研究Visionを共有し、新しい研究コミュニティをつくるー若手研究者のインタビュー記事を一挙公開

“1,000 True Fans” を獲得し、研究者が独立して研究できる枠組みを作る。「academist Prize第4期」のクラウドファンディングを通じて挑戦を行う若手研究者の声を、一挙公開。

クリムゾン・ジャパン

画像は2025年3月19日時点

研究支援エナゴ(運営:株式会社クリムゾンインタラクティブ・ジャパン、本社:東京都千代田区、代表:シャラド・ミッタル)は、academist Prizeの第4期生の内、5名に対するインタビューを実施。同プログラムは、クラウドファンディングをはじめとした様々な仕組みで「開かれた学術業界」の実現を後押しするアカデミスト株式会社が2021年度より行っているもので、第4回目となる今期の標語は「”1,000 True Fans”を実現する」。エナゴでは、第4期の採択者の内5名の若手研究者に書面インタビューを行い、その回答を記事にまとめ、様々な学術情報を提供する「エナゴ学術英語アカデミー」にて公開しました。

academist Prize第4期での挑戦にかける想いや、自らの研究に対する情熱、学術研究の魅力、具体的な課題、次世代のアカデミアを担う彼らが考える「日本の学術研究を発展させていく上で社会に求められること」など、若手研究者たちの現在の声がつづられています。

インタビュー公開サイト

エナゴ学術英語アカデミー

https://www.enago.jp/academy/

【インタビューにお答えいただいた若手研究者の皆さん】

■土田亮(つちだ りょう)氏 / 東京大学、特別研究員PD

主な研究テーマ:災害と日常のあいだの実践や思想の探究

「現在挑戦していることは、いかにして被災した人びとが生活を取り戻すのか、というプロセスを実践することと、記録することです。」

// エナゴ学術英語アカデミー インタビュー記事ページ:

https://www.enago.jp/academy/dr-ryo-tsuchida/

// academist プロジェクトページ:

個々人が意思をもって災害復興できる社会の実現を目指して

■林尭親(はやし たけちか)氏 / 京都大学、博士後期課程1年

主な研究テーマ:「宗教」の科学的な再考

「宗教観や文化差が生まれるメカニズムの基礎的な研究とその知見を社会に活かす応用的な研究をしたいと考えており、その実現のために宗教に関する多くの方の視点や意見を取り入れながら活動していくということを大事にしています。」

// エナゴ学術英語アカデミー インタビュー記事ページ:

https://www.enago.jp/academy/dr-takechika-hayashi/

// academist プロジェクトページ:

多様化する宗教観の研究を通して、多文化共生の在り方を考えたい

■渡部綾一 (わたなべ りょういち)氏 / 京都大学、特定研究員

主な研究テーマ:意識の発達の多様性とその認知神経基盤の解明

「今後の研究では、多様な背景の子どもたちを対象に、視覚以外の知覚的意識、自己に関する意識、意識の発達の多様性の解明にチャレンジします。世界でも前例のない研究テーマです。」

// エナゴ学術英語アカデミー インタビュー記事ページ:

https://www.enago.jp/academy/dr-ryoichi-watanabe/

// academist プロジェクトページ:

意識の発達の多様性を解明し、子どもたちが生きやすい社会を目指す!

■金子智紀(かねこ ともき)氏 / 慶應義塾大学、後期博士課程(博士候補者)

主な研究テーマ:「ともに生きる」ための介護現場での実践を通じた研究

「『自分が最期を過ごしたいと思えるケア』に出会い、具体的な研究領域が見えてきました。そして、この課題に対して、介護の実践知を整理し、誰もが活用できる形にする必要があると考えました。」

// エナゴ学術英語アカデミー インタビュー記事ページ:

https://www.enago.jp/academy/dr-tomoki-kaneko/

// academist プロジェクトページ:

「ケアする / される」から「ともに生きる」社会へ

■櫃割仁平(ひつわりじんぺい)氏 / ヘルムートシュミット大学、ポスドク研究員

主な研究テーマ:美を感じるメカニズムについての異文化間の比較研究

「研究を進めてきた中で、『研究って研究者だけでしているのもったいなくない?』と思うことが増えてきて、狭義の『研究者』以外の方が日々感じている疑問や不思議、気づきを研究に昇華できる場所を作りたいと思っています。」

// エナゴ学術英語アカデミー インタビュー記事ページ:

https://www.enago.jp/academy/dr-jimpei-hitsuwari/

// academist Prize ページ:

「美は世界を救う」を心理学で実証したい

※掲載は順不同です。

【academist Prizeとは】

国だけではなく、個人や企業も含めたさまざまなステークホルダーが学術研究をサポートする分散型モデルによる「開かれた学術業界」の実現を目指すアカデミスト株式会社が、2021年より実施する若手研究者を対象とした研究費支援プログラム。現在の第4期では「”1,000 True Fans”を実現する」を標語に、採択された若手研究者が「研究を通じて成し遂げたい世界観(研究Vision)」を発信し、新しい価値を創り出すためのチャレンジを行っています。

academist Prize 第4期 “1,000 True Fans” を実現する

https://prize.academist-cf.com/

【研究支援エナゴも協賛】

研究支援エナゴは、このようなacademist Prizeの理念に賛同し、日本のアカデミアを活気づける活動に少しでも貢献したいという思いから、協賛企業としてプログラムに参加することといたしました。個人や企業が単に資金面で研究者たちをサポートするだけでなく、研究者とその研究により深い関心を抱いて関わることのできるような機会は、日本の学術研究のエコシステムに新しい風を吹き込むことができると考えたからです。そして、「Share Your Story」をはじめとしたプラットフォームで幅広い分野の研究者の声を届けてきたエナゴでは、これからの時代を担うacademist Prizeの挑戦者たちの声も、サイト上でお届けすることとしました。

インタビュー公開サイト

エナゴ学術英語アカデミー

https://www.enago.jp/academy/

【アカデミスト株式会社 CEO 柴藤亮介氏の言葉】

この度、研究支援エナゴ様にacademistの理念にご共感いただき、academist Prize 第4期にスポンサーとしてご参画いただいたことに、心より感謝申し上げます。エナゴ様のご支援により、研究者たちが自らの研究ビジョンを社会へ発信し、「1,000 True Fans」を実現するという私たちの挑戦を、より多くの方々に届けることができるようになりました。

第4期が始まり半年が経過し、各研究者の「1,000 True Fans」への解像度が一層高まってきました。彼らは自身の研究を深めるだけでなく、それを支えるコミュニティをどのように築くべきかを真剣に考え、試行錯誤を続けています。この過程で、「分散型研究所」という新たな研究の在り方も模索されつつあり、学術研究の持続可能な発展に向けた大きな可能性が見えてきました。

社会のニーズが多様化してきた現在、研究は研究者だけで進めるものではなく、社会全体で進めるものになってきました。その中で、研究者のビジョンに共感し、支援し、共に未来を創っていく「1,000 True Fans」の存在がますます重要になっています。エナゴ様のメディア読者の皆様にも、ぜひacademist Prize 第4期の挑戦に触れていただきたいと思います。研究者たちがどのようなビジョンを描き、どのような未来を創ろうとしているのか、その声を直接知ることができる貴重なインタビュー記事です。ぜひこの記事が、未来の学術研究を共に考えるきっかけとなれば幸いです。

【エナゴCEOシャラド・ミッタルの言葉】

私たちは、挑戦する若手研究者たちに研究資金だけでなく情報発信の場を提供するという、それ自体が挑戦的なacademistのイニシアチブを支持します。AIをはじめとした技術の進展は、学術研究にも多くの利便性をもたらしていますが、技術は、それを使う研究者たちのひらめきや感性、あるいは行動に動かされることで初めて実質的な答えへの回路を開いてくれるのだと思います。そして、若手研究者たちが何を思い、どのように動いているのかをより身近に知ることができれば、これからのアカデミアと社会の間にはもっと良好な関係性が築かれるでしょう。長年、研究者の皆さまの「ことば」と向き合ってきた私たちは、研究者たちの体温を伴った言葉、First-hand account(当事者の生の声)に、その力があることを知っています。

様々なステージの研究者の皆さまと関わらせてきていただいた日本において、このような試みが行われていることに、私たちは希望を感じています。

エナゴについて

エナゴは、世界中の研究者の論文執筆活動および出版活動支援事業を展開する会社です。2005 年以来、私たちは 125 か国以上の研究者の研究活動および論文執筆活動をはじめとし、ジャーナルへの採択までを支援しています。

エナゴは、世界中の主要な出版社、学会、大学のパートナーでもあります。東京、ソウル、北京、上海、イスタンブール、ニューヨークに拠点を構え、研究者をローカルでサポートする地域チームとともにグローバルに活動しています。

https://www.enago.jp/

エナゴ学術英語アカデミーについて

エナゴ学術英語アカデミーは、国際ジャーナルへの英語論文掲載を目指すあらゆるステージの研究者・学生の皆様に向けた、総合情報プラットフォーム。英語論文執筆や出版のノウハウに関する情報源やウェビナーを定期配信しています。

https://www.enago.jp/academy/

株式会社クリムゾンインタラクティブ・ジャパンについて

株式会社クリムゾンインタラクティブ・ジャパンはさまざまな専門分野に精通した翻訳・ローカリゼーションサービスを提供する会社です。学術論文のジャーナル投稿支援サービスの研究支援エナゴ(Enago)のほか、論文翻訳のユレイタス(Ulatus)、文字起こしサービスのボックスタブ(Voxtab)などのブランドを展開し、総合的な英語ソリューションをお届けします。

https://www.crimsonjapan.co.jp/

会社概要

社名:株式会社クリムゾンインタラクティブ・ジャパン

本社所在地:東京都千代田区外神田2丁目14−10 第2電波ビル4階

代表取締役:シャラド・ミッタル

事業内容:企業・個人向け翻訳、学術翻訳、英文校正サービス、投稿支援、テープ起こし、ナレーション

設立: 2009年4月

https://www.crimsonjapan.co.jp/

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会社概要

URL
https://www.crimsonjapan.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都千代田区外神田 2丁目14−10第2電波ビル
電話番号
03-4580-9713
代表者名
シャラド・ミッタル
上場
未上場
資本金
-
設立
2009年04月