㈱CrowdChem、プレシリーズAラウンドにて2.9億円の資金調達を実施│技術開発・プロダクト開発のさらなる加速へ

株式会社CrowdChem

株式会社CrowdChem(クラウドケム)(本社:東京都品川区、代表:池端 久貴、以下CrowdChem)は、プレシリーズAラウンドにてPKSHAアルゴリズム2号投資事業有限責任組合をリード投資家に、新たにHIRAC FUND2号投資事業有限責任組合、ほくりくスタートアップコミュニティ投資事業有限責任組合、北陸地域ベンチャー投資事業有限責任組合、ANRI5号投資事業有限責任組合からエクイティによって2.9億円の資金調達を実施いたしました。

今回の調達資金を活用し、当社が運営する「CrowdChem Data Platform(クラウドケム データ プラットフォーム)」のアルゴリズム強化・データ拡充をはじめ、技術開発・プロダクト開発を推進してまいります。

今回の引受先

  • PKSHAアルゴリズム2号投資事業有限責任組合

  • HIRAC FUND2号投資事業有限責任組合

  • ほくりくスタートアップコミュニティ投資事業有限責任組合

  • 北陸地域ベンチャー投資事業有限責任組合

  • ANRI5号投資事業有限責任組合

資金調達の実施背景・目的

「CrowdChem Data Platform」リリース後、独自アルゴリズムを活用したカスタマイズ分析の案件増加および大型化が進んでおり、海外からの引き合いも増えております。


そのため、今後のデータ拡充予測モデル強化に加え、オペレーション強化、海外データ収集チーム構築を目的に今回の資金調達実施に至りました。

CrowdChemについて

当社は2022年の設立後、化学関連産業が抱える課題解決を目的に2023年6月15日「CrowdChem Data Platform」をリリースし、運営しています。

当社HP:https://crowdchem.net/

CrowdChem Data Platformについて

「CrowdChem Data Platform」は、当社が独自に収集したデータをもとに化学分野に関する知見や知識を提供するプラットフォームです。

材料特性値の予測やレコメンド機能も搭載しており、ユーザとなる化学産業に関わる皆様の業務を円滑にするだけでなく、新たな発見を提供できるものとなっております。

またCrowdChem Data Platformには、さまざまな分野の特許、論文を統合して学習できる独自の機械学習モデルを組み込んでおり、原料の配合情報、プロセス条件や装置情報を入力データに組み込むことも可能です。

例えば、リチウムイオン電池の分野では、この機械学習モデルを用いて電極の構造から電解質の組成、サイクル試験における結果に関する一連の流れをすべて繋ぐことができます。

CrowdChem独自のアルゴリズムおよび導入実績について

本技術は塗料と化粧品といった異なる分野のデータを同時に学習でき、さらに他分野で使われている原料やプロセスの転用可能性についても予測することができる点もユニークな点だと捉えております。

これらの技術は、化学メーカーの研究開発や営業活動の促進、自動車・化粧品・半導体業界の材料活用促進などに寄与すると考えています。

当社の特許出願中の技術によるアウトプット。リチウムイオン電池の作成工程のプロセス、原料、性能の情報をすべて繋ぎ、機械学習モデルにより性能に重要な過程を検出できるだけでなく、原料やプロセス条件を変えた場合の性能の変化を予測することができる。

実際に技術のポテンシャルを評価頂き、大手化学メーカーにおける材料の研究開発、用途探索への活用に加え、自動車メーカーにおいても研究開発に活用されています。

以下の記事では、「CrowdChem Data Platform」に搭載している「AI製品探索機能」を用いたエポキシ樹脂の選定事例を紹介しています。ぜひ、ご参照ください。

▼最適なエポキシ樹脂は?AI製品探索を用いた選定事例

https://crowdchem.net/usecase/913/

今後の展望

2024年10月に、これまで「カスタマイズサービス」として提供していた分析サービスの大規模リニューアルを予定しています。

【新サービスのポイント】

・特許に含まれる実験データベースの実装

・新素材配合の提案をランキング形式で提示

・手持ちデータ不要かつ短期間でレポートを提供

各投資家からのコメント

PKSHA Algorithm Fund パートナー 海老原 秀幸 様

この度、CrowdChemにリード投資家として出資させていただくことを大変光栄に思っております。
同社の取り組みは化学品業界の研究開発における業務効率化と技術革新を推進し、業界全体に大きな影響を与えると確信しています。CrowdChemと化学品業界のDX/AX(アルゴリズムトランスフォーメーション)に貢献できるよう、同社を支援してまいります。

HIRAC FUND(マネーフォワードベンチャーパートナーズ株式会社) ディレクター 甚野 広行 様

CrowdChem社 池端代表とお話させて頂いた際に、化学業界への深いご知見はさることながら、強固な信念をもって業界の変革を目指されている点がとても印象的でした。
プロダクトの観点においても、エンタープライズを中心に引き合いが増加しており、今後の成長性に期待を寄せております。HIRAC FUNDとしてもファイナンス面を中心にご支援させて頂きます。

株式会社QRインベストメント 投資事業部 ディレクター 上田 潤平 様

北陸地域は、伝統産業の強みを活かしつつ、革新技術との融合により新たな成長が可能な地域であり、今後の成長ポテンシャルは非常に高いと考えています。
QRインベストメントは、こうした北陸地域の未来を見据え、地域企業の持つポテンシャルを最大限に引き出すための支援に全力を注いでいます。池端CEOがリーダーシップを発揮し、体現したプロジェクトが、北陸地域から日本全体の産業構造をさらに強化し、競争力を高めるものであると確信しています。
池端CEOをはじめとする北陸地域の企業家たちが、日本を代表する革新的リーダーとして成長し、地域の経済と産業の未来を切り開くことを、私たちQRインベストメントは全力でサポートしていく所存です。

株式会社ANRI シニアプリンシパル 宮﨑 勇典 様

味の素・信越化学工業をはじめとして日本企業は世界の化学産業界において重要な一端を担っています。情報科学そしてデータの力を使って、化学業界を深く知る池端さんらCrowdChemのチームが化学産業を盛り上げてくれると強く信じています。ANRIとして創業直後の池端さんのみのシード期からご一緒させて頂いておりましたが、今回の資金調達で他の力強い投資家の皆さん加わって頂いて、更なるCrowdChemの成長に大変嬉しく思っています!

CrowdChem 代表取締役社長 池端 久貴からのコメント

この度は、弊社へのご出資、誠にありがとうございます。弊社のプロダクトは、世界に類を見ない技術を基盤としており、日本国内に留まらず、世界中での利用が期待されています。今回の資金は、私たちの重要な出発点となるもので、大変意義深いものです。これまで国内の大手企業と連携し、一定の評価を頂いており、私たちの進む方向性が正しいことは確認できています。今後は、より多くの企業様にご利用いただけるよう、スケール可能な枠組みの構築、機能の追加、性能の強化にこの資金を活用していく所存です。

株会社CrowdChemについて

【会社概要】
社名: 株式会社CrowdChem
本社所在地:東京都品川区広町1-5-28 広町工場アパート302号室
代表取締役:池端 久貴
事業内容:
- ソフトウェアの開発、販売、サービス提供
- データ解析サービスの提供
- コンサルティングサービスの提供
設立: 2022年1月
HP:https://crowdchem.net/

CrowdChem Data Platform紹介サイト:https://lp.crowdchem.net/crowdchem-data-platform

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会社概要

株式会社CrowdChem

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URL
https://crowdchem.net/
業種
情報通信
本社所在地
東京都品川区広町1-5-28 広町工場アパート302号室
電話番号
-
代表者名
池端久貴
上場
未上場
資本金
300万円
設立
2022年01月