【八王子芸術祭】石の記憶 — Memory of Stone

徳島で大麻や楮など、古代から使われてきた繊維を調査していた時、太古の人々が山上の「磐座(いわくら)」と呼ばれる巨石に祈りを捧げ、そこからものづくりが始まっていたことを知った。
磐座は祈りの場であると同時に、その土地の自然を象徴し、モノが生まれる根源的な存在でもあった。その経験が、この展示の端緒となっている。
本展では古代の繊維でつくった作品と、現代の暮らしの中で使われていた布を素材に、土の顔料と膠で固めることで石のように変化させた作品、そしてそれらをつなぐ阿波の青石を展示している。
織物の街・八王子で、布と石、祈りと循環の記憶を見つめ直す。(高須賀 活良)

日程:11/8~12/7 水曜定休

時間:10~17時

会場:工場跡地 東京都八王子市中野上町2丁目25−6

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高須賀活良

大学でテキスタイルを学び、2011年に修士課程を修了。古代布への関心から、日本各地の伝統技法や風土に根ざした制作・調査を行う。
植物や土地に宿る記憶や祈り、時間の層に耳を澄まし、繊維というメディウムで可視化。楮、葛、苧麻、大麻など古来の植物を使い、採集から糸づくり、染色、織り、造形まで手がける。素材と向き合うことは土地との対話であり、自然から受け取った命をかたちにして還すという循環的思想がある。
アート活動のほか、「ハタオリマチのハタ印」「レピヤンリボン」など地域プロジェクトや、2021年からはFUJI TEXTILE WEEK企画展ディレクターとしても活動。編著『ハタオリ学』は2024年度グッドデザイン賞受賞。


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概要:
八王子芸術祭
2023年に始まった八王子芸術祭は、地域の歴史・自然・文化を背景に、その土地に染み込むアート作品を、その土地の旧工場跡や古民家、屋外施設や公園など多彩な会場で展開します。
美術・音楽・演劇に加え、ワークショップやトーク、パフォーマンス、地域とともにまちを盛り上げる「マチイロProject」など、多様なプログラムを実施。訪れる人は「旅人」として八王子の風景や時間に触れることのできる祭典です。



ー八王子芸術祭2025概要ー

土地に染み込む、ものづくりの機械音や職人たちの手のリズム、そのうえにアートやデザインの旋律が流れるとき。時代が織り重なり、伝統が未来に巡りあうとき。
そこにどのような物語がうまれるのでしょうか。

あなたの想いも、ひとつの糸となります。経(たて)の記憶に、緯(よこ)の風をとおす。
八王子から世界へ。未来の物語を紡ぐ旅のはじまりです。



【開催期間】2025年11月8日(土)〜12月7日(日)※水曜日定休
【会場】   中野・大和田・小宮・石川および周辺複数会場
【入場料】  無料(一部有料プログラムあり)
【主催】   八王子市、公益財団法人八王子市学園都市文化ふれあい財団

【2025外部運営チーム】
Creative Direction:中村 寛
Art Production:戸田 史子
Curation:田坂 和実 、原 ちけい
Design:鄭 呟采 、足達 真帆

【公式HP】八王子芸術祭|Hachioji Arts Journey|アートとまちの10年旅
【公式SNS】Instagram:八王子芸術祭(@hachioji_arts_journey)

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アート・カルチャー
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会社概要

URL
https://www.hachiojibunka.or.jp/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都八王子市本町24番1号
電話番号
042-621-3005
代表者名
布袋孝一
上場
未上場
資本金
-
設立
2002年04月