来のイノベーションを後押しするようさらなる活動に取り組んで参ります」
¹Cheiron Grant Initiative for Families enabling Tomorrow's Science (Cheiron-GIFTS)の詳細情報については別紙および以下のウェブサイトをご参照ください。
²別紙1:Chieron-GIFTS 2022概要
https://prtimes.jp/a/?f=d57512-20220326-6187ad277615e6f2a202f1f2be1eeb98.pdf
別紙2:Cheiron-GIFTS 2022公募要項
https://prtimes.jp/a/?f=d57512-20220401-e312f9474ae79288bedaa66dca3a625b.pdf
ウェブサイト:https://www.cheiron.jp/grant
NPO法人ケイロン・イニシアチブについて
従来の仕組みを補完する新しいサイエンス推進の取り組みとして、サイエンスに関わるステークホルダーの枠を変えていく、広げていくことを目指して2019年6月に設立。研究を取り巻くステークホルダーと、家族を取り巻く社会的動向を重ね合わせた新たなサイエンス推進のビジョンを共有する国内外の行政、アカデミア・企業の研究者、研究助成機関、学術出版社、医療・法務・会計・ビジネスの専門家、次世代コミュニティの推進者、そして研究者の家族自身が連携して活動を推進している。中心となる活動内容としては、研究者の家族・パートナーが直面する課題を見える化すると共に、研究者の家族への情報プラットフォームの提供や助成金制度などを通した支援体制を構築。産官学で進められてきたサイエンスを、研究者の家族の立場という新たな視点から支援し、更に枠を広げた産官学民の結集によって推進することを目指して取り組みを始動。
Cheiron-GIFTS について
NPO法人ケイロン・イニシアチブにより2020年に創設されたChreiron-GIFTS(研究者家族留学支援イニシアチブ)は、日本国外の大学や研究機関に所属または所属しようとしている研究者に帯同する家族・パートナーを対象とした助成金制度です。基礎科学、先端科学、思想・芸術などの分野において幅広く世界で活躍することを目指す研究者を、その家族・パートナーと共に支援します。
https://www.cheiron.jp/
https://twitter.com/cheironjp
https://www.facebook.com/cheironjp/
https://www.linkedin.com/company/cheironjp
株式会社メディプロデュース は、NPO法人ケイロン・イニシアチブのCheiron-GIFTSの活動に協力しています。
Cheiron-GIFTSによって、海外研究者のフェローシップ・研究費では賄い切れない家族・パートナーのライフサポートにつながることを願っております。
https://www.mediproduce.com/what_we_do/csr/
https://www.cheiron.jp/partner
東京|2022年4月1日
NPO法人ケイロン・イニシアチブは、研究者が安心して研究に打ち込んだり、留学の道を選択したりすることができる環境整備を支援することを目的として、研究者の家族・パートナーに向けた助成金制度「Cheiron-GIFTS(研究者家族留学支援イニシアチブ)¹」の第3回目の公募Cheiron-GIFTS 20222を開始しました。
Cheiron-GIFTS 2022は、設立当初からのテーマである「研究者の家族の海外でのキャリアパスの問題」に加えて、「研究者の留学先での多様な家族・パートナーの在り方」を問う課題と、「研究者の家族・パートナーを取り巻く海外環境を発信する」課題を追加します。
さまざまな領域でのダイバーシティの必要性が求められる中で、「家族」のあり方も多様化してきています。例えば、LGBTQ+カップル、事実婚、シングルマザー・ファザーなど、従来の概念には当てはまらない新しい家族の形態が生まれています。その一方で、日本の社会基盤は、従前の形態をベースとして構築されており、海外に比べ大きく遅れをとっていると言えます。そこで、Cheiron-GIFTS 2022では、海外における研究者の多様な家族・パートナーについて、留学後に日本国内でも展開しうるあり方を探すことを目的に課題を設定しました。
研究者家族・パートナーの海外環境の発信は、NPO法人ケイロン・イニシアチブが設立趣旨に定める体験談の情報共有に沿うものです。海外留学した研究者の家族・パートナーが直面した課題、帯同したからこそ得られた視点や経験などを記事やその他の手法で伝えるコミュニケーターとしてのキャリア構築を当法人ウェブサイトやソーシャルメディアを通して支援します。
第2回目の2021年は、「家族のキャリアパス」と「研究者の家族の科学・技術・芸術に関する教育」いうテーマに対して10か国から28件の応募があり、家族のキャリアパスに関する提案3件と家族の教育に関する提案2件が採択されました。採択者の提案内容は以下のとおりです。詳細については、ケイロン・イニチアチブのウェブサイトよりご確認ください。
課題1:シングルマザーとして小学生低学年の男児を育成しながらの研究・大学院留学にあたり、子供の教育支援と自身の研究生産性の補完を目指す(https://www.cheiron.jp/post/cheiron-gifts-2021-1)
課題2:研究者の配偶者の精神科医が、コロナ禍の在留邦人のメンタルヘルスの不調リスク因子を、留学先のベルギーを含む大規模なアンケート調査によって統計学的に解析するとともに、帰国後のキャリアアップにつなげることを目指す(https://www.cheiron.jp/post/cheiron-gifts-2021-2)
課題3:語学学校での勤務経験を有する申請者が、留学先であるイギリスでも日本語補習校の講師として勤務するにあたり、子どものケアサポートを受けることで、研究所の生産性維持と就労経験の獲得というキャリア形成につなげることを目指す(https://www.cheiron.jp/post/cheiron-gifts-2021-3)
課題4:小児科医である研究者配偶者が、ハーバード公衆衛生大学院にて疫学、統計を学び、COVID-19 に関する研究を含め、小児の健康増進のための疫学研究を推進することを目指す(https://www.cheiron.jp/post/cheiron-gifts-2021-4)
課題5:コロナ禍で全ての授業がオンラインへと切り替わる中で、実験教材に取り組んでいた娘の「科学館のサマースクールに参加したい。科学者になって病気を治せるようになりたい」という希望を叶えるため、バークレーのローレンス科学博物館が主催する夏季講習への参加を支援する(https://www.cheiron.jp/post/cheiron-gifts-2021-5)
初年度Cheiron-GIFTS2020の採択者である高田千明・望ご夫妻は、活動報告に際して次のように述べています。「この度はCheiron-GIFTS 2020の受領により、予想を上回る可能性を切り開く事ができました。目標達成への大きな一歩を踏み出す支援を下さったNPO法人ケイロン・イニシアチブの皆様に深くお礼申し上げます。今後も、この制度が研究者家族の留学チャレンジとその将来への大切な支援となる事を祈願いたします」
当法人の理事長を務める足立春那は次のように述べています。「Cheiron-GIFTSの助成制度は3年目を迎えました。本活動は、NPO法人ケイロン・イニチアチブの趣旨にご賛同くださる多くの方々に支えられています。2021年には当法人初のクラウドファンディングに挑戦し、100名を超える方々から多くのご支援をいただきました。皆さまからの温かいお言葉を胸に、ケイロン・イニシアチブは、研究者と家族・パートナーを持てる力の限り支援し、その笑顔が未来のイノベーションを後押しするようさらなる活動に取り組んで参ります」
¹Cheiron Grant Initiative for Families enabling Tomorrow's Science (Cheiron-GIFTS)の詳細情報については別紙および以下のウェブサイトをご参照ください。
²別紙1:Chieron-GIFTS 2022概要
https://prtimes.jp/a/?f=d57512-20220326-6187ad277615e6f2a202f1f2be1eeb98.pdf
別紙2:Cheiron-GIFTS 2022公募要項
https://prtimes.jp/a/?f=d57512-20220401-e312f9474ae79288bedaa66dca3a625b.pdf
ウェブサイト:https://www.cheiron.jp/grant
NPO法人ケイロン・イニシアチブについて
従来の仕組みを補完する新しいサイエンス推進の取り組みとして、サイエンスに関わるステークホルダーの枠を変えていく、広げていくことを目指して2019年6月に設立。研究を取り巻くステークホルダーと、家族を取り巻く社会的動向を重ね合わせた新たなサイエンス推進のビジョンを共有する国内外の行政、アカデミア・企業の研究者、研究助成機関、学術出版社、医療・法務・会計・ビジネスの専門家、次世代コミュニティの推進者、そして研究者の家族自身が連携して活動を推進している。中心となる活動内容としては、研究者の家族・パートナーが直面する課題を見える化すると共に、研究者の家族への情報プラットフォームの提供や助成金制度などを通した支援体制を構築。産官学で進められてきたサイエンスを、研究者の家族の立場という新たな視点から支援し、更に枠を広げた産官学民の結集によって推進することを目指して取り組みを始動。
Cheiron-GIFTS について
NPO法人ケイロン・イニシアチブにより2020年に創設されたChreiron-GIFTS(研究者家族留学支援イニシアチブ)は、日本国外の大学や研究機関に所属または所属しようとしている研究者に帯同する家族・パートナーを対象とした助成金制度です。基礎科学、先端科学、思想・芸術などの分野において幅広く世界で活躍することを目指す研究者を、その家族・パートナーと共に支援します。
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株式会社メディプロデュース は、NPO法人ケイロン・イニシアチブのCheiron-GIFTSの活動に協力しています。
Cheiron-GIFTSによって、海外研究者のフェローシップ・研究費では賄い切れない家族・パートナーのライフサポートにつながることを願っております。
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