Scaled Agile、「SAFe® for Hardware」を日本市場で本格展開 日本発のリーン・アジャイル思想を核に、ハードウェアのプロダクトデリバリーを変革
「無駄なく、より早く、より柔軟」な市場投入でビジネスアウトカムを最大化
【2025年12月18日】 ビジネスアジリティの獲得を実現するビジネスシステムSAFe(読み方:セイフ)を提供するScaled Agile, Inc.(米国本社:コロラド州ボールダー、CEO:スティーブ・マセセン)の日本法人であるScaled Agile-Japan合同会社(東京都千代田区、代表執行役:古場達朗)は、本日、Scaled Agile Framework®の新たなトレーニングコースとして、複雑なハードウェア製品の市場投入プロセスを抜本的に革新する「SAFe® for Hardware」の日本国内における本格的な提供を開始することを発表しました。
本トレーニングで採用するアプローチは、日本由来の「リーン」および「アジャイル」の考え方を中核に据え、ビジネスやソフトウェアの領域で培われた実績ある原則をハードウェア領域に適用するというものです。これにより、不確実性が高まる現代の市場環境において、企業が新たなプロダクトを「無駄なく、より早く、より柔軟に」市場へ提供できるよう支援し、新プロダクトデリバリーのスピードを飛躍的に向上させ、ビジネスアウトカム(事業成果)の最大化に貢献します。

1.背景:不確実性の時代におけるハードウェアビジネスの課題
現代の市場は、顧客ニーズの多様化、技術の急速な進化、そしてグローバルな競争激化により、かつてないほど不確実性が高まっています。従来のウォーターフォール型(計画重視型)の製品化プロセスは、変化への対応が難しく、市場投入までのリードタイムが長期化しがちです。その結果、大きな投資にもかかわらず、完成したプロダクトが市場の要求と乖離してしまうリスクや、ビジネス機会を逸するという課題が深刻化しています。
2.新しいアプローチ:「SAFe for Hardware」による変革
「SAFe for Hardware」は、こうした課題を解決するために、リーンおよびアジャイルの原則をハードウェアのライフサイクル全体に適用するアプローチを習得するためのトレーニングです。
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日本由来の思想をベースに:本アプローチの根底には、もともと日本の製造業で生まれた「リーン(無駄の排除)」と、「アジャイル(俊敏性・適応性)」の思想があります。計画を固定化するのではなく、「計画よりも学び」を、「完成よりも適応」を重視します。
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早期の学習とフィードバック:設計の初期段階からデジタルシミュレーションや迅速な試作を活用し、顧客や市場からの具体的なフィードバックを素早く収集。仮説検証を繰り返すことで、不確実性を段階的に解消します。
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柔軟な価値提供:厳格な計画に縛られることなく、得られた学び(フィードバック)に基づいてプロダクトの仕様や方向性を柔軟に調整します。これにより、市場が本当に求める価値を、無駄なく、継続的に提供することが可能になります。
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継続的なコンプライアンス対応:規制要件を継続的に組み込むことで、品質・安全基準を確保しながら、迅速で柔軟に業界基準との整合を確保します。
3.目指すゴール:ビジネスアウトカムの最大化
「SAFe for Hardware」トレーニングの受講は、単に「開発」を速くすることだけが目的ではありません。 プロダクトデリバリーのプロセス全体から無駄を徹底的に排除し、市場の変化に俊敏に適応できる体制を構築することで、新プロダクトデリバリーのスピードを加速させます。
これにより、企業は価値ある製品を競合他社に先駆けて市場に投入し、早期に収益化を図るとともに、顧客満足度を向上させることができます。最終的なゴールは、この一連の変革を通じて、クライアント企業の「ビジネスアウトカムを最大化」することです。
Scaled Agile-Japan合同会社 代表執行役 古場達朗は、「日本の製造業は、長年にわたり精密で高品質な製品を生み出してきました。しかし今、急速な技術革新と市場の不確実性において、その強みを維持するための新しいアプローチが求められています。SAFe for Hardwareは、日本発のリーン・アジャイル思想を核に、ハードウェアのプロダクトデリバリーを変革し、ビジネスアウトカムを最大化します。Scaled Agileは、SAFe for Hardwareトレーニングの提供や、関連する様々なコンテンツの提供により、日本の製造業をはじめとする企業の皆様が、この変革を実現し、グローバル市場での競争力を高められるよう強力にサポートしてまいります」と述べています。
SAFeは、単なるフレームワーク(枠組み・手法)ではなく変革のための実績あるオペレーティングシステムです。リーン・アジャイルの原則に基づいた導入パターンと明確なガイドで、変革を進めるための実績あるロードマップを提供し、変革を軌道に乗せやすくします。世界中の金融、自動車、通信、製造業といった厳しい規制と競争に晒される大規模組織で選ばれ、具体的な成果を上げている、市場をリードするための現実的な選択肢となります。
関連情報
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SAFe for Hardwareイベント:
「製造業におけるビジネスアジリティの加速~SAFe for Hardware日本語版スタート×AIで競争力を強化~」
2026年2月17日(火)https://www.b-forum.net/event/jp2134jbag/ -
SAFe for Hardwareトレーニング:
「SAFe for Hardware ~ 計画とフィードバックを高速化し、価値創出を加速」
2026年2月18日(水)https://www.tdc.co.jp/service/hardware/

Scaled Agile, Inc.について
Scaled Agile, Inc.は、ビジネスアジリティの獲得において世界で最も信頼されているビジネスシステムであるSAFeを提供しています。Scaled Agileは、チームがより適切な業務のあり方を見いだすことを可能にする統合ソリューションを通じて、世界有数の組織が顧客価値を特定・提供し、新たな機会を活用して、ビジネス成果を向上させる方法を再定義しています。2万を超える企業および政府機関は、SAFeとScaled Agileのグローバルパートナーネットワークを活用して、デジタルイノベーションを加速させ、急速に変化する市場での競争力を高めています。
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Scaled Agileウェブサイト:https://www.scaledagile.com/jp/
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SAFe (Scaled Agile Framework):https://scaledagileframework.com/ja/
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LinkedIn:https://jp.linkedin.com/showcase/scaled-agile-japan/
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