【転職後の給料に関する意識調査】男女500人アンケート調査

転職後の給料に関する意識調査

株式会社エミリス

株式会社 エミリス(大阪府東大阪市、代表取締役:馬場 栄和)は、転職経験がある500人を対象に「転職後の給料に関する意識調査」を実施し、そのデータをランキング化しました。

「転職するなら、収入をアップさせたい」という人は多いでしょう。一方で転職時に給料が下がってしまう人もいます。

そこで今回、株式会社エミリス( https://emiris.net/ )は、転職経験がある男女500人に「転職後の給料」についてアンケート調査を実施。その結果をランキング形式でまとめました。

調査結果に対して株式会社あしたば( https://ashitaba-mirai.jp/ )代表取締役社長の安藤宏和氏よりご考察いただいております。

※データの引用・転載時のお願い

本リリースの調査結果・画像をご利用いただく際は、引用元として「株式会社エミリス」の公式サイトURL( https://emiris.net/ )へのリンク設置をお願い致します。

【調査概要】

調査対象:転職経験がある人

調査期間:2024年10月27日~11月4日

調査機関:自社調査

調査方法:インターネットによる任意回答

有効回答数:500人(女性308人/男性192人)

回答者の年代:10代 0.4%/20代 22.2%/30代 40.4%/40代 23.0%/50代以上 14.0%

【調査結果サマリー】

・転職後に給料が上がった人は47.4%

・転職後に給料が上がった理由1位は「能力が評価された」

・転職後に給料が下がった理由1位は「勤務時間が減った」

・転職の際に給料を重視した人は59.0%

転職後に給料が上がった人は47.4%

転職経験がある500人に「転職後に給料はどう変化したか」を聞いたところ、給料が上がった人は47.4%で、半数に達しませんでした。

「下がった(41.2%)」よりは多いものの、転職したら収入が甘必ずしもアップするとは言えない状況だとわかります。そこで転職で給料が上がる理由と下がる理由についても聞きました。

転職後に給料が上がった理由1位は「能力が評価された」

転職で給料が上がった237人に聞いた「転職後に給料が上がった理由」の1位は「能力が評価された(28.3%)」でした。2位「基本給が上がった(18.6%)」も多くなっています。

能力が評価されたり仕事内容・職種を変えたりした結果、基本給がアップした人も多いと考えられます。また給料アップ目的で転職活動すると、基本給をしっかりチェックするでしょうし、「自分がもっている、企業から評価されやすい能力」にも目が向きます。

「転職で収入を上げたい」という軸をしっかりもつことも、収入アップ転職を叶える重要な要素だとわかりました。

<1位 能力が評価された>

・スキルが評価され、インセンティブをもらえるようになったから(20代 男性)

・前職でのスキルが評価されたから(30代 女性)

・スキルや経験が評価されたから(40代 男性)

アピールできるスキルや資格があれば、収入アップ転職は十分可能だとわかります。

本人としては給料アップを重視した転職活動ではなかったものの、能力が評価された結果、給料が増えた人も目立ちました。ただ企業や業界・職種によって、高く評価される能力は異なります。給料アップを狙うのであれば、自分のスキルや実績が評価されやすい仕事を選ぶことが重要です。

そのためには、まず自身のスキルや実績を棚卸して、適性を把握する必要があります。仕事に生かせる能力を整理してアピールできれば、未経験の仕事であっても「ポータブルスキル」が評価されて給料がアップする可能性はあります。ポータブルスキルとは「現状把握能力」「コミュニケーション能力」など、業種・職種問わず活かせる能力のことです。

<2位 基本給が上がった>

・給料のベースが前職と比べ上がったので(20代 男性)

・昇給があること。またもともとの時給が前職場より高かったため(30代 女性)

・基本給が上がったり、手当がついたりするようになったので、給料が上がりました(40代 女性)

「給料はあまり意識していなかったが、偶然基本給が上がった」という人は少数派。給料を重視して選んだ結果、基本給の高い仕事に転職できた人が多くなっています。

ベースとなる部分を上げるためには、求人票などで基本給をしっかりチェックしておくことが大切だとわかりました。企業規模や勤務地によって、基本給や時給が違うことも多々あります。

<3位 勤務時間が増えた>

・転職前は残業がほとんどなかった。転職後は残業が増えたので給料も増えた(30代 男性)

・時給は以前よりやや少ないが、勤務時間が増えたから(40代 女性)

・就業時間の長い会社に入ったので。残業もあり、収入は増えました(50代以上 女性)

時給制の場合は、勤務時間が増えることでトータルの給料は増えます。また月給制の仕事でも、残業が多くて給料が増えるケースもあります。

ただ拘束時間が長く、残業が多すぎると心身に悪影響を及ぼす可能性も。「残業時間や勤務時間が許容できる範囲なのか」はチェックしておく必要があるでしょう。

<同率3位 給料アップ目的で転職した>

・前職を辞めるきっかけのひとつが給料の低さだったので、給料が増えることを前提に転職したから(30代 女性)

・給料の高い企業を転職先として選んだため(40代 男性)

・エージェントを通じて、前職よりも給与などの条件が良くなる会社を選んだから(50代以上 男性)

給料の高い会社や業種・職種に絞って転職活動することにより、給料アップを叶えた人もいました。「給料が高い会社に絞って転職活動し、今より給料が上がらないなら転職はしない」という意気込みで臨んだ人も。

また給料アップするために、転職エージェントを使った人もいました。転職エージェントを使うと、給料アップできる可能性の高い企業を紹介してくれるだけではなく、企業との給与交渉も任せられます。

<5位 仕事内容を変えた>

・要求されるスキルが増えたから。こなす仕事の責任が重くなったから(10代 女性)

・自分に合った仕事内容で、実力を発揮できたから(30代 女性)

・技師系企業へ転職し、英語を使用した業務になったから(40代 女性)

専門的な職種なら給料が高くなるなど、職種が変わると基本給の相場は変わります。業務範囲が広く、内容も高度になることで、給料もアップするのですね。

また仕事内容が自分に合っていることでも、評価が高まり昇給・昇進につながりやすくなると考えられます。

転職後に給料が下がった理由1位は「勤務時間が減った」

一方、転職で給料が下がった人も4割ほどいます。「転職後に給料が下がった理由」を聞いたところ、ダントツは「勤務時間が減った(42.2%)」でした。2位「雇用形態を変えた(13.1%)」、3位「未経験で転職した(12.1%)」が続きます。

「勤務時間が減った」「雇用形態を変えた」など、ワークライフバランスに関する項目が上位にランクイン。

なおアンケート回答を個別に見ると、転職時点である程度給料が下がることは容認していた人が多いとわかります。「賞与が出る予定だったのに、実際は出なかった」「予想外に売上が悪かったから、収入も減った」など、給料を落としたくなかったのに落ちてしまったという人は少数派でした。

<1位 勤務時間が減った>

・「あまり残業なく無理なく」と思って転職したら、給料は下がりました(20代 女性)

・基本給は大きく変化しなかったが、残業時間が減ったことから給料は減少した(30代 男性)

・残業が減り労働時間も短縮したため(50代以上 女性)

残業・休日出勤が少ない仕事や時短勤務の仕事に転職したため、給料減となった人が多数。基本給が同じなら、残業が減るとトータルの給料は減ります。ただし「ワークライフバランス優先で、給料は重視しなかった」と、給料が減ることは納得のうえで転職した人も多くいました。

一方「意外に給料が少なくなってしまった」という人も。残業なしで収入を維持またはアップさせたいなら、「基本給」「インセンティブ」「手当」「ボーナス」などを重視する必要があります。

<2位 雇用形態を変えた>

・個人事業主から会社員になって給料が減りました(20代 男性)

・正社員から派遣社員になったので、給与は大幅に下がり賞与もなくなりました(30代 女性)

・会社員からフリーランスになると、かなり収入が減りました。ただ時間的な余裕は増えました(50代以上 女性)

例えば正社員から派遣社員やパート・アルバイトになると、ボーナスがなくなります。また月給制から時給制になると、稼働時間が少ない月は給料が少なくなります。「正社員から派遣社員になり、年収は3分の2になった」という人もいました。

なお雇用形態を変えた人の中には、「給料をとても重視した」という人はいません。雇用形態を変えるときには、働き方を重視し、給料の優先順位は低くしている人が多いとわかります。

<3位 未経験で転職した>

・未経験職種に変わったから(20代 男性)

・社会人3年目で、未経験の業種に転職したから(30代 女性)

・転職時は減りました。異業種への転職だったからだと思います(50代以上 女性)

未経験で転職すると、即戦力と見なされないため、転職当初の給料は低くなりがちです。ただし「転職時は給料が減った」とコメントした人もいて、昇給や昇進で将来的に収入を増やすことはできます。

また「地方から都市部に移動して転職する」「成長中の企業に転職する」といった工夫で、未経験でも収入アップ転職の可能性が高まります。

<4位 基本給が下がった>

・時給が転職前より安くなったから(30代 女性)

・国の施設に転職したため、国規定の最低賃金での勤務となり、民間企業勤務時よりも給料は減った(30代 女性)

・もともとの基本給が低い職場に転職したから(40代 男性)

残業代やインセンティブで基本給ダウンをカバーできることもありますが、基本的には基本給が下がれば収入は減ります。前職より基本給が低いところに転職した理由としては、「ワークライフバランス重視」「早く転職したかった」「選択肢が少なかった」などが挙げられています。

一方で「正社員になりたかった」「昇給できるかを重視した」という声も。転職時の基本給のみに注目するのではなく、「福利厚生を受けられることの経済的メリット」や「生涯にわたって得られるトータルの給料」を考慮した人もいるとわかりました。

<5位 夜勤がなくなった>

・夜勤なしのところになったので、夜勤手当分減ったから(30代 女性)

・スキル評価があり基本給は高くなった一方、夜勤がない仕事だったので(30代 女性)

・夜勤を辞めたから(40代 女性)

交代制勤務の医療・介護職や製造職など、夜勤がある仕事だと「夜勤手当」がつきます。そのため夜勤がなくなると、基本給や夜勤以外の手当が充実している職場に転職しない限り、総支給額は減る可能性が高いです。

体調や生活サイクルに考慮して夜勤なしの仕事に転職したい場合は、給料の下がり幅に注意する必要があります。

転職の際に給料を重視した人は59.0%

転職経験がある500人に「転職の際に給料を重視したか」と聞いたところ、「とても重視した」「重視した」が合わせて59.0%という結果になりました。

なお「とても重視した」「重視した」という人のうち、給料が増えた人は67.8%でした。一方で「あまり重視していない」「全く重視していない」という人のうち、給料が増えた人は18.0%です。

給料を重視して転職活動すれば、給料は上げやすくなるとわかります。

<転職の際に給料を重視した理由>

・自分の経験がどれくらい評価されるか興味があったからです。また前職の給料より下がると生活の水準も下がるので、最低でも同じ額にしようと考えていました(20代 男性)

・子どもが増えて、教育費などにあてたかったから(30代 女性)

・自分にとっては、仕事における一番のモチベーションは給料だからです(30代 女性)

・労働時間に対して給与額が見合わないと感じていたので。同じ労働時間に対して、見合った給与を得たいと考えた(40代 男性)

・前の会社を辞めたかった最大の理由が、給料の安さだったから(50代以上 女性)

「モチベーションが給料」「生活を維持するため」などの回答が多くなっています。

やりがいやワークライフバランスも大切ですが、給料が低すぎては生活が苦しくなってしまいます。たとえやりがいのある仕事でも、給料が低すぎると「仕事内容や責任の重さと給料が見合っていない」と感じ、モチベーションが下がる人も。

また前職での給料に不満があり、収入アップのために転職することを決めたため、当然給料は重視したという人もいました。

ただ求める給料のレベルは人それぞれ。前職より下がらないことが条件の人もいれば、アップさせたい人もいました。また「下がってもいいが、下がりすぎないこと」を条件にしていた人もいます。

<転職の際に給料を重視しなかった理由>

・とにかく今の職場より人間関係がマシなところに移りたかったから、給料は気にしていなかった(20代 女性)

・やりがいと生活の質を高めるため(30代 男性)

・前職は残業時間が多いことに加えて通勤時間がかなり長かったため、ワークライフバランス重視で考えたから(30代 男性)

・とにかく体調優先(40代 女性)

どうしても経験してみたかった芸術系の仕事だったので、給料は重視せず、仕事内容のみで転職しました(50代以上 女性)

給料以外に優先したい条件があり、結果として給料をあまり重視しなかった人も多いとわかりました。給料より優先したかった条件としては、仕事内容ややりがいのほか「体調」「ワークライフバランス」「とにかく今の職場を離れること」などが挙がっています。

「給料が高くても、仕事のせいで体調を崩して働けなくなったら元も子もない」と考え、給料以外を重視した人も多くなりました。

「営業職では稼いでいたが、付き合いで出費も多かった。給料は少なくても出費が減る仕事に転職したら、手元に残るお金は同じ」というコメントも。入ってくるお金だけではなく、仕事のせいで出て行くお金があるかという視点も大切だとわかります。

まとめ

転職して給料がアップするためには、スキルや実績を評価される必要があるとわかりました。キャリアやスキルの棚卸しが、いかに重要かわかります。

また給料を重視して転職すると、実際に転職で給料アップを叶えやすくなることもわかりました。

働くうえで給料は大切な要素で、モチベーションにもつながります。給料が低すぎて離職する人もいるので、「一時的に給料が下がってもいいけれど、十分生活を維持できるレベルは欲しい」といったラインを決めることは重要です。

■安藤宏和氏の考察

転職前後のタイミングで私たちFPに家計相談をする人は多数いらっしゃいますが、様々な業種の企業で人手不足により採用意欲が旺盛となっている中、希望に沿う転職を実現する人が増えているように感じます。 

本調査結果にも表れている通り、給料を重視して転職活動した人は、実際に給料がアップしたケースが大半です。 逆に子育てや資格取得等との両立のため「残業を減らしたい」「フルリモートで働きたい」といったワークライフバランスを重視した転職活動をすると、給料がダウンする人の割合が増えます。 

ご自身がどのようなキャリアを歩みたいのか、理想のライフプランをじっくり考えてみたうえで、転職活動に臨むことをお勧めします。

▽監修者紹介

安藤 宏和(あんどう ひろかず) 

株式会社あしたば( https://ashitaba-mirai.jp/ )代表取締役社長 

ファイナンシャルプランナー(CFP®、1級ファイナンシャルプランニング技能士)

三井住友海上での勤務を経て、独立系ファイナンシャルプランナーとして開業。 

専門は「確定拠出年金(DC/401k、iDeCo)」や「NISA」など国の制度を活用した『長期資産形成・運用』により「お金に縛られない生き方」を実現するためのサポート。 

全国各地で企業向け従業員投資教育や一般向けマネーセミナーの講師を務め、登壇回数は500回以上、受講者はのべ5000人を超える。 

横浜市出身、鎌倉学園高等学校・成蹊大学卒、2児の父。趣味はB級グルメとスポーツ観戦。

※データの引用・転載時のお願い

本リリースの調査結果・画像をご利用いただく際は、引用元として「株式会社エミリス」の公式サイトURL( https://emiris.net/ )へのリンク設置をお願い致します。

■株式会社エミリスについて

株式会社エミリスは、飲食事業を主として、大阪・兵庫・和歌山など関西地区を中心にコメダ珈琲を複数店舗運営しています。

■会社概要

社名 : 株式会社 エミリス

所在地 : 〒577-0827 大阪府東大阪市衣摺6丁目1-46 平尾NスタイルB号

代表取締役 : 馬場 栄和

創業 : 2020年10月

資本金 : 100万円

事業内容: 飲食業

URL : https://emiris.net/

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会社概要

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業種
飲食店・宿泊業
本社所在地
大阪府東大阪市衣摺6丁目1-46 平尾NスタイルB号
電話番号
072-929-8086
代表者名
馬場 栄和
上場
未上場
資本金
100万円
設立
2020年10月