サフィロとアクアフィルが共同でエコサスティナブルなアイウェアを生産
再生ナイロンのエコニール(ECONYL)®を使用
人、製品、地球にとって持続可能なビジネスを目指すサフィロの取り組みの一環として
パドゥヴァ、2020年2月21日 – アイウェアのデザイン、製造、販売における世界的リーダーであるサフィロは本日、半世紀以上にわたって合成繊維の生産を手掛ける有名なグローバル企業であるアクアフィル(Aquafil)との先駆的提携により、再生ナイロンのエコニール(ECONYL)® をアイウェアコレクションに導入することを発表しました。
エコニール® は、漁網、使用済みカーペット、繊維スクラップといったプラスチック廃棄物を再生・浄化処理することにより得られる再生ナイロンです。エコニール® は、解重合と再重合のプロセスによって生成され、新品のナイロンとまったく同じ性能を発揮します。また、品質を損なうことなく、リサイクル、再生成、再成形を繰り返すことができます。
これまでアイウェアの大量生産に使われたことがないこの素材を採用したことは、サフィロが、その持続可能性戦略や、統合型産業におけるイノベーション導入の努力をさらに進展させていることを明確に示しています。「リサイクル材料の活用への投資は、責任ある事業活動を推進する当社の継続的努力を示すものです」と、サフィログループのCEO、アンジェロ・トロッキアは述べています。「この持続可能な素材を採用することで、私たちは社会貢献を行うとともに、新たな資源を使うことなく製品を作ることができるようになります。当社のカーボンフットプリントを削減するために、可能な限りエコニール® の使用を拡大するつもりです。」
「サフィロは、長年にわたって高品質なアイウェア製品を生産しています。アイウェア産業におけるこのような有力企業との提携が実現して嬉しく思います」と、アクアフィルのCEO、ジュリオ・ボナッツィ(Giulio Bonazzi)は述べています。「現在のところアイウェアは、当社のエコニール® 素材が使用されるまったく新しい分野です。サフィロのような企業と当社を最も強く結びつけるのは、この開拓者精神です。サフィロは、私たちと同様、そのDNAにイノベーションが組み込まれているのです。」
サフィロが展開するライセンスブランドの1つである Tommy Hilfiger から近頃発売された新しいTOMMY JEANSアイウェアコレクションが、エコニール® の再生ナイロンを使用したスタイルを最初に取り入れました。サフィロは今後、他のコレクションにもこの素材を順次導入していく予定です。
サフィログループについて
サフィログループは、サングラス、オプティカルフレーム、スポーツアイウェアのデザイン、製造、販売をグローバル展開する企業です。1878年以来受け継がれてきた類まれなクラフトマンシップと経験によって、イタリアの伝統に基づいたデザイン及び高品質な製品開発をしています。北米、南米、ヨーロッパ、中東、アフリカ、アジア太平洋地域、中国など世界の40か国に現地法人を置き、50以上の販売網を通じて世界中の10万以上の厳選された小売店舗に流通しています。自社ブランドとしてカレーラ、ポラロイド、スミス、サフィロ、オキシド、ライセンスブランドにはディオール、ディオールオム、フェンディ、バナナレパブリック、ボビー・ブラウン、ボス、デイヴィッド・ベッカム、エリー・サーブ、フォッシル、ジバンシイ、ハワイアナス、ヒューゴ、ジャック・スペード、ジミー・チュウ、ジューシークチュール、ケイト・スペード・ニューヨーク、リーバイス、リズ・クレイボーン、ラブ・モスキーノ、マーク・ジェイコブス、マックスマーラ、マックス・アンド・コー、モスキーノ、ピエール・カルダン、ラグ&ボーン、レベッカ・ミンコフ、サックス・フィフス・アベニュー、スォッツィ、トミー・ヒルフィガーがあります。
サフィロはイタリア証券取引所(ISIN code IT0004604762, Bloomberg SFL.IM, Reuters SFLG.MI)に上場しており2018年、9億6,290万ユーロの純収益を記録しました。
アクアフィルについて
アクアフィルは、ポリマーや合成繊維を生産するグローバル企業です。2011年より、意欲的な資源循環プロジェクトの一環として、漁網、使用済みカーペット、繊維スクラップといったナイロン廃棄物を再生ナイロンであるエコニール® に生まれ変わらせるリサイクルシステムを実施しています。これまでのところ、エコニール® は、アクアフィルの全生産量の3分の1以上を占めています。
何百ものファッション、カーペット、ホームデザインブランドが、エコニール® を使用した材料を製品に使用しています。
3大陸8カ国に自社拠点を持つアクアフィルは、バリューチェーンに沿った良好なパートナーネットワークの力を発揮することができます。これにより、人間活動が環境や地球に与える影響を低減しようとする絶え間ない努力において、個々の生産活動の持続可能性を追求することを目指しています。
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