「こんにちは赤ちゃん」高齢者に安心感を提供
お年寄りを元気にするコミュニケーションロボット「こんにちは赤ちゃん」は、高齢者に安心感を提供。高齢者施設での実証結果を発表
この、商品の特徴から、高齢者福祉の観点でどのような効果があるか検証が行われた。
KIS(かわさき基準)では、認知症の方々や障害をお持ちの方に使用してもらい、検証した結果、認証に至った。かわさき基準のコメントとしては以下の通り。
「こんにちは赤ちゃん」はコミュニケーションのきっかけを築ける製品であり、利用者によってはコミュニケーション促進や癒しの効果も期待できる製品として評価できます。高齢者の自立した生活に貢献する製品として、かわさき基準の理念における「人格・尊厳の尊重」「安全・安心」「ノーマライゼーション」への適応を評価し、認証に値するものと判断します。としている。
また、公益財団法人テクノエイド協会主催の「介護ロボット等モニター調査事業」に参画した。
調査検証の場は、社会福祉法人 東京聖新会 (同施設長、尾林和子様)
同施設では主に高齢者と介護者に対する機器の受け入れ性と、社会心理面等の改善効果を評価する調査も行った。具体的には以下の項目を重点的に調査した。
(1)-1 インターライ方式評価では「心理社会面」について調査が行われたが、22人中19人の高齢者に改善が見られた。図1に示すように年齢に関係なく改善がみられた。また図2に示すように、認知症生活自立度の程度に関わらず改善するケースが多かった。
(1)-2 特に、以下の項目で改善が見られた。
●否定的なことを言う
●自分や他者に対する継続的な怒り
●繰り返し身体の不調を訴える
●他の利用者との対立批判を繰り返す
●ケアスタッフとの対立批判を繰り返す
等の行動が減少し、心理面では改善効果があった。また、それらによって自発性、参加意識等にも効果が有意であった。
(2)-1 SUS調査
SUSを用いた介護職員の使用満足度調査では、図3に示すように、導入直後の使いやすさ指数(24.7)は導入後(32.7)へとアップし、明らかに満足度が上がった。
(2)-2 調査項目中、特に以下の項目で顕著であり
●しょっちゅう使いたくなるだろうと感じた
●使い方は大抵の人がすぐにみにつけられるだろうと感じた
●使いこなせると確信している
と、たいへん高い評価を得た。
モニター実施施設からのコメント(社会福祉法人東京聖新会 尾林和子施設長談)
「こんにちは赤ちゃん」は、利用者の反応に応じて赤ちゃんの喃語を発する。利用者からは「今度はどんなことを言うかな?」と期待のこもったご意見を頂いている。当初、「価格の安さ」やおもちゃのような「見た目」から、提供する側からの期待値は高くなく、ロボットとしての機能について「単純」で「ぬいぐるみ」の延長のような感覚を持っていたが、実際に導入してみると利用者の日常生活は「活気ある」ものとして少なからず変化がみられた。また、今までは「見えないもの」として考えられていた「心の動き」や「心理社会面」を定量的に評価したことで導入効果の「見える化」が進み、結果、「こんにちは赤ちゃん」が利用者に「役割」感や安心感を提供していることもわかった。
<商品概要>
商品名 : 「こんにちは赤ちゃん」 2点 (男の子・女の子)
価 格 : 税込み 各 8,640円 (税抜価格 8,000円 税8%)
セット内容 : こんにちは赤ちゃん 本体・取扱説明書
商品サイズ : W285 × H380 × D120mm
商品重量 : 300g
発売日 : 2017年10月28日(土)
対象年齢 : 3歳~
取り扱い場所 : 介護用品店・百貨店玩具売り場・Web販売・カタログテレビ通信販売・他
年間販売目標 : 3万個
使用電池 : 単4アルカリ乾電池×2本使用 (別売り)
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