自動車用変速機のトップシェアを誇るジヤトコ、東大松尾研発スタートアップのPolaris.AIのRAGコンサルティングサービスを活用し、RAGアプリケーションの開発を推進
〜制御システム部における業務処理基準書のRAGの実現〜
東京大学松尾研発スタートアップのPolaris.AI株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役:徳永 優也、以下「Polaris.AI」)はジヤトコ株式会社(本社:静岡県富士市)に、RAGコンサルティングによるRAG*開発支援を行い、業務の効率化を支援したことをお知らせいたします。
*Retrieval Augmented Generation : 検索拡張生成
登録したドキュメントに対し、生成AIを活用することで、情報検索ができる仕組み

プロジェクト概要
ジヤトコは、制御システム開発部での開発仕様書や基準書の検索に課題があり、RAGの構築に取り組んでいました。本プロジェクトの中で、外部のRAGに関する知見を取り入れたいと考え、ベンダー選定を行い、Polaris.AIと協業し、推進いたしました。
RAGの回答精度向上に向けて、利用するフレームワークやツールを見直すと同時に、最適なAI技術・アルゴリズム選定やテストの実施まで行った結果、回答精度を大幅に向上(42%から90%)させることができました。
Polaris.AIをパートナーに選んだ理由
ジヤトコは、生成AIの知見を持っている会社を検討しましたが、以下の3つの点を評価しPolaris.AIを採用しました。
<Polaris.AI 採用の決め手>
(1)生成AIやRAGへの知見の深さ
RAGの精度改善に対する豊富な知見と経験があり、RAGに対しての相談が安心してできたこと。
(2)プロジェクトの信頼感
疑問に思うことや懸念を先回りして、伝えてくれたことで、必要な情報が共有されたこと。
(3)担当営業の知見の深さ
担当営業が技術に明るく、質問に対して適切な回答をいただけるシーンが多かったこと。
ジヤトコ株式会社からのコメント
制御システム開発部 山本真布様
制御システム開発部においては、開発仕様書や基準書の検索に課題があったため、まずはこの課題に対してRAGを実現する方向で進めておりました。そこで、問い合わせ工数の削減を目指しつつ、生成AIの利用を習慣化することでリテラシーの向上や生産性向上、さらにナレッジ基盤整備の必要性を全社的に意識づけたいと考え、デジタルソリューション部と内製RAG精度改善のノウハウ豊富なPolaris.AIさんにご協力いただいてRAG開発を進めました。わずか3カ月という短期間でプロジェクトを完了できたこと、そして事前のデータ加工を施さずとも回答精度を高められたことには大変満足しています。
導入インタビュー記事
Polaris.AIの事例紹介ページにて、本導入事例のインタビューを公開しております。導入の背景、プロジェクト、今後の展望の詳細につきましては、以下をご参照ください。
■導入事例■
【ジヤトコ様】RAGコンサルティングによりRAGの精度向上を実現。チームのコミットメントが成功のカギ
https://polarisai.co.jp/case/case012
<Polaris.AI株式会社について>
Polaris.AIは、「適切な課題を最適な技術で解決する」というミッションのもと、AIや機械学習を中心とする最先端テクノロジーを活用して企業の課題を解決する松尾研発のAIスタートアップです。 製造業、アパレル、放送局、ヘルスケア、物流など、幅広い業界の企業様に向けて、AIの導入検討から開発、実装、運用に至るまで、包括的なソリューションをご提供しています。

会社名:Polaris.AI 株式会社(ポラリス エーアイ)
本社所在地:東京都文京区
代表者:代表取締役 徳永優也
設立:2023年5月
企業サイト:https://polarisai.co.jp/
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