妖怪と出会ってしまった時のガチ攻略法を解説!『妖怪攻略大百科』が本日発売!!
株式会社カンゼンは6/8(火)にド迫力のイラストと詳細なデータで妖怪たちの攻略法を解説した『妖怪攻略大百科』を発売
出会ってしまった妖怪を攻略せよ!
あやしい術をつかったり、人間や物に化けたり、いろいろな不思議な力を持つ妖怪たち。そんな妖怪と、もし出会ったらどうするべきか。
この本では「たたかう」「にげる」「なかよく」の攻略パターンを基本に妖怪の特殊能力や弱点を分析。妖怪図鑑でありながら、妖怪と出会ったときの“ガチ攻略法"を徹底解説していきます!
妖怪が持つ特殊能力、伝承が残る場所や大きさなどのデータも充実!
『妖怪攻略大百科』
多田克己 監修
発売日:2021年6月8日
A5判 160P 定価1,430円(税込)
ISBN:978-4-86255-603-5
発行:カンゼン
<妖怪たちの種類、特徴を解説>
<どうやって攻略したらいい?>
<ぬらりひょん 妖怪ランク:クセあり>
「妖」とは、魅力的な幻想で人の心を惑わす、「妖しい」ふるまいをするモノのしわざのこと。
「怪」は、不気味で恐ろしいと感じさせる異常な「怪しい」現象などの総称です。古代中国では、不吉な怪現象や化け物の出現は、戦争や革命の凶兆とされていました。
また、人の心を惑わす「魅力」とは、山林に棲む「魅 」という人面の化け物の妖力に由来し、幻覚を見せるなど人を化かし、たぶらかす能力とされています。同じく山林には一本足の「魑 」という怪物も棲んでおり、合わせて「魑魅」となります。
日本ではこれを「すだま」と呼び、人によく祟る山の神とされています。山の神とは神社で祀られるような正式な神様ではなく、山姥や山爺のような妖怪に近い存在です。これらのことから、神と妖怪の区別は、じつはあいまいな存在であると言えるでしょう。
一方、川や沢には水の精霊である「魍魎」が棲んでいて、これらは墓で死体の内臓を食べる妖怪であるともされています。
その昔、「河童も魍魎に近い仲間 」とされたことから、河童は人をおぼれさせ、水死者の肛門から尻子玉を抜き取り、奥の内臓を抜いて食べると言いわれていました。これは、本来は水死体の肛門がゆるんでぽっかりと穴が開き、そこへ川魚が侵入して内臓を食べてしまったのが原因なのですが、それとは知らなかった江戸時代の人々は、このような出来事は「河童による怪事件」と考えていたのです。原因のわからない怪事件や怪現象は「妖怪のしわざ」と考え、少しでも不安を解消しようとしたのでしょう。
ちなみに河童は、水神、水の妖怪、水辺に棲む獣、人間に近い動物と、神、妖怪、動物、人とどれに対しても境界があいまいな存在です。
人間が観察し判断された妖しいモノと怪しい事件から生まれた「妖怪」には、ニセ情報も含む膨大な報告が記録されています。その結果、様々な妖怪の撃退方法や有効手段が考え出されました。本書ではそんな攻略方法の一部を紹介しています。
ただし、妖怪たちはとてもしたたかです。もしかするとこの本に載っている情報も、妖怪がたぶらかした「ニセ情報」かもしれませんよ……。
多田克己
多田克己 監修
発売日:2021年6月8日
A5判 160P 定価1,430円(税込)
ISBN:978-4-86255-603-5
発行:カンゼン
商品情報:http://www.kanzen.jp/book/b583892.html
1961年、東京都に生まれる。長年にわたり妖怪を研究し、執筆活動や講演を行っている。世界妖怪協会・世界妖怪会議評議員。
『百鬼解読』(絵・京極夏彦、講談社)、『妖怪馬鹿』(共著・京極夏彦/村上健司、新潮社)、『妖怪図巻』(共著・京極夏彦、国書刊行会)、『絵本・百物語』(国書刊行会)、『江戸妖怪かるた』(国書刊行会)、『幻想世界の柱人たちIV〈日本編〉』(新紀元社)など、妖怪関連の編著多数。
あやしい術をつかったり、人間や物に化けたり、いろいろな不思議な力を持つ妖怪たち。そんな妖怪と、もし出会ったらどうするべきか。
この本では「たたかう」「にげる」「なかよく」の攻略パターンを基本に妖怪の特殊能力や弱点を分析。妖怪図鑑でありながら、妖怪と出会ったときの“ガチ攻略法"を徹底解説していきます!
妖怪が持つ特殊能力、伝承が残る場所や大きさなどのデータも充実!
『妖怪攻略大百科』
多田克己 監修
発売日:2021年6月8日
A5判 160P 定価1,430円(税込)
ISBN:978-4-86255-603-5
発行:カンゼン
- イメージ
<そもそも妖怪ってなに?>
<妖怪たちの種類、特徴を解説>
<どうやって攻略したらいい?>
<鬼 妖怪ランク:超強敵>
<ぬらりひょん 妖怪ランク:クセあり>
- はじめに
「妖」とは、魅力的な幻想で人の心を惑わす、「妖しい」ふるまいをするモノのしわざのこと。
「怪」は、不気味で恐ろしいと感じさせる異常な「怪しい」現象などの総称です。古代中国では、不吉な怪現象や化け物の出現は、戦争や革命の凶兆とされていました。
また、人の心を惑わす「魅力」とは、山林に棲む「魅 」という人面の化け物の妖力に由来し、幻覚を見せるなど人を化かし、たぶらかす能力とされています。同じく山林には一本足の「魑 」という怪物も棲んでおり、合わせて「魑魅」となります。
日本ではこれを「すだま」と呼び、人によく祟る山の神とされています。山の神とは神社で祀られるような正式な神様ではなく、山姥や山爺のような妖怪に近い存在です。これらのことから、神と妖怪の区別は、じつはあいまいな存在であると言えるでしょう。
一方、川や沢には水の精霊である「魍魎」が棲んでいて、これらは墓で死体の内臓を食べる妖怪であるともされています。
その昔、「河童も魍魎に近い仲間 」とされたことから、河童は人をおぼれさせ、水死者の肛門から尻子玉を抜き取り、奥の内臓を抜いて食べると言いわれていました。これは、本来は水死体の肛門がゆるんでぽっかりと穴が開き、そこへ川魚が侵入して内臓を食べてしまったのが原因なのですが、それとは知らなかった江戸時代の人々は、このような出来事は「河童による怪事件」と考えていたのです。原因のわからない怪事件や怪現象は「妖怪のしわざ」と考え、少しでも不安を解消しようとしたのでしょう。
ちなみに河童は、水神、水の妖怪、水辺に棲む獣、人間に近い動物と、神、妖怪、動物、人とどれに対しても境界があいまいな存在です。
人間が観察し判断された妖しいモノと怪しい事件から生まれた「妖怪」には、ニセ情報も含む膨大な報告が記録されています。その結果、様々な妖怪の撃退方法や有効手段が考え出されました。本書ではそんな攻略方法の一部を紹介しています。
ただし、妖怪たちはとてもしたたかです。もしかするとこの本に載っている情報も、妖怪がたぶらかした「ニセ情報」かもしれませんよ……。
多田克己
- 書籍概要
多田克己 監修
発売日:2021年6月8日
A5判 160P 定価1,430円(税込)
ISBN:978-4-86255-603-5
発行:カンゼン
商品情報:http://www.kanzen.jp/book/b583892.html
- 監修者
1961年、東京都に生まれる。長年にわたり妖怪を研究し、執筆活動や講演を行っている。世界妖怪協会・世界妖怪会議評議員。
『百鬼解読』(絵・京極夏彦、講談社)、『妖怪馬鹿』(共著・京極夏彦/村上健司、新潮社)、『妖怪図巻』(共著・京極夏彦、国書刊行会)、『絵本・百物語』(国書刊行会)、『江戸妖怪かるた』(国書刊行会)、『幻想世界の柱人たちIV〈日本編〉』(新紀元社)など、妖怪関連の編著多数。
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