ロンドンのEdTech世界大会で日本のスタートアップが優勝 日本予選はEduLabが主催
- 取り組みの概要
世界最大のEdTechコンペティションであるThe Global EdTech Startup Awards(GESA)初の日本予選をEduLabが主催し、勝利したアルクテラス社 が1月23日にロンドンで開催された世界決勝に出場、日本企業として初めてグローバルで優勝しました。2位にはケニアの学習管理サービス「M-Shule」、3位には大企業や組織などと協働して学生に社会問題の学習機会を提供するインドの「MentorMind」が選ばれました。
(写真左からEduLab和田、アルクテラス新井氏、MindCETスタインバーグ氏、同ワイスマン博士)
同大会には世界70カ国以上の国・地域から2,000社を超えるEdTechスタートアップがエントリーし、米国・メキシコ・英国・スペイン・フランス・イスラエル・南アフリカ・インド・中国・日本での地域予選を勝ち抜いた18社がロンドンに集結、審査員や投資家など200名以上の前でプレゼンテーションを行いました。ウィキペディアの共同創始者であるジミー・ウェールズ氏をはじめとした約20名の審査員が2017年の最も有望なEdTechスタートアップを決する同大会で、EduLab取締役副社長 兼 CMOの和田も審査員として参加いたしました。
EduLab取締役副社長 兼 CMO和田のコメント:
昨年初めてGESAに審査員として参加した際、錚々たる審査員の顔ぶれ、世界中から集まる投資家を見て、日本のスタートアップが参加していないことを大変残念に思いました。当社は日本のEdTechの発展に寄与することもミッションの一つとして掲げていますので、GESAの日本予選開催に向けて尽力してきました。今年それが実現し、さらにアルクテラス社が総合優勝を果たしたことで、世界との接点さえあれば日本のEdTech企業は十分魅力的であることが確信できました。
- 優勝企業について
優勝したアルクテラスは2010年に創業、学習ノートの共有アプリ「Clear」を提供しています。国内外に約170万人のユーザーを抱え、アプリ上で共有されているノートの数は20万冊を超えます。
代表取締役社長 新井 豪一郎氏のコメント:
GESAのことは知っていましたが、これまで日本企業が参加するルートがなく残念に思っていました。今回その道を切り開き、チャンスを作ってくれたEduLabに感謝しています。ロンドン決勝では参加者のプレゼンテーション・スキルが非常に高く、レベルの高い戦いでした。だからこそ総合一位として名前を呼ばれた時は、純粋にプロダクトそのものの価値を評価してもらえたと感じました。今回の優勝によって、世界展開の拡大に向け自信を持って経営の舵取りができることを確認できたのが一番の収穫です。
(アルクテラス新井氏)
大会を主催したイスラエルの EdTech スタートアップインキュベーターである「MindCET」ワイスマン博士はGESAの予選が今年初めて日本で開催されたことに対し、「日本のような技術革新が進んだ国が参加したことは、教育業界におけるEdTechスタートアップの重要性を示す良い事例になる」と参加を歓迎しました。また優勝したアルクテラス社については「サービス内容の革新性」を評価ポイントとして挙げ、「アルクテラスのサービスは市場に変革をもたらす可能性があるという点で、審査員全員の意見が一致しました」と話しています。
(MindCET ワイスマン博士)
今後もEduLabは、有望なEdTechスタートアップ企業の発掘・支援、ならびに協業・投資の実施を行うとともに、日本とグローバルなEdTech市場との架け橋となることで、教育およびEdTech市場の発展に世界的に寄与して参ります。
- 株式会社EduLabについて
EduLabは、EdTech分野における新事業の開発・投資、教育ITソリューション・プラットフォームの提供、次世代教育の支援、スクールマネジメントなど、最新のラーニングサイエンスをベースに次世代の教育ソリューションを実現します。東京、シアトル、シンガポール、香港、北京、上海、バンガロール、プネを拠点として展開しています。
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