コロナ禍と核家族化で薄れる街に賑わいを。商店街数都内最多の大田区で地域経済とコミュニティ機能を強化する【大田区商店街 活性化プロジェクト】子どもの職業体験を通じて、世代を越えた交流促進イベントを開催。

~商店街の繋がりと大田区全体の活性化を今後も促進~

大田区商店街連合会

核家族化や人手不足などを背景に商店街の環境が変わる中、コロナ禍でさらなる打撃が発生、地域経済や地域のコミュニティ機能の維持は社会課題になっています。東京23 区内で最大面積を有し商店街数が最も多い大田区で、商業を通じた地域全体の活性化を図る「大田区商店街連合会(会長:北見 公秀)」は、区内の各商店街が自立的にプロモーションや新規企画を進めていくための組織力強化を目指して、外部人材・副業人材との連携を進めています。この度、大森柳本通り商店街にてプロジェクトの一環となる交流促進イベントを実施しました。


■開催経緯・課題

東京都最多の140の商店街と約7,500の会員店舗を有する大田区商店街連合会では、閑静な住宅街から商業エリア、工場や物流施設、羽田空港が集積する臨海部まで多様な地域性があります。今回プロジェクトを実施したのは、大森駅南部の山王エリアにある大森柳本通り商店街。

核家族化やコロナ禍により、“おひとり様”利用や個人による店舗運営が増加し、商店側も利用客側も個人化するなど、商店街の人間関係の分断・希薄化が進んでいます。また、商店街関係者の中からは「現在は無人販売機も盛んになっている。コロナ禍で更に加速していくモノだけのやり取りで本当に良いのだろうか、商売があるからこその地域住民との関係づくりはできないものか」といった声が出ている一方で、目の前の自分の店舗を回すことで精一杯になっているという課題がありました。

このような状況を受け、地域の世代を超えた交流・会話を生み出し商店街を活性化させることを目的に、子どもたちが商店街から集めたスイーツを販売する「大森山王マルシェ~スイーツビッグフォレスト~」を10月2日(日)に開催しました。


■イベント内容・目的

商店街内の各店舗から仕入れたスイーツ関連の食品・食材を集めて、地域の子どもたちが販売するイベント。商品を販売するためのPOPづくりから実際のお金や商品のやり取り、声掛けを含めたお客さまのお見送りまで、すべての販売の流れを体験します。多くの人と出会いながら商店街と地域への理解・関心を深められる内容となり、世代を超えた交流のきっかけになることを目指して開催しました。

 


■当日の様子

当日は、商店街のイベントコミュニティスペース「アキナイ山王亭」を使用し、小型のマルシェを開催。地域の子ども達による受付会計と検温アルコールのチェックをした後、参加費を支払いコイン3枚と交換。子どもたちが担当する3つのブースで提供される商店街店舗のお団子やワッフルなど、様々なトッピングをコインと交換していきながら盛り付けていき、各々のスペシャルスイーツを作りました。
地域から集まった子どもたち10名以上が参加。元気なかけ声と共に地域に住む方におもてなしをしました。会場には地域の親子や家族、おひとりさまの他、カップルや地域の高齢者まで参加しました。
また、アキナイ山王亭の敷地に面した空きスペースには、飲食ブースを設置。商店街の並びにある店舗で購入したビールを片手に、アラカルトでおつまみを選ばれる方、週末のお出かけの帰り際に、近隣でお花を購入された家族が立ち寄る姿も見られました。

子どもたちもエプロン姿で各スイーツブースの店員さんや、イベント会場全体の受付・お会計を担当しながら、休憩時間には家族や地域の方々と一緒にスイーツを楽しみ、隣接する公園でそのまま走り回って遊ぶなど、会場アキナイ山王亭周辺は終始賑やかでした。商店街ならではのコンテンツを活かしながら、職業体験を通じて"商い"の楽しさや地元お店への貢献、地域の活性化に繋がるイベントになりました。
 


当日イベントに参加した子どもの保護者様からは、「素晴らしいイベントに参加させていただきありがとうございました。子どもたちは”本物のお店屋さんになれた”と最高の笑顔を見せてくれました。」といった感想や、地域の高齢者からは「子どもたちが可愛すぎて、楽しくて沢山注文しちゃった、ありがとう」などの声をいただきました。


◆本プロジェクトと今後について

多様な地域性がある大田区では、商店街が抱える課題は様々で小規模事業者が多く人材不足の商店が個別で対策していくことは難しい状況です。


今回のプロジェクトでは、副業マッチングサービス「lotsful(ロッツフル)」の支援の元、外部人材として、環境問題やマイノリティー支援を中心に社会課題に特 化した広報支援を手掛ける「ソーシャル・エンライトメント株式会社」の伊東正樹氏が参画。大田区での居住経験があることを機に、本商店街活性化プロジェクトの主旨に賛同いただき、社会問題やNPO・SDGs分野に関する広報経験を活かして、関係者へのヒアリングや現地調査に基づいた課題抽出、商店街担当者との企画策定、広報分野における知見共有などを通じて、プロジェクトに携わりました。
今後も商店街連合会は、大田区の商店街活性化に向けて、外部人材を活用したプロジェクト及び商店街店舗の経営支援事業を推進していきます。
尚、直近では地域での買い物との親和性が高い、お歳暮とクリスマス関連の商品開発やPR動画制作の他、高齢化が進む商店街向けに健康サービスのクラウドファンディングを区内の若手事業者が大田区商店街連合会の支援を受けて実施する予定です。
 

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会社概要

大田区商店街連合会

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URL
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業種
サービス業
本社所在地
東京都大田区南蒲田1-20-20 大田区産業プラザPiO内
電話番号
-
代表者名
北見 公秀
上場
未上場
資本金
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設立
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