株式会社NUVO(旧ブランド名AI Communis)、翻訳・通訳業界への本格参入を発表
〜札幌会議録センター、クロックワークハウス、アクセス・ワンの3社を事業承継により買収〜
株式会社NUVO(本店:東京都、代表取締役:鈴木信彦、旧ブランド名:AI Communis)は、翻訳・通訳業界における本格展開に向け、2024年4月に官公庁・自治体・法律分野向け反訳事業を展開する「株式会社札幌会議録センター」、同年11月に金融翻訳を専門とする「クロックワークハウス株式会社」、2025年3月に通訳・翻訳・字幕翻訳サービスを手がける「株式会社アクセス・ワン」の3社を、いずれも事業承継により買収したことを発表いたします。
一連の買収により、NUVOは日本の翻訳業界における売上高トップ10規模となり(※)、最先端テクノロジーとプロフェッショナル人材の実務力を統合した新たな翻訳・通訳企業の創出を業界再編の中核となることを目指します。
※The Slator 2025 Language Service Provider Index(https://slator.com/2025-language-service-provider-index/)に基づく当社調べ
NUVOは全世界ユーザー数110万人、総文字起こし時間数は約300万時間のソフトウェア開発実績があります。こうした自社の強みである音声認識・自然言語処理等のAI技術とソフトウェア開発力に、今回の買収により、各社が長年にわたり現場で培ってきた高品質な翻訳・反訳・通訳の実務力を融合。字幕・音声処理領域にとどまらず、メディア、金融、IR、法律といった高精度が求められる分野に対応可能な、法人向け多言語ソリューション体制を一層強化しました。
日本の翻訳業界は、約2,500億円規模の市場に2,000社以上が競合する分散型構造が特徴です。こうした市場環境において、各社が個別に最先端のAIを調査・導入し、業務の効率化を図るには限界があるのが現状です。NUVOは事業承継を通じた業務基盤の統合と再構築を推進し、以下の成果を実現しています。
・分散した事業基盤の統合によるスケールメリットの獲得
・AIを活用した業務効率化(工数50%削減)と利益率の改善(利益率20%p向上)
・各社の業務データを統合したAIモデルの精度向上とプロダクト開発の加速
加えて、NUVOは「人間の価値を中心に据える」という企業理念のもと、AIによる業務支援を前提としながらも、翻訳・通訳のプロフェッショナル人材の重要性を重視しています。業界全体で単価下落や納期短縮などの課題が顕在化するなか、当社はAIの導入と人材の適切な処遇、次世代人材の育成を両立させる持続可能なエコシステムの構築を目指しています。
NUVOは、AIやソフトウェアへの十分な投資が難しい企業や、事業承継に課題を抱える翻訳・反訳・通訳業の経営者の皆さまとの対話を重視しています。事業の継続や後継者不在に不安を抱える方々とともに、次世代につながる業界の持続的な発展に向けた新たな選択肢を模索してまいります。
◇株式会社札幌会議録センター 林郷直美・業務チーム長のコメント
「鈴木さんが代表に就任して以降、AI文字起こしや新しいソフトの導入が進み、会社は大きく変わりました。私自身、20年以上にわたって反訳業務に携わってきましたが、AIの導入には興味と同時に不安もありました。しかし鈴木さんは、現場の実情やスタッフの声に丁寧に耳を傾けながら、業務全体を一から再設計してくださいました。その姿勢が社内にも安心感を与え、会社全体の雰囲気も明るく、前向きなものに変わってきたと感じています。今は、これまでのやり方を見直しながら新しい働き方に挑戦する日々。忙しさもありますが、社員一同、NUVOグループの成長に少しでも貢献できるよう、一歩ずつ進んでいます。」
◇クロックワークハウス株式会社 藤田雅美・前代表取締役のコメント
「数度の面談を経て、金融機関で17年の勤務経験を有する鈴木さんに、会社を承継することを決めました。AIやソフトウェアへのご理解はもちろんですが、鈴木さんご自身が現役の翻訳家であり、金融翻訳実務にご理解があること、私たちの大事な資産である翻訳家への処遇を真摯に考えてくださる点も決め手となりました。クロックワークハウスが新しい経営陣のもとで大きく成長することを祈念しています。」
◇株式会社アクセス・ワン 館由利子・前代表取締役のコメント
「アクセス・ワンはメディア、官公庁、メーカーのお客様を中心に通訳および翻訳業務を手掛けています。またIR分野でも、大手企業の四半期決算動画の多言語化対応のご支援をしています。創業後、25年が経過し後継者を探しはじめたところで鈴木さんに出会いました。
鈴木さんの真面目なお人柄、ローカライゼーション業界にインパクトを与えるAIやソフトウェアへのご理解、会社の成長の方向性が一致していることから、バトンをお渡しするには最適な方と考えました。業務の効率化、新しいサービスの導入など、NUVOグループでアクセス・ワンが次のステージに進めると確信しています。」
■株式会社NUVOとは
2023年7月に設立。Founder & CEOである鈴木はクラウドソーシングサイトにおける文字起こし、翻訳、字幕付け分野でのトップランサー。その経験から、字幕・翻訳字幕をシンプルに付与できるソフトウェア、サービスを開発することで、動画の価値を最大化する世界の実現を目指しシンガポールで起業。現在はシンガポールでの経験を元に、日米欧の上場企業、官公庁、地方自治体、翻訳会社などにたいしてランゲージソリューション(反訳・翻訳・通訳)を提供。
■事業・資本提携をご検討中の経営者の皆さまへ
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📩 aurisai@bynuvo.com
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