AIとロボティクスで薬剤耐性菌問題に挑むGramEye、NEDOディープテック・スタートアップ支援事業 PCAフェーズに継続採択
累計調達額は22.5億円に到達。米国展開に向けた次世代機開発と、新規AI事業の立ち上げを加速
株式会社GramEye(本社:大阪府茨木市、代表取締役:平岡 悠、以下「GramEye」)は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」)が実施する「ディープテック・スタートアップ支援事業」第9回公募において、PCAフェーズ(実用化研究開発(後期))に継続採択されました。本事業の補助額は約5.8億円(補助対象費用 約8.7億円)で、これにより当社の累計調達額は22.5億円(補助金12.3億円を含む)に達しました。
今回の継続採択は、当社の技術力と事業化計画がNEDOから引き続き高く評価されたことを示すものです。2025年1月に発売したグラム染色自動化AI・ロボティクスソリューション「Mycrium®」の社会実装が着実に進むなか、本事業を通じて、米国メインストリーム市場への展開に向けた次世代機の開発とFDA対応、さらに微生物同定AI基盤開発といった新規事業の立ち上げに取り組み、「感染症診療を変革し、薬剤耐性菌問題解決のフラッグシップカンパニーへ」というミッションの実現を加速してまいります。

■採用強化について
GramEyeでは、ミッション達成およびグローバル展開の加速に向け、複数の事業領域で即戦力人材を積極採用しています。ハードウェア・ソフトウェア設計開発、営業をはじめ、さまざまなポジションで、世界的な医療課題の解決に挑む成長フェーズのスタートアップで働きたい方を歓迎します。
採用情報はこちら:https://grameye.com/recruit
■解決を目指す社会課題 ~ 気候変動と並ぶ地球規模の公衆衛生課題、薬剤耐性菌問題 ~
近年、抗菌薬の誤用や乱用により、薬が効かない細菌である薬剤耐性菌(AMR)が世界中で増加しています。今後何も対策が講じられず現在のペースで耐性菌が増え続けると、2050年には世界で年間1,000万人もの方が命を落とすと想定され、これはがんによる死亡者数を超えると報告されています*1。
薬剤耐性菌問題は、気候変動と並ぶ地球規模の公衆衛生課題です。国や地域を問わず人々の健康と社会・経済に大きな影響を及ぼすこの課題に対し、GramEyeはテクノロジーの力で正面から挑んでいます。
*1:Antimicrobial Resistance: Tackling a crisis for the health and wealth of nations, The Review on Antimicrobial Resistance, Chaired by Jim O'Neill, December 2014
■ GramEyeのソリューション ~ グラム染色をAIとロボティクスでアップデートする「Mycrium®」 ~
GramEyeが開発・提供するAI・ロボティクスソリューション「Mycrium®」は、適切な抗菌薬を選ぶために行う微生物検査「グラム染色」をアップデートします。
グラム染色は、最も一般的に用いられている細菌検査です。菌を染め上げ、顕微鏡で観察し、色と形から菌種を推定する検査であり、広域抗菌薬の適正利用*2 や感染症患者の入院期間短縮*3 に効果があると報告されています。
一方で、グラム染色の実施には多くの手間と専門的な知識・経験が必要とされるため、大規模な医療機関でも夜間休日には実施されない、画像として保管されず検査技師の主観に依存して報告されてきた、といった課題がありました。
「Mycrium®」は、自動化が難しいとされてきたグラム染色工程を自動化し、AIが顕鏡をサポートすることで、より迅速かつ正確な検査結果を提供します。これにより、医師や臨床検査技師の負担を軽減するとともに、適正な抗菌薬投与を推進し、感染症診療の迅速化・標準化・適正化を実現します。
*2:Ito H, et al.Impact of Gram stain–guided antibiotic therapy on antimicrobial stewardship: a systematic review.Infect Dis Now. 2023;53(2):103–110.
*3:Sato T, et al.Usefulness of Gram stain–guided therapy for community-acquired pneumonia in reducing antibiotic use and hospital stay.Respir Investig. 2017;55(3):209–215.
■ NEDO ディープテック・スタートアップ支援事業 PCAフェーズについて
NEDOは、革新的な技術の研究開発に取り組む「ディープテック・スタートアップ」を対象とした助成事業を行っています。本事業は3つの異なるフェーズで構成されており、PCAフェーズ(実用化研究開発(後期))では、試作品の開発や初期の生産技術開発に加え、主要市場の獲得に向けた事業化可能性調査の実施等を支援します。
PCA:Product Commercialization Alliance
詳しくは、NEDO「ディープテック・スタートアップ支援基金/ディープテック・スタートアップ支援事業」の公募ページをご参照ください。
■ 代表取締役CEO 平岡 悠のコメント
このたび、NEDOディープテック・スタートアップ支援事業のPCAフェーズに継続して採択いただき、累計調達額が22.5億円に到達したことを大変嬉しく思います。これは、私たちが取り組む薬剤耐性菌という地球規模の課題と、その解決に向けた技術・事業の可能性を、改めて高く評価いただいた結果だと受け止めています。
2025年1月に「Mycrium®」を発売して以来、臨床現場への導入とユーザーの皆さまからのフィードバックを通じて、製品は着実に進化を続けています。今回の採択では、米国メインストリーム市場への展開に向けた次世代機の開発とFDA対応、そして微生物同定AI基盤開発という新たな事業の立ち上げに挑みます。国内で培った技術を世界へ、そして感染症診療を支えるAIの領域を一段と広げてまいります。
薬剤耐性菌問題は、放置すれば2050年にがんを超える死因になるとも言われる、待ったなしの課題です。私たちは「感染症診療を変革し、薬剤耐性菌問題解決のフラッグシップカンパニーへ」というミッションのもと、世界中の患者さんに適正な抗菌薬が届く未来を実現します。この大きな挑戦をともに前へ進めてくれる仲間を、私たちは本気で求めています。
■ 会社概要

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会社名 |
株式会社GramEye (GramEye Inc.) |
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設立日 |
2020年5月18日 |
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代表取締役/CEO |
平岡 悠 |
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所在地 |
大阪府茨木市駅前三丁目7-1 |
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事業内容 |
AI搭載グラム染色自動化医療機器の開発 |
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コーポレートサイト |
■ 本件に関するお問い合わせ先
株式会社GramEye
広報担当:contact@grameye.com
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