パルミジャーノ・レッジャーノ・チーズ協会落合陽一氏を迎え「AI時代のクラフツマンシップ」を考える特別な茶会を開催

デジタル発酵」「テロワール」を手がかりに、1000年近い伝統から、人間の技と未来の価値を見つめる

パルミジャーノ・レッジャーノ・チーズ協会

パルミジャーノ・レッジャーノ・チーズ協会は2026年8月27日(木)、東京・三田の「雅藝倶楽部」茶室にて、メディアアーティスト・落合陽一氏を迎えた特別企画「Parmigiano Reggiano Dō 2026」を開催しました。

 本企画は、パルミジャーノ・レッジャーノの正しい価値と、その背景にある土地、自然、職人の技、時間、伝統を日本で伝える協会の啓蒙活動の一環です。AIが急速に進化する今だからこそ、長年の鍛錬によって培われる五感、身体知、経験、そして微細な調整力にあらためて光を当てました。

「Parmigiano Reggiano Dō」の書の屏風と、落合陽一氏

1000年近いものづくりを、AI時代の視点から読み解く

パルミジャーノ・レッジャーノは、イタリア北部のパルマ、レッジョ・エミリア、モデナ、ボローニャ(レーノ川以西)、マントヴァ(ポー川以東)の限定された原産地で、生乳、塩、天然由来の凝乳酵素(レンネット)のみを用い、PDO(原産地呼称保護)の厳格な規定のもとでつくられています。最低12か月の熟成を必要とし、その品質は、自然環境と向き合いながら日々判断を重ねる職人たちの経験と技によって支えられています。

今回、その価値を現代の日本で新たに捉えるナビゲーターとして落合氏を迎えました。テクノロジーの最前線から未来を見つめる落合氏の視点を通して、伝統を単に「守るべき過去」としてではなく、未来へ受け継ぐべき知恵として考えることが、本企画の狙いです。

「テロワール」と「デジタル発酵」― 土地・時間・人間の知恵

セッションでは、「テロワール」と「デジタル発酵」を重要なキーワードに据えました。土地、自然、生乳、地域に根づく知恵、職人の技、そして熟成の時間が重なって生まれる、その場所固有の価値。そこに、AIやデジタル技術が進化する時代における人間の感覚や身体知を重ね、クラフツマンシップの未来について考えました。

茶室そのものが、伝統と未来の対話の場に

会場の室礼も、本プロジェクトの思想を表現する重要な要素となりました。茶室には、本企画を象徴する「Parmigiano Reggiano Dō」の書による屏風を設え、床の間を中心に落合氏のAIアートによるインスタレーションを展開。AIと人間をつなぐ「電話」のアート作品も配置しました。

日本の「道」を象徴する静謐な茶室に、イタリアの1000年近いものづくりと未来を象徴するAIアートが共存することで、「1000年近い伝統と、100年後の未来が、一つの茶室で対話する」という本企画の世界観を、空間そのものでも表現しました。

茶室床間「Parmigiano Reggiano Cheese」と、落合陽一氏のAIアート・インスタレーションで、自然発酵とデジタル発酵を表現
室礼「Parmigiano Reggiano Cheese」と、落合陽一氏のAIアート代表作品の電話

落合陽一氏が語った、AI時代のクラフツマンシップ

茶会では落合氏が、「テロワール」と自身が近年提唱する「デジタル発酵」をキーワードに、AI時代における人間の役割とクラフツマンシップについて語りました。自然の力によって発酵・熟成するものを、人間は見守り、味わい、その状態を見極める。それは、日々異なる生乳や環境に向き合いながら、長年培った五感と経験によって一定の品質を守り続けるパルミジャーノ・レッジャーノの職人の仕事にも通じます。AIが知識や最適解を瞬時に導き出す時代だからこそ、人間には「味わう力」「物を見る力」「感じる解像度」、そして数式では表しきれない微細な違いを判断する身体知が、より重要になっていくと落合氏は指摘。こうした感覚や技は知識だけで身につくものではなく、人から人へ、長い鍛錬と経験を通して受け継がれていくものだと語りました。また、熟成には一つの「最適解」があるのではなく、さまざまな「平衡点」があり、その違いを感じ取り、選び取るところにも人間の経験や個性が表れるといいます。そして「道」とは、一つの完成形を目指すだけではなく、経験を積み重ねながら、それぞれが自分なりの平衡点を見つけていくこと。900年以上受け継がれてきた技と知恵を大切にしながら、食べる人もまた自分なりの味わい方や楽しみ方を見つけることで、パルミジャーノ・レッジャーノの文化は未来へと生き続けていく――そんな「パルミジャーノ・レッジャーノ道」のあり方を、落合氏ならではの視点で提示しました。最後には、「その先にあるのは、パルミジャーノ・レッジャーノと楽しく生きることなのかもしれません」と笑顔で締めくくりました。

  

茶を点てる落合陽一氏
点前を披露する落合陽一氏
「Parmigiano Reggiano Cheese」茶菓子、PRCのLOGOのフラッグ

最後は、熟成の違いを五感で体験

茶会と対話に続いて、ゲストは熟成期間の異なるパルミジャーノ・レッジャーノを日本酒とともにテイスティング。香り、食感、旨味、熟成による変化を実際に味わいながら、落合氏を囲んで歓談しました。知識として理解するだけでなく、時間が生み出す価値を五感で体験するセッションとなりました。

熟成期間の異なるパルミジャーノ・レッジャーノと日本酒のペアリング

EVENT INFORMATION|イベント概要

    

イベント名

     Parmigiano  Reggiano Dō 2026

開催日

      2026年8月27日(木)

会場

      雅藝倶楽部  茶室(東京都港区三田)

ナビゲーター

      落合陽一氏(メディアアーティスト)

内容

      茶会・トークセッション/パルミジャーノ・レッジャーノのテイスティング/日本酒とのペアリング主催

      パルミジャーノ・レッジャーノ・チーズ協会

  

1000年近い伝統を、次の100年へ

パルミジャーノ・レッジャーノ・チーズ協会は、製品そのものの魅力だけでなく、その背景にある原産地、自然、伝統的な製法、職人の知恵と文化を正しく伝える活動を世界各地で行っています。今回の「Parmigiano Reggiano Dō 2026」も、日本文化との対話を通して、パルミジャーノ・レッジャーノが受け継いできた価値を次世代へつなぐ取り組みの一つです。

    

Parmigiano Reggiano|パルミジャーノ・レッジャーノとは

  

イタリア北部の限定された原産地でつくられるPDO認定チーズ。原材料は生乳、塩、天然由来の凝乳酵素(レンネット)のみ。添加物や保存料に頼らず、最低12か月の熟成を経てつくられます。原料となる生乳の生産から製造、熟成までが原産地の中で行われ、土地、自然、地域の知恵、職人の技、時間が一体となって、その固有の味わいを生み出しています。

  

Consorzio del Formaggio Parmigiano Reggiano|パルミジャーノ・レッジャーノ・チーズ協会とは

  

1934年設立。パルミジャーノ・レッジャーノの生産者が加盟し、製品の保護・防衛・振興、その特性の維持と世界での正しい理解促進に取り組む保護団体です。伝統的な製法と品質を守るとともに、その背景にある文化や価値を次世代へ伝える活動を行っています。

*パルミジャーノ・レッジャーノ チーズ協会(CFPR)のこの活動は、プログラム101194314 ENO-E(欧州連合規則第1144/2014号に基づく)として欧州連合の共同資金の助成を受けています。

  

  

【本件に関するお問い合わせ先】

パルミジャーノ・レッジャーノ・チーズ協会 日本PR事務局

(株式会社ヤマノアンドアソシエイツ内)

担当:田中賢吉・Minshen Liao

E-mail: info@parmigianoreggianodou.eu

EL: 03-3584-7019

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会社概要

URL
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業種
水産・農林業
本社所在地
Via Kennedy, 18, 42124 - Reggio Emilia - Italia
電話番号
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代表者名
ニコラ・ベルティネッリ
上場
未上場
資本金
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設立
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