中学生の平日の勉強時間は平均1時間半!塾に通っている子ほど家庭学習の時間も長い【中学生の勉強時間に関する調査】

株式会社DeltaX

株式会社DeltaX(本社:東京都港区、代表:黒岩 剛史)は、「中学生の勉強時間」について調査しましたので概要をお知らせいたします。詳細はこちら

高校受験を見据える中で、中学生や保護者の方は「合格するためにはどれくらいの勉強時間が必要なのか」「今の勉強量で足りているのだろうか」といった疑問や不安をお持ちではないでしょうか。そんな疑問や不安を解消するために、『塾選』編集部では中学生の子どもがいる保護者を対象に「中学生の勉強時間」に関するアンケート(※)を実施。アンケートの回答結果から、全国の中学生の平均勉強時間のほか、平日と休日、学年別での違いが見えてきました。全国のライバルはどれくらい勉強しているのか、良い成績を取るためにはどれくらい勉強が必要なのか、平均勉強時間を参考にして日々の学習を見直してみてください。

中学生の約7割は自主的に家庭学習に取り組んでいる

今回の調査では、学校や塾の授業を除いた自主的な家庭学習をしているかどうかを聞いたところ、全体の72%が「家庭学習をしている」と回答しました。学校の宿題も除いた自主的な学習に限定しているため、中学生の多くが自分の意志で勉強に取り組んでいることがわかります。

中学生の平日の平均勉強時間は約1時間半!休日との違いは?学年別ではどれくらい違う?

では、家庭学習をしている子たちは、どれくらい勉強をしているのでしょうか。平日の勉強時間で一番多かった回答が「30分~1時間」でした。

全員の勉強時間を平均してみると、約1時間27分という結果になりました。学校の授業や塾の授業を除いた勉強時間なので、中学生は平日に1時間半、自主的に学習を行っているといえます。

さらに、学年ごとにわけて勉強時間を見ていくと、中学1年生の平均勉強時間は約60分、中学2年生は約1時間38分、中学3年生は約1時間51分という結果に。学年が進むにつれて学業の難易度が上がり、それに対応するために自主的な学習時間も増えていっていることがわかります。

また、平日と休日の勉強時間を比べてみると、休日のほうがより多くの時間を勉強に費やしていることがわかりました。平日の勉強時間の回答に比べて、休日の勉強時間の回答では3時間以上勉強している割合が約3割も増えています。

ちなみに、どのような子が長く勉強しているのかを詳しく見たところ、「塾に通っている中学生」のほうが「塾に通っていない中学生」よりも家庭学習の時間が長いという結果に。塾に通っている人は、塾に通ってない人に比べて、2時間以上勉強している割合が12%も増えています。これは塾の勉強についていくために、自主的に予習復習などに取り組むようになるからだと考えられます。

高校受験に向けて勉強量を増やしたいと考えている場合には、塾を活用するのは有効です。特に「一人だと勉強時間が増えにくい」「何から取り組めばよいのかわからない」「専門家のアドバイスをもらいながら、効率的に勉強を進めたい」といった人はぜひ塾での学びを取り入れてみてください。塾で学ぶことで、さらに家庭学習に取り組む意識も芽生えやすくなります。

高校受験におすすめの塾20選!

中学生が家庭学習で勉強する教科は英語と数学がツートップ

今回のアンケートで中学生が家庭学習に取り組む目的を伺ったところ、「学校の成績を上げるため」「高校受験のため」「学校の授業についていくため」の順となりました。高校受験では内申点もかかわってくるため、将来を見据えながら自主的に学習に励んでいることが見て取れます。

では、家庭学習の時間では具体的にどんな勉強をしているのでしょうか?どのような科目を自主的に勉強しているのかを尋ねたところ、数学が25%、英語が24%と比較的多い結果になりました。

英語と数学は積み上げ式の科目のため、一つひとつの学習単元がベースとなって次につながっていきます。そのため苦手な項目や理解できていない項目が生まれると、その後の学習が積み上がっていきません。

数学や英語の勉強法については下記の記事でも解説しています。また、英語など専門教科に特化した塾もありますので、苦手教科の克服にぜひ参考にしてみてください。

【2024年】中学生向けのおすすめ英語塾10選!選び方のポイントや料金相場も徹底解説
【高校受験】数学の効率の良い勉強法|出題範囲や対策法、おすすめ塾など紹介
【高校受験】英語の勉強方法|学習する際のコツや入試までのスケジュールなどを解説

家庭学習に使っている教材は、「学校で配布される問題集」が33%、「市販のドリルや参考書」が19%、「塾の教材」が18%となっています。スマホやタブレットのアプリ、YouTubeの教育動画も一部の生徒に利用されているのは最近の傾向といえます。

中学生の勉強時間を増やすためのヒント!時間の使い方を見直して隙間時間を有効活用しよう

中学生の平均勉強時間がわかって安心した方もいれば、もう少し勉強時間を増やさなければと焦りを感じた方もいるかもしれません。とはいえ、中学生は学校行事や部活動、塾の時間と忙しいので、むやみに勉強時間を増やそうと思っても大変です。中学生が勉強時間を増やすためのヒントをご紹介しますので、ぜひ参考にして普段の勉強を見直してみてください。

■生活リズムを整える

勉強時間を増やそうと考えると「睡眠時間を削って」など考えがちですが、それは逆効果です。睡眠不足は勉強の大敵ですので、まずはしっかりと睡眠を取り、生活リズムを整えたうえで使える時間を見直すことから始めてみてください。特に生活リズムを整えて早寝早起きができれば、集中力が高まる朝時間を有効活用できるようになりますよ。

■無駄な時間を削る

1日の時間はみんな平等なので、普段の生活の中で無駄にしている時間がないかを確認してみましょう。ダラダラ過ごしている娯楽の時間や、なんとなくスマホを触っている時間など、1日を振り返ってみれば削れる部分があるはずです。娯楽や趣味は勉強後のリフレッシュ時間にするなど、メリハリをつけるようにすることで無駄な時間を減らせます。

■隙間時間を有効活用する

まとまった勉強時間を確保しようとすると難しいですが、10~15分のちょっとした隙間時間を勉強時間にしてみましょう。電車やバスでの通学中や部活が始まるまでの時間、ご飯前の時間など、わずかな時間でも勉強はできます。たとえば隙間時間には英単語を覚えるようにするなど決めておくと、時間が空いたらさっと単語帳を手に取って勉強をスタートできます。短時間でもトータルすると1日の勉強時間が積み重なり、最大限の効果を上げることができます。

また、勉強時間を増やすだけではなく、勉強の仕方を見直してみるのもおすすめです。効率的な勉強ができれば、短い時間で学習効果を高めることができます。自分の学力や学習目標に合わせて、効果的な学習方法を選び、勉強時間をより有意義なものにしてみてください。

まとめ

今回は中学生の勉強時間に関するアンケートの調査結果をご紹介しました。今の勉強時間で問題ないのかどうかを考えるヒントにしていただけたのではないでしょうか。ただ、勉強時間はながければ長いほどいいというわけではないのも事実です。学習の効果を高めていくには、勉強のやり方を効率的にすることも大事ですし、適切な休憩を挟み、集中力を保つなどの工夫も欠かせません。中学生の平均勉強時間を参考にしてもらいながら、今の勉強のやり方や向き合い方を今一度見直してみてください。

詳細はこちらをご覧ください。

※アンケート調査概要

 調査対象:中学生の子どもを持つ保護者(有効回答数100名)

 調査時期:2024年3月

 調査機関:自社調査

 調査方法:インターネットによる任意回答

 調査レポート名:中学生の勉強時間に関する調査

 ※掲載しているグラフや内容を引用する場合には、「塾選調べ:中学生の勉強時間に関する調査」と明記してください。

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代表者名
黒岩 剛史
上場
未上場
資本金
3000万円
設立
2022年06月