山本能楽堂、能楽の魅力を世界へ発信する活動が評価され、演劇界への国際的な功労者を称える「ウォーク・オブ・フェイム」を受賞
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毎年ルーマニアで開催されるヨーロッパ3大国際演劇祭「シビウ国際演劇祭」にて選出。2026年は世界から8組が選ばれ、日本からは山本能楽堂が唯一の受賞
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同賞の創設以来、“劇場”として選出されたのは山本能楽堂が世界初
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6月27日に授賞式がシビウで開催され、受賞者の名が刻まれた記念プレートが遊歩道に設置


公益財団法人 山本能楽堂(大阪市中央区、代表理事:山本章弘)は、ルーマニアの古都シビウで毎年開催されるヨーロッパ3大演劇祭のひとつ「シビウ国際演劇祭」において、長年にわたる能楽の魅力を世界に発信する活動を称えられ、「ウォーク・オブ・フェイム」を受賞しました。本年の受賞者はノーベル文学賞受賞の小説家・劇作家エルフリーデ・イェリネクなど、世界で活躍する7人と山本能楽堂の計8組。なお、同賞創設以来、“劇場”として受賞したのは山本能楽堂が世界初です。
「ウォーク・オブ・フェイム」はシビウ国際演劇祭の象徴的な賞で、演劇や文学、さらには広く文化的想像力に深い影響を与えてきた芸術家の卓越性と多大な貢献を称えることを目的に2013年に創設されました。昨年までの13年間にピーター・ブルックやアリアーヌ・ムヌーシュキンなど世界の著名な舞台芸術関係者や俳優77名が受賞しており、日本からはこれまでに18代目中村勘三郎氏、串田和美氏、野田秀樹氏、笈田ヨシ氏、佐々木蔵之介氏らが受賞しています。
(*これまでの受賞者リスト: https://www.sibfest.ro/en/aleea-celebritatilor *英語サイト)
6月27日にシビウ市内のシタデル公園の遊歩道で、受賞者の名前が刻まれた記念プレートの除幕式が行われ、新たに設置された8組のプレートが披露されました。その後、隣接するタリア・ホールで授賞式(FITS2026ガラ)とレセプションが華やかに開催されました。



世界的な演劇の祭典「シビウ国際演劇祭」
シビウ国際演劇祭は、ルーマニアの文化都市シビウで1993年より毎年開催されている伝統ある演劇祭で、イギリスのエディンバラ国際フェスティバル、フランスのアヴィニョン演劇祭と並ぶヨーロッパ3大演劇祭のひとつです。様々なジャンルの優れた舞台芸術を世界的な視野で選出・上演しており、33回目となる本年は、6月19日から28日まで10日間わたり開催。83カ国から5,000人以上のアーティストが招聘され、シビウの街全体を会場に849の公演・イベントが繰り広げられました。期間中、世界から100万人以上の観客が訪れ、オンラインでも100カ国以上から500万回以上の閲覧数を得る壮大な国際イベントとなりました。同演劇祭の本年のテーマは「SOUL(魂)」。アーティストであれ観客であれ、テクノロジーよりも「SOUL(魂)」が大切であることが強調されました。 (シビウ国際演劇祭公式ウェブサイト:https://www.sibfest.ro/?locale=en)
山本能楽堂は、2016年に日本の能楽として初めて同演劇祭から招聘を受け能「安達原」を上演。以来毎年招聘を受け、2025年までに能の公演を23回、ワークショップを2回実施。教会での上演や街頭でのストリートライブ能、市役所ホールでの能面展示など幅の広い活動を行いました。2023年には、シビウ国際演劇祭30周年を記念して、シビウ国際演劇祭を代表する世界的に著名な演劇「ファウスト」(演出:シルヴィウ・ブルカレーテ)に対峙する作品として、新作能「ファウスト」を上演するなど、伝統と革新性の両面で、能の魅力をシビウに集まる世界の人々に伝えてきました。
本年は6月19日にシビウ市内の聖ヨハネ福音教会、20日には同ゴングシアターにて能を上演。能を代表する演目「翁」ならびに「巴(ともえ)」を上演。「巴」では、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)でシグニチャーパビリオン「いのちの遊び場 クラゲ館」をプロデュースし、2027年ベオグラード国際博覧会(ベオグラード万博)日本館PRアンバサダーにも就任した中島さち子氏が率いるKURAGE Bandとのコラボレーションで上演しました。
また、6月28日には最終日を飾る特別イベントとして、世界的な演劇評論家のオクタビアン・サイウ氏と、これまでのシビウでの公演をけん引してきた山本能楽堂の代表理事であり能楽師の山本章弘によるトークセッションが開催され、世界に通じる舞台芸術としての能楽の魅力やシビウでの活動の軌跡について語り合いました。






山本能楽堂について

昭和2年(1927)、観世流能楽師の山本博之により創設。約100年の歴史を持つ大阪で一番古い能楽堂。 現在の施設は1950年に再建された3階建の木造建築で、市街地にありながら伝統的な能舞台を持つ能楽堂として平成18年(2006)に「国登録有形文化財」に登録されました。
ユネスコ無形文化遺産にも認定される能楽を「現代に生きる魅力的な芸能」として次世代へ継承することにも注力し、現代的な視点を取り入れたオリジナル演目のプロデュースや、誰でも楽しめる能楽体験や舞台裏見学、海外公演なども多数開催しています。これらの活動が評価され、大阪文化賞、外務大臣表彰、国際交流基金地球市民賞、関西元気文化圏賞、ティファニー財団日本文化大賞、グッドデザイン賞など数々の賞を受賞しています。現在、山本能楽堂が取組んでいる多数の公演・イベントの予定と詳細は公式ウェブサイトをご覧ください。 https://noh-theater.com/schedule.php
<山本章弘プロフィール>

シテ方観世流能楽師。重要無形文化財保持者(総合認定)。
シテ方観世流 山本眞義の長男として大阪に生まれる。初舞台は3歳。
故 二十五世宗家観世左近、二十六世観世宗家 観世清和、および父に師事。
公益社団法人能楽協会理事。
公益財団法人 山本能楽堂の代表理事を務め、能楽初心者や子どもたち、外国人などに能の普及活動を積極的に行っている。海外公演も多数。
山本章弘観鵆會を主宰。
********* 本件に関する問い合わせ先 **********
公益財団法人 山本能楽堂 事務局 山本、山中
TEL: 06-6943-9454 / Mail: yamamoto@noh-theater.com
公式ウェブサイト:https://noh-theater.com
参考情報
シビウ国際演劇祭 公式WEBサイト(*英語サイト)
https://www.sibfest.ro/?locale=en
これまでにシビウ国際演劇祭で上演された能の様子



2026年シビウ国際演劇祭の様子






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