福岡県筑紫野市における系統用蓄電池事業開始について
芙蓉総合リース株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長 織田 寛明、以下「芙蓉リース」)と株式会社グローバルエンジニアリング(以下「GL 社」)は、福岡県筑紫野市において株式会社ミライト・ワンにより建設を進めておりました蓄電所※1 がこのたび完成し、系統用蓄電池事業(以下「本事業」)を2025 年7 月1 日より商業運転開始したことをお知らせします。
本事業について商業運転開始日と同日に竣工式を執り行い、式典に参列いただいた地域の皆さまとともに蓄電所の無事の完成をお祝いし、今後の運営の安全を祈願しました。
本事業は当社グループとして各種補助・助成制度に依らない初めての系統用蓄電池事業の取り組みであり、GL 社が有するアグリゲーション※2 の知見や電力需給予測、蓄電池の制御・管理のノウハウや実績を活かし、電力取引市場での取引を行い、蓄電池を利活用することにより電力系統の安定化に貢献する運用を行います。
また、既に設置されている九州エリアでの蓄電池と併せて広域統合運用を行い、バランシンググループ※3 内での電力量を融通するなどして、蓄電所の能力を最大限活用することを目指します。
芙蓉リースグループは2022 年度からスタートした中期経営計画「Fuyo Shared Value 2026」において、CSV(Creating Shared Value:共有価値の創造)の実践を通じた社会課題の解決と経済価値の同時実現により、企業グループとしての持続的な成長を目指しております。
また、「エネルギー環境」を経営資源を集中投下する成長ドライバーのひとつに位置付け、多様なエネルギー関連事業を国内外で展開し、脱炭素社会の実現に貢献するビジネスに取り組んでいます。電力需給の安定化と再エネの主力電源化に向けて必要不可欠な新たなビジネスモデルである系統用蓄電池事業に積極的に取り組むことで、ビジネス領域の拡大と豊かな社会の実現に貢献してまいります。
※1 福岡県筑紫野市における系統用蓄電池事業について(2024 年12 月18 日付けプレスリリース)
https://ssl4.eir-parts.net/doc/8424/tdnet/2541159/00.pdf
※2 小規模な再生可能エネルギーや需要家を一つに束ねて効率的に管理することをアグリゲーションと言い、同サービスを提供する事業者をアグリゲーターと言う。
※3 複数の小売電気事業者が 1 つのグループを形成して、グループ単位での電力の需給管理を行う制度。代表契約者がグループに所属する各社の需給を取りまとめ、電力会社(一般送配電事業者)と 1 つの契約を結ぶことで、グループ単位で電力の需給バランスを保つ仕組み。
●蓄電所概観

●竣工式当日の様子

●本事業の概要

(1) 事業者名 |
芙蓉総合リース株式会社 |
(2) 蓄電所名(事業地) |
筑紫野天山蓄電所(福岡県筑紫野市) |
(3) 定格出力 |
1,958.4kW |
(4) 定格容量 |
7,833.6kWh |
(5) 蓄電池方式 |
リチウムイオン電池 |
(6) 商業運転開始 |
2025 年7 月1 日 |
<お問い合わせ先>
株式会社グローバルエンジニアリング
営業本部 蓄電池プロジェクト
(担当)佐々木・今井田・宝来
電話番号 03(6452)9073 メール:eigyou@g-eng.co.jp
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