訪問看護の「記録」と「計画」をAIで自己点検――GPT-4o専用の無料支援ツールをリリース

~ケア現場の自浄作用とデジタル活用をサポート~

opsol株式会社

opsol株式会社(本社:三重県伊勢市、代表:鈴木征浩)は、訪問看護ステーションにおける記録や計画の適正な運用を支援するため、GPT-4oに最適化された自己点検支援ツール「【4o専用】訪問看護事業所内部監査サポート【ver.1】by opsol」をこのたび無料でリリースしました。サービス提供記録や訪問看護計画の内容が、医師の指示や制度上の要件と整合しているかAIを使って検証し、現場で働く職員が自主的に整合性を検証するのをサポートするツールです。

不適切な訪問看護の事例が社会問題化し、厚生労働省による指導体制も強化される中、事業所はこれまで以上に高い説明責任と制度理解が求められています。本ツールは、そうした背景をふまえ、日々の記録や訪問看護計画の内容を制度と照らし合わせて、自主点検をサポートします。

ツール開発の背景 

近年、一部の訪問看護において不適切なサービス提供が行われていた事例が相次いで報道され、制度そのものへの信頼が揺らぎつつあります。こうした状況を受け厚生労働省は、訪問看護に対する指導・監査体制の強化を打ち出しました。

具体的には年間請求額や1件当たり請求額が高額なステーション、複数都道府県にまたがって運営される広域事業所に対する重点的な指導の実施、eラーニングによる集団指導の検討など、より効果的な指導を実施する方向性が示されています。

こうした中、現場レベルで、制度や医師の指示に沿って計画を立て、記録を作成し、さらにその妥当性を日常的に確認できる仕組みの必要性が高まっています。

ツールの特徴

【概要】

本ツールは、OpenAI社が提供するChatGPTのGPTs機能を活用して構築されており、かつ、GPT-4oモデルに最適化されるように構築されたGPT-4o専用GPTsであり、訪問看護業務における自己点検支援ツールです。

外部評価を目的とするものではなく、事業所内での内部監査や自主的な点検を補助することを目的としています。

制度や行政の指導方針、医師の指示内容と、訪問看護計画書やサービス提供記録の内容が整合しているかどうかを検証する視点を提供します。


【検証画面のイメージ図】

※入力・アップロードされた情報に基づいて出力される検証結果の一例です。各項目について、整合性や適切性が評価され、改善提案が自動表示されます

※本画面は、開発中のツールをもとに作成したものであり、今後変更となる可能性があります。

※表示されている内容は、AI(OpenAI社提供のChatGPT)によって自動生成されたものです。

※本ツールの出力結果はあくまで参考情報であり、最終的な判断・対応は各事業所の責任にて行ってください。

【検証対象となる主な書類】

1. 診療情報提供書

2. 訪問看護指示書(または 特別訪問看護指示書)

3. 訪問看護計画書

4. 訪問看護記録(サービス提供記録)※新規利用者等、サービス提供実績が無い場合は不要です

【補足情報として必要なデータ】

• 当該利用者において算定している加算

• 事業所が受けている指定(例:生活保護法に基づく指定医療機関の指定等)

【検証の観点】

1. 計画書の整合性

・訪問看護計画書が、医師の指示内容を適切に反映して作成されているか

・訪問看護計画書の内容が、法令・制度・通知等の観点から見て妥当か

2. サービスの整合性

・実際に提供する・されている訪問看護サービスの内容が、医師の指示および訪問看護計画書と整合しているか

・サービス内容が、算定している加算や受けている指定の要件に照らして妥当か

3. 記録の質

・訪問看護記録に「事実」と「見解・判断」の両方が含まれており、根拠に 基づいた記述となっているか

・第三者(例:行政の担当者、厚生局監査官、ご家族など)が読んだ際に、「看護の意図」が明確に伝わるか


【使用方法】

・以下のURLにアクセス 又は GPT Storeで「opsol 看護」と検索してご使用いただけます

URL:https://chatgpt.com/g/g-687f5ac682d081918d7aa5635bb8ad51-4ozhuan-yong-fang-wen-kan-hu-shi-ye-suo-nei-bu-jian-cha-sahoto-ver-1-by-opsol

【留意点】

・あくまで「制度と照らして検証する視点」を提供し、最終的な判断主体は事業所及び事業所管理者ならびに事業所職員にあります。

• 事業者が、適正な運用を行えることをサポートするツールです。

【本GPTsのメインプロンプト公開方針について】

このGPTsは、製作者が意図しない動作をすること、ならびに、悪意ある改変等を防ぐために、本来の目的以外を達成するためのプロンプトは受け付けないようプロンプトインジェクション対策を施しています。ですが、検証のロジック及びその正当性を確認するためにプロンプトの内容を確認していただくことを拒否する意図はありませんので、メインプロンプトについてはwebサイト(https://opsol.co.jp/)で公開する予定です。

今後の展望

本ツールは、業界全体の自浄作用を促すとともに、国が掲げる「ケア現場へのテクノロジー導入」の方針にも沿った取り組みです。今後、現場で日常的に活用されていくことで、制度との整合性が確保されやすくなり、訪問看護業務の透明性と信頼性の向上につながることが期待されます。

opsolグループについて

opsolグループは2005年の創業から医療・介護・福祉事業を中心としたサービスを提供しています。現在は、充実した医療対応が可能な高齢者向け住宅事業、在宅ケア事業、高齢者・ケア住宅紹介事業、出版・製作事業など、枠に捉われない柔軟な事業展開を行っています。私たちは、現場で生まれたニーズやアイデアを汲み取って新たな取り組みに挑戦し、最適解を具現化してきた歴史があります。今般の支援ツールのリリースも、そうした貴重な現場の声を活用した取り組みの一環となります。

【会社概要】

社名:opsol株式会社

本社所在地:三重県伊勢市小俣町元町623番

大阪本社:大阪府大阪市中央区谷町3丁目2-11 FLAGSビル3階

代表取締役社長:鈴木 征浩

事業内容:

・高齢者向け住宅・有料老人ホーム「パリアティブケアホーム」の運営

・高齢者向け住宅・有料老人ホーム「パリアティブケアホーム スタイルプラス」の運営

・訪問看護ステーション「訪問看護ステーションパリアティブケアナース」の運営

・訪問介護事業所「パリアティブケアヘルパー」の運営

・デイサービス「パリアティブケアデイサービス」の運営

・居宅介護支援事業所「パリアティブケアプランセンター」の運営

・「opsol高齢者・ケア住宅紹介サービス」の運営

・出版・制作事業「opsol book」の運営

創業: 2005年9月

HP:https://opsol.co.jp/about/

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お問い合わせ先:opsol 株式会社 人事総務部 

TEL : 0596-21-0007

e-mail : pr@opsol.co.jp

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会社概要

opsol株式会社

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URL
https://opsol.co.jp/
業種
医療・福祉
本社所在地
三重県伊勢市小俣町元町623番1
電話番号
0596-63-8318
代表者名
鈴木 征浩
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
2017年01月