八ヶ岳の大自然を駆け抜け、2,681人が過酷なコースに挑む!
第31回 星の郷八ヶ岳野辺山高原100kmウルトラマラソン 5月18日開催

2025年5月18日(日)、第31回 星の郷八ヶ岳野辺山高原100kmウルトラマラソンが開催しました。
エントリー数は2,988名、当日出走者2,681名、うち完走者1,756名(完走率65.5%)。
ウルトラマラソンとは、フルマラソン(42.195km)を超える距離を走る過酷な競技です。
標高1,000m超の高地を舞台にした「野辺山ウルトラマラソン」は今年で第31回目。
完走時の累積標高(上り区間のトータル標高)は2,000mを超え、
「野辺山を制する者はウルトラを制す」とまで言われている国内屈指の過酷なレースです。
八ヶ岳の息吹を感じて ― 雄大な自然に挑む100km

今年も全国から多くのランナーが集いました。舞台は八ヶ岳の麓。目の前に広がるのは、雄大な山並み、そして一歩ごとに表情を変える大自然。
今年の大会では、「国立天文台 野辺山宇宙電波観測所」の横を通過する新ルートが追加され、コースはさらにドラマティックに進化しました。

「野辺山を制する者はウルトラを制す」
そう語られるこの舞台で、ランナーたちはただ距離を超えるだけでなく、自らの限界と向き合いながら、自然との対話を重ねていきました。
そしてゴールには、疲労を超えた達成感と共に、八ヶ岳の美しい景色が待っています。
走り抜けた者だけが体験できる、その特別な瞬間が、そこに広がっていました。
― 悔しさを糧に頂点へ、初挑戦で栄冠をつかむ ―


今大会では男女ともに熱い戦いが繰り広げられ、記憶に残るドラマが生まれました。
男子100kmでは、昨年2位の雪辱を期して臨んだ野本 浩礼(のもと・ひろのり)選手が、終始安定した力強い走りを見せ、8時間03分12秒のタイムで見事優勝。
昨年の記録を8分以上更新し、悲願の初優勝を果たしました。
一方、女子100kmでは、渥美 莉紗子(あつみ・りさこ)選手がウルトラマラソン初挑戦ながら、冷静なレース運びで周囲を驚かせました。
9時間25分32秒という堂々たるタイムでフィニッシュし、初優勝の快挙を達成。会場には大きな拍手と歓声が響き渡りました。
それぞれの想いと努力が結実した今大会。
野辺山の厳しくも美しい自然を舞台に、またひとつ、新たな伝説が刻まれました。
25歳以下を対象とした「U25部門」で若い世代の挑戦を後押し!

走ることが大好きな若者たちに、ウルトラマラソンの魅力を体感してもらいたい。
そんな想いから、25歳以下を対象にした参加費20%割引の「U25部門」を今大会より新設 。
その結果、59名の若きランナーたちが新たな一歩を踏み出しました。
雨でも笑顔!星と笑いに包まれた特別なひととき

ちびっこマラソン中止も、会場は笑顔でいっぱいに!
大会前日の5月17日(土)に開催予定だった「野辺山キラキラ☆ちびっこマラソン in 国立天文台
」は、あいにくの雨のため中止となりました。
しかしその代わりに、会場では笑顔あふれる特別なプログラムが行われました。
今年の“名探偵コナン”映画の舞台にもなった国立天文台野辺山宇宙電波観測所からは、所長自らがコナンくんのコスチュームで登場!
みんなでオリジナル蝶ネクタイ作りや、星空にまつわるお話を通して、子どもたちを楽しませてくれました。
さらに、プロのランニングコーチによる「かけっこが速くなる教室」や、お笑い芸人とのレクリエーションなど、盛りだくさんの内容に会場は終始にぎやか。
未来のランナーたちにとって、思い出深い一日となりました。
大会前日も大盛り上がり!「うるとらフェスティバル」開催

同じく5月17日(土)、ランナーはもちろん、応援に訪れたご家族や地域の皆さんも一緒に楽しめる「うるとらフェスティバル」も開催いたしました。
会場では、「デッカチャン」をはじめとする人気お笑い芸人によるステージに加え、大会ゲストのインフルエンサー「ウルトラランナーみゃこ」さんによるウルトラマラソン攻略トークショーを実施。
さらに、地元中学校の吹奏楽部が力強い演奏でランナーを応援し、会場の雰囲気を一層盛り上げました。
イベントの最後には、豪華景品が当たる抽選会も行われ、レース前日の野辺山が、たくさんの笑顔と期待に包まれた温かな空間となりました。
― 挑み続けた者だけが手にする、野辺山の“勲章”―

野辺山ウルトラマラソンで20回完走を果たすことは、並大抵の努力では成し得ない偉業です。
その卓越した挑戦をやり遂げたランナーには、20回完走の証として「ユプシロン・ΥΨΙΛΟΝ」、そして10回完走者には「デカフォレスト・ΔΕΚΑΦΟΡΕΣΤ」という名誉ある称号が贈られます。
これまで「ユプシロン」を手にしたランナーは、わずか21名。
そして今大会、新たに1名がこの栄誉を手にし、22人目の称号保持者が誕生しました。
さらに「デカフォレスト」には、新たに24名が認定。累計認定者は322名となりました。
何年もかけて積み重ねてきた挑戦が、確かな形となって証明された瞬間。
この称号は、野辺山を走り続けた者だけが手にできる、誇りそのものです。
全3種目優勝者
100km
・男子 8:03:12 野本 浩礼選手
・女子9:25:32 渥美 莉紗子選手
68km
・男子5:02:10 大畑 匡孝選手
・女子5:51:05 杉原 有美選手
42km
・男子2:49:13 葛窪 千晴選手
・女子3:40:13 栗山 章子選手
出走率、完走率

「星の郷八ヶ岳野辺山高原100kmウルトラマラソン」概要

【大会名】第31回 星の郷八ヶ岳野辺山高原100kmウルトラマラソン
【開催日】2025年5月18日(日)
【種目:参加費】
100km:(一般)22,000円 (U25)17,600円
68km:(一般)18,500円 (U25)14,800円
42km:(一般)11,500円 (U25)9,200円
※U25は大会当日2025年5月18日(日)に25歳以下の方が対象
≪ランナーズ・ウェルネス≫
「湘南国際マラソン」「横浜マラソン」「富士五湖マラソン」等、年間を通じてさまざまなマラソン大会を企画・運営。国際スパルタスロン協会日本支部も務めています。また、「24時間テレビ マラソン企画」などのテレビ番組の制作コーディネート、スポーツやエンターテインメントにまつわる企業・商品・アスリートのPR協力、“ウェルネス”を理念とした健康クリニック事業を手掛けています。
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