斜め観測の手軽さが測量作業効率を大きく変える!高性能IMU搭載、アンテナ一体型GNSS受信機 『Trimble R12i GNSS』発売
整準作業が不要でストレスフリー!誰でも簡単・スピーディーに観測可能。
株式会社ニコン・トリンブル(本社︓東京都⼤⽥区)は、生産性の高いGNSS観測を目的に、IMU(慣性計測装置)搭載のアンテナ一体型GNSS受信機「Trimble R12i GNSS」を2021年5⽉18⽇に販売開始いたします。
- IMU搭載で鉛直設置の必要がなく、誰でも簡単・スピーディーに観測!
一般的に、GNSS受信機での観測では、開けた場所でアンテナを整準する(まっすぐに立てる)必要があります。先の尖った観測用ポールを使用して、整準しながら観測・移動を繰り返す作業は、熟練の技と時間、集中力を要します。
Trimble R12iはTrimble独自のIMUテクノロジー「Trimble Inertial Platform(TIP)」を搭載。本体が傾いた状態でも内蔵のIMUセンサーが受信機の姿勢を検知し、ポール先端の座標値を算出。全て自動で行われるので、整準に神経をすり減らす必要がありません。
エンジンには最新の第5世代エンジン「Trimble ProPoint」を採用。
観測時に利用可能なGNSS衛星群(※)とそれぞれの衛星信号の中から、現場環境に最適な組み合わせを選別し、TIPの計算で使用される測位値を高精度に算出します。
※GPS、GLONASS、Galileo、BeiDou、QZSS(みちびき)など
■立ち入りの厳しい場所でも
崖の側や足場の悪い場所での整準作業は危険や負担が伴いますが、R12iならポールを傾けて観測できるので安全です。
■交通量の多い道路などでも
交通量の多い道路での現況観測は、場合によっては交通を止める必要がありますが、R12iなら整準不要で素早く観測できます。
■構造物に隣接する整準できない場所でも
GNSS観測は、測点に対し受信機を垂直に設置する必要があるため、塀に隣接した地物などの観測は不得手です。斜め観測ができるR12iなら、GNSS観測の可能性が広がります。
■多くの点を素早く復元したい建設現場でも
道路や構造物などの設計データから大量の点を現地に復元する測設作業でも、R12iなら点ごとの精密な整準が不要なので、次々と素早く簡単に作業ができます。
■工事車両や鉄筋コンクリートの側など、磁気の影響を受けやすい場所でも
IMUは磁気の影響を受けないため、車や鉄筋コンクリート等の金属製品、室外機の側などでの観測時にも、安定した精度を維持します。
- ARと組み合わせて、現場で三次元モデルを簡単・高精度にイメージ共有
Trimble R12iは、高精度屋外ARシステム「Trimble SiteVision Ver.3」(近日発売予定)との連動が可能です。
R12iで取得した高精度な測位データを利用して、配管や建物などの三次元設計データを現地にAR表示。画面上で現実とデータを重ねて見ながら確認できるので、関係者との意思疎通や施工イメージの共有が現場でスムーズに行えます。
■地形測量に
以前測ったデータを取り込んでおけば、現状とデータの違いが一目瞭然です。
■工事測量などに
3次元設計データを取り組むことで、工事の進捗具合をリアルタイムにARで確認できます。
- 製品情報
https://www.nikon-trimble.co.jp/products/product_detail.html?tid=399
●出荷開始:2021年05月25日(予定)
●標準価格:詳細は最寄りのニコン・トリンブル ジオスペーシャル事業部正規販売店へお問い合わせください。
- 株式会社ニコン・トリンブルについて
- お問い合わせ先
住所:東京都大田区南蒲田2-16-2
担当者:ジオスペーシャル事業部
E-mail:gs-info@nikon-trimble.co.jp
ニコン・トリンブル会社HP:https://www.nikon-trimble.co.jp/
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