Hyperithm、「KNS(Klaytn Name Service)」に投資
■KNS(Klaytn Name Service)について
KNSは、Klaytnで使われるアドレスをIDのような英数字に置き換えるサービスです。既存の長くて複雑なアドレスを簡単なアドレスに置き換えることにより、暗号資産の誤送金のリスクを減らすなど、ユーザーがKlaytnを使いやすい環境を提供します。今後、ウォレットやブロックエクスプローラ、De-FiサービスなどといったKlaytn上の様々なサービスで活用できるようになる予定です。
KNS公式HP:https://klaytn.domains/
■ネームサービスについて
ネームサービスの始まりはDNS(ドメインネームサービス)です。DNSはインターネットのIPアドレスにドメインを紐づけ、ドメイン名を入力することでDNSがIPアドレスに変換し、アクセスしているデバイスに伝えるサービスです。
Web3における代表的なネームサービスにはENS(Ethereum Name Service)があります。ENSは、42桁の英数字で構成されるイーサリアムアドレスを、簡単なアドレス名と結びつけるサービスです。
ENSはDNSと違い、中央組織がコントロールしない分散型ネットワークであるEthereumブロックチェーンの上にアーキテクチャを構築しているのが特徴です。ENSのドメイン名の登録数は直近数カ月で約100万個も急増し、累計登録数はわずか5年余りで200万個を突破しました。
■Klaytn(クレイトン)について
Klaytnは韓国のインターネットサービス企業「Kakao」の子会社「Ground X」が開発した独自のブロックチェーンです。Klaytnは個人から企業まで幅広い人に使い勝手が良いブロックチェーンとして知られており、トランザクション処理スピードの速さや手数料の低さが特徴です。その他、「Klaytnガバナンス評議会」という組織があり、GumiやAlameda Researchをはじめとする多数のグローバル企業と提携することでエコシステムの発展および拡大を目指しています。
また、日本国内においては、Klaytnで発行される暗号資産Klay(クレイ、ティッカーコード「KLAY」)が2022年8月4日より暗号資産取引所「Bitpoint」にて初めての上場を果たしました。
■Hyperithm CEO ロイド・リーからのコメント
Klaytnは今後、Kakaoがリードするエコシステムにとどまらず、ブロックチェーン全般に幅広く拡大していくと考えており、その中でもKNSの利便性はKlaytnの拡大を加速させると思います。DNSがWeb2の環境を大きく変えたように、KNSを含めたネームサービスはWeb3のブロックチェーンシステムの改善につながると期待しております。当社もKNSの成長に寄与できるよう努力してまいります。
■Hyperithm Groupについて
当社は2018年1月の創業以来、日本と韓国を拠点に機関投資家などを対象とした暗号資産のウェルスマネジメント事業を展開しています。日本においては、適格機関投資家等特例業務の届出を、韓国においては日本の暗号資産交換業に相当する暗号資産事業者の届出を完了しています。2022年3月には、シリーズBのブリッジラウンドにてCoinbase Venturesより資金調達を行いました。2022年5月からは適格機関投資家等特例業務に基づく国内初ビットコイン建てのファンドを運用開始しています。また、2022年6月には、Web3のエコシステムの活性化を目的とした、100億円規模のWeb3ファンドの設立を発表しました。
【会社概要】
会社名:株式会社HYPERITHM
代表者:代表取締役 Lloyd Lee(李 沅俊)
本社所在地:東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル4階 FINOLAB内
設立:2018年1月
役職員数:25人(関係会社を含む)
海外拠点:韓国
会社HP:https://hyperithm.jp
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