地域課題に向き合う「地元ブランディング」の先進企業としての実践を紹介。レジスタ代表・千賀信義が「サスティーンナゴヤ」ネットワーキングセミナーに登壇

株式会社レジスタ

株式会社レジスタ(所在地:名古屋市中区、代表取締役:千賀信義)は、2025年6月30日(月)に開催された「サスティーンナゴヤ」ネットワーキングセミナー(主催:公益財団法人 名古屋産業振興公社 国際デザインセンター)にて、代表の千賀信義が登壇いたしました。

◾️サスティーンナゴヤとは

「サスティーンナゴヤ」は、名古屋市内・県内の中小企業を対象に、“サステナブル経営”をデザインの力で支援するプログラムです。ビジネスモデルの再構築やブランディング、新商品開発における「デザイン経営」の活用を通じて、地域企業の持続可能な成長と社会的価値の創出を後押しすることを目的としています。

今回のネットワーキングセミナーは、全3回の連続セミナーの第1回目として開催され、テーマは「地元ブランディング」。サスティーンナゴヤの支援対象企業に加え、すでに地域を舞台に実践を重ねてきた企業のリアルな経験を共有する場として、レジスタが先進企業として招かれ、登壇者の千賀がサステナブル経営に対する取り組み方や組織としてのスタンスを語りました。

◾️登壇内容:「地域と経営課題を重ねる」実践から得た学び

千賀は、地域の課題や可能性と向き合いながら、自社の経営課題を地域の文脈と重ね合わせて捉える姿勢の大切さと、その結果が地元ブランディングに繋がることを、自らの創業から現在に至る経験をもとに語りました。

甚目寺観音てづくり朝市(現・甚目寺観音暮らしの朝市)にボランティアとして関わった経験をきっかけに、地域の営みに可能性を感じるようになり、そこから始まった東別院周辺地域(通称:なごや寺町)との共創の歩みを紹介しました。

なごや寺町まちづくり協議会

地域活動を通じて千賀が向き合ったのは、「何が本当に地域の困りごとなのか?」という問い。その中で、東海地域最大級の朝市「東別院てづくり朝市(現・東別院暮らしの朝市)」が賑わいを見せる一方で、来場者が地域内へ回遊していない現状に着目しました。そこから、「まちに住む人自身が主体となって朝市をつくる」という発想のもと、当時のなごや寺町まちづくり協議会のメンバーとともに「たちばな大木戸ひなた市(現・HINATAICHI)」を立ち上げました。

さらに、活動の中で見えてきた課題や得られた知見をもとに、地域の寺院関係者とともに「NAGOYA ANTIQUE MARKET(通称:NAM)」を始動。当初は収益化が難しい取り組みでしたが、地域の課題や可能性に着目し、価値を創出しながら事業としての成長も両立させることを目指して有料化に踏み切りました。現在では、地域価値の創出と事業成長を両立する「ローカルゼブラ企業」としての実践をすることで、レジスタの中核事業へと成長しています。

「ローカルゼブラ企業」とは、地域に根ざしながら、事業の成長と社会課題・地域課題の解決を両立させることを目指す企業のことです。急成長・スケール拡大を重視する“ユニコーン企業”に対して、持続可能性と社会的価値の創出を重視する“ゼブラ企業”という概念が注目されていますが、ローカルゼブラ企業はその考え方を地域文脈に応用したものです。

地域資源(人・文化・場所)を活かしながら、空き家活用や関係人口の創出、担い手不足など、地域固有の課題に対して事業として取り組み、無理な拡大ではなく、地域の中で継続的に価値を生み出すことを大切にしています。

こうした取り組みを振り返り、地域の困りごとに真摯に向き合い、地域資源を活かすことを繰り返す中で、自ずと人や情報、価値が集まり、自社の経営資源にもつながっていったのだと語りました。

地域の課題を「衰退の対象」ではなく「未来の可能性」として捉える。そして、企業・行政・市民との多層的な連携によって、地域と企業の価値をともに育てていく——。その姿勢こそが、レジスタが考える“地元ブランディング”の在り方です。

◾️クロストーク:地域の課題解決と若者の挑戦を重ねる

セミナー後半のクロストークでは、2025年度のサスティーンナゴヤ採択企業の取り組みが紹介され、千賀はそれぞれの現場に対して「自分であればどう関わるか」といった視点から、具体的なアイデアや実践の中で得た気づきを交えたフィードバックを行いました。

その中で、レジスタならではの視点として挙げられたのが、「地域課題と若者の挑戦をつなぐ」というアプローチです。実際にレジスタでは、NAGOYA ANTIQUE MARKET(NAM)の運営において、約100名に及ぶボランティアメンバーと共に活動を展開。金銭的報酬ではない“価値報酬”という考え方を取り入れ、やりがいや誇りを共有できる関係性を築いています。

さらに、地域課題をテーマに、若者の想いやそこから生まれた事業アイデアの社会実装を目指す、起業家育成プログラム「Co-Do:TECH」などの事業も展開。地域のリアルな課題に、若者のエネルギーや創造性を掛け合わせる実践例として、地域と若者が共に挑戦し、学び合いながら未来をつくっていく姿勢についても語りました。

今後も株式会社レジスタは、「どうせならおもしろく」、地域の資源と若者の可能性をつなぎながら、社会に信頼される共創企業として歩みを続けてまいります。

◾️イベント概要

名称:サスティーンナゴヤ ネットワーキングセミナー vol.1

テーマ:「デザイン経営」を取り入れ、持続可能な組織づくりを目指す

日時:2025年6月30日(月)17:00〜20:00

会場:デザインギャラリー(名古屋市中区栄3-18-1)

主催:公益財団法人 名古屋産業振興公社 国際デザインセンター

登壇企業:株式会社レジスタ、有限会社麩柳商店、新元湯

ファシリテーター:岡田 心(大同大学 情報学部 情報デザイン学科 教授)、横地 洋介(ヨコチデザインスタジオ)

MC:深谷 里奈(フリーアナウンサー)

株式会社レジスタ

株式会社レジスタ

■ 企業概要
株式会社レジスタは、「共創」をテーマに、クリエイティブ、まちづくり、チャレンジャー支援を軸に事業を展開するローカルゼブラ企業です。
企業や自治体、地域の人々に伴走することで価値を生み出し、「どうせならおもしろい社会」を創ることを使命としています。

■ 事業内容
クリエイティブ事業
・ブランド戦略・コンセプト設計
・グラフィック・WEBデザイン
・SNS運用支援

まちづくり事業
・まちづくりイベント企画・運営(名古屋アンティークマーケットなど)
・地域×企業のマッチング支援(学生・若手人材と地域企業の接点創出)
・お寺との共創事業(システム開発・お寺と若手起業家のマッチング事業)

チャレンジャー支援事業
・若手ソーシャルイノベーターのプロジェクト・キャリア支援
・ソーシャルクリエイティブ(若者支援団体へのクリエイティブ伴走)

■お問い合わせ先
担当者名:上田光太郎
メールアドレス:k.ueda@rgst.net
電話番号:052-339-0233

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会社概要

株式会社レジスタ

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URL
https://rgst.net/
業種
サービス業
本社所在地
愛知県名古屋市中区橘1丁目24−2
電話番号
052-339-0233
代表者名
千賀信義
上場
未上場
資本金
-
設立
2015年06月