日立コンサルティングと筑波大学が「多様性と困難への寛容度」に関する共同研究を開始
~ゲーム型DEI教育コンテンツ「かりものめがね®」を活用した講義を実施~
株式会社日立コンサルティング(代表取締役 取締役社長:伊藤 洋三/以下、日立コンサルティング)と国立大学法人筑波大学(学長:永田 恭介/以下、筑波大学)は、「ゲーミングツールを用いた講義が学生の学習効果に与える影響」における共同研究契約を締結し、医学群看護学類 落合 亮太教授、目 麻里子准教授と共同で、日立コンサルティングが自社開発したゲーム型DEI(Diversity, Equity & Inclusion)教育コンテンツ(以下、DEIゲーム「かりものめがね®」)を活用した講義を行いました。
DEIゲーム「かりものめがね®」は、多様な属性を持つ当事者が実際に直面しているリアルなトラブルを疑似体験し、参加者同士でディスカッションすることで、参加者に意識・行動面での気付きを促すことができるカードゲーム形式の教育コンテンツです。
今回の共同研究では、筑波大学の学類生向けにDEIゲーム「かりものめがね®」を活用した講義を行い、「多様性と困難への寛容度」の変化について解析し、与えた影響についてディスカッションします。本研究を通じて、患者や患者家族のQoL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上、医療職・エッセンシャルワーカーの働き方や働く環境の改善など、課題のある医療方面への応用・可能性を探索していくことを目的としています。
・共同研究内容
1.日立コンサルティングが開発したゲーミングツール(カードゲーム)「かりものめがね®」を筑波大学の学類生の講義で提供
2.任意で講義の前後にアンケートを実施し、学類生の「多様性と困難への寛容度」の変化について解析
3.解析結果を共同研究者間で共有し、学類生の「多様性と困難への寛容度」に与えた影響についてディスカッションを行う
・DEIゲーム「かりものめがね®」とは
カードを引き、DEIの意識が問われるさまざまな場面・状況を、当事者とその周囲の人の立場に分かれて対処するロールプレイと、関連するテーマでのディスカッションを繰り返すカードゲーム形式の教育コンテンツです。参加者はゲームを通して、周りにもいるかもしれない多様な当事者の存在を知り、実際に起こったトラブルに直面したときの当事者の事情や困難を思い描きます。さらにファシリテーターの下、自身の経験などを棚卸し・共有しながら参加者同士で議論を行い、学びを深めていきます。ゲーム中に配慮を感じる受け答えをした人や、新たな着眼点や考え方を示して気付きを与えてくれた人がいたら、ツールの一つであるコインを渡してお互いに褒め合います。
DEIゲーム「かりものめがね®」では、何気ない日常の場面でも実は難しい選択を迫られている当事者のリアルな事情や困難を疑似体験することができます。この体験と参加者同士の対話を通して、現実での意識・行動の変化につながる気付きが促されます。

※「かりものめがね®」および「Someone's Glasses®」は、株式会社日立コンサルティングの登録商標です。
日立コンサルティングについて
令和2年度経済産業省 産業経済研究委託事業でフェムテックに関する調査受注やお茶の水女子大学とのジェンダード・イノベーションに関する共同研究など、誰もが自分らしく生き生きと活躍する社会をめざし、早くからDEI領域の啓発に取り組んできました。
社会課題の解決につながるイノベーション事業を進める日立グループのコンサルティングファームとして、今後もSociety 5.0の実現やSDGs達成への貢献を通して持続可能な社会の発展を支えていきたいと考えています。
関連リンク
実践に役立つゲーム型DEI教育 かりものめがね®
https://www.hitachiconsulting.co.jp/dei/pdf/karimonomegane.pdf
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